蜘蛛男 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488401030

感想・レビュー・書評

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  •  明智小五郎が海外旅行で日本を留守にしていた頃。
     巷を騒がせる蜘蛛男と呼ばれる凶悪犯がいた。
     それを追うのは法医学者であり犯罪学者であり素人探偵でもある畔柳友助博士!
     畔柳博士は“日本のシャーロック・ホームズ”と紹介されています。
     野崎三郎青年を助手に活躍する義足の学者探偵!
     乱歩には明智小五郎以外にもこんな探偵もいたのですか!
     明智小五郎がエラリー・クイーンならば畔柳博士はドルリー・レーンだ!
     存在自体がコスプレをしているようなキャラの立った畔柳博士は明智小五郎よりも読んでいて面白い感じがします。
     一生懸命なのですが一歩至らず蜘蛛男に出し抜かれてばかりいる畔柳博士を応援していたのですが……。

    少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
     コスプレ探偵・畔柳博士@江戸川乱歩『蜘蛛男』(ネタバレ注意!)
       http://sfclub.sblo.jp/article/184547037.html

  • 子どもの頃夢中で読んだ江戸川乱歩の世界がありました。
    時代背景もあるせいかトリックが古臭い感じもあったけど名探偵明智小五郎ここにありって感じの冒険活劇で楽しく読めました。

  • 独特の語り口は時代的なものか乱歩先生的なのか

    総評
    長編読破2冊目です。「孤島の鬼」と比べると異色性では負けますが、
    読みやすさは断然上でした。
    「明智小五郎」も出てきますし、乱歩のある意味での「基本」の
    作品なのでしょうか。その辺は、もっと数を読まないと分からない
    事だと思います。

    タイトルの語り口についてですが
    「この後、この行動が大きな役割を果たすことになる」みたいな
    地の文が一種ナレーション的で、かつヒント多めなのは、
    この時代の書き方なのか、乱歩先生独自のものなのか、
    そういう所にも興味がわきます。

  • 乱歩の長編はドキドキする。エログロ描写もわりとあるのだけれどそれ以上に面白い。

  • 松本清張が乱歩に失望した昭和の大衆ミステリー。
    快楽殺人鬼蜘蛛男と探偵の対決よりも蜘蛛男に気に入られた平田という悪漢青年の生きざまが現代的。というより人の本質なのでしょう。
    当時のイラストを使用していて作品の不気味さが助長されています。

  • セカンドハンドで買ったので春陽堂じゃないけど、
    まあ内容的にわざわざ春陽堂版を買い直す気にはならない。

    江戸川乱歩は好きなんだけど、
    短編の秀逸さとエログロの意味不明さの差が、
    私には、
    ありすぎるように思う。
    そんな中この蜘蛛男が3なのは、
    当時連載されていた雑誌のコメントが
    各話にそのまま掲載されていた点が
    物語に興を添えていたので。
    作品とは関係ないけど。

    初めの方はまだわかるんだけど、
    最後は蜘蛛男は一体何をしたいんだかさっぱりわからなかった。
    明智小五郎は頑張っていたけどね。

    江戸川乱歩って抑圧されていたのかなあ。
    同性愛傾向もある説もあるけど。

  • 情景が浮かんでくるような描写。
    タネは序盤で疑った通りだったが、中盤で明らかにしてしまうとは思わなかった。
    終わりの呆気なさが良い

  • 最初に読んだのが小学生の頃で、最近も山口譲司のコミカライズを読んでいたので、物語の核となる大どんでん返しのことは知っていたけど、その分乱歩が読者に情報を与えつつ、最大限大どんでん返しを悟られないよう苦心するさまが見て取れてこれはこれで面白かった。さすがに今となっては読者に語りかける古色蒼然とした探偵物の文体はきついものがあるけど。

  • 最後結構あっさり終わったなあ… と

  • エログロナンセンス

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著者プロフィール

1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去

「2018年 『人間豹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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