- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488403065
感想・レビュー・書評
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これぞアリバイ崩しだよね
こういう堅実で硬派なミステリを書き続けた鮎川哲也という存在はやはり偉大
最後に明かされるトリックも納得
気づかないもんだね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まやゆたかの解説を読んで、
感じるところがあった
唐突に解決が来るのではなく、
調査してこれではないかと?
推測をたてて検証をして
その仮定が楽しい
というような
ミステリをラストだけで、評価するなら不要だが
長いミステリを面白いと思わせるにはそういった部分が必要だろう -
アリバイ崩し。堅牢なアリバイをわずかな綻びから崩していく面白さ。時刻表をマジマジと見るのも楽しいが、内容はじっくりと腰の重い印象。
解説が麻耶さんで、非常に濃い内容だった。 -
途中どうつながるのかと思ったけどつながったねー。
しかしつながってからもなかなか難しくて、これ残りページすくないけどどうなるの、って思ったけど納得の結末だった。
読んでて気持ちいい作品でした。 -
初の鮎川さんの作品。メインのトリックもサブのトリックもよく出来てる。発表年代が1965年と古い。電報とかの時代だもんなぁ。時刻表トリックも出てくる。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou19701.html
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再読。
個々の事件の繋がりが判明し、犯人が絞り込まれていく過程がスリリング。さらに著者お得意のアリバイトリックと緻密なロジックが愉しい。完璧に思われた犯人の計画がわずか1章のみ登場する鬼貫により崩されていくさまは圧巻の一言。 -
2010/3/8購入
2018/12/24読了 -
作者お得意のアリバイトリック。ふたつの殺人事件は、それぞれが独立した短編小説であってもおかしくない。そこにひとつの自殺が絡んでくることによって、個々の事件は見事にリンクし、第一級の長編ミステリへと様変わりする。犯人を推理することは比較的簡単。本作品はミスリードも特にない。しかし、犯人の些細なミスから真相を導き出すのは至難の業である。