喜劇悲奇劇 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 147
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488402198

感想・レビュー・書評

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  • 3+

  • ミステリィをここまで徹底して言葉遊びにするとは、なんともはや。
    そして奇術のトリックがそのままミステリィのトリックというのも、この舞台と登場人物ならば当然。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14763911.html

  • 図書館にて借りる。よくこれだけ回文思い付くよなぁ、と素直に感心してしまう。

  • 一行目:「台風とうとう吹いた。」
    泡坂先生の本を読んでみたいと思っていたが、初めてまともに手に取った。この作品は著者の中でどんな立ち位置なんだろう。
    船上の劇団の話。回文がポイントだ。
    ちょっと長かったかな…

  • 回文のアイデアがすごい!

  • タイトルが回文、各章の題が回文、舞台名も回文といった作者の言葉遊びへの愛が溢れている回文ミステリです。
    そんな本書は登場人物で回文名を持つ者が次々に殺されていきます。
    妻に逃げられたアルコール浸りの落ちぶれ奇術師の七郎はウコン号の処女航海でさえない腕前を披露する事になり、紹介されたアシスタントの真を伴い船に向かいますが、初日直前の船内で連続殺人の騒動が持ち上がります。
    そんな連続殺人の犠牲者には奇妙な共通点が見出されます。
    回文名を持つ者ばかりが殺されるのです。
    何とも泡阪先生らしい作品です。

  • 読んだのはノベルズで。泡坂氏の中でも特に好きな一冊。考えるの大変だったろうなぁ。

  • これはおもしろかった。
    内容も内容で面白かったけれどそれ以上に言葉の遊び方に感動した。こういう風な文章を書く方っていうのは語彙力が凄まじいんだろうなぁ。
    ちなみにこの小説、タイトルや小見出しだけでなく書き出しと結びの一文も回文になってます。すごいな!

    概略
    アルコール浸りの落ちぶれ奇術師七郎は、動く一大娯楽場〈ウコン号〉の処女航海でさえない腕前を披露することになった。
    紹介されたアシスタントを伴い埠頭に着いたところが、出向前から船内は何やら不穏なムードに満ちている。
    案の定と言うべきか、初日直前の船内で連続殺人の騒動が持ち上がり、犠牲者には奇妙な共通点が見出され……。
    章題はすべて回文、「台風とうとう吹いた。」の一文で始まる、奇抜な謎とぺてんの楽しさてんこ盛りの本格長編ミステリ。
    言葉遊びへの造詣こよなく深いミステリ界の魔術師泡坂妻夫が物した、他の追随を許さない会心作。

  • 大好きな泡坂妻夫のミステリ。泡坂さんらしいタッチの語り口とともに、これでもか、と出てくる回文たち。回文だけでも十分楽しめる一冊。日本語って面白い。

  • 世の中にはこんなにも回文があったのか! と眼から鱗。それを小説に仕立ててしまった泡坂さんは物凄い。

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著者プロフィール

泡坂妻夫(あわさか つまお)
1933~2009年。小説家・奇術師。代表作に「亜愛一郎シリーズ」など。『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞。『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞。『蔭桔梗』で第103回直木賞。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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