サムソンの犯罪 (創元推理文庫 M あ 3-9)

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  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488403096

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  • 中国屏風
    別冊小説宝石 1973年7月盛夏特別号

    割れた電球
    問題小説 1975年5月

    菊香る
    問題小説 1975年11月

    屍衣を着たドンホァン
    野性時代 1975年7月

    走れ俊平
    小説サンデー毎日 1975年8月

    分身
    小説推理 1976年2月

    サムソンの犯罪
    問題小説 1974年11月(原題 ヘラクレスの犯罪)

    あとがき 鮎川哲也
    徳間書店「サムソンの犯罪」 1976年2月

    「中国屏風」作品ノート 鮎川哲也
    立風書房「鮎川哲也短編推理小説選集6 写楽が見ていた」 1979年2月

    解説 霞流一

  • 三番館シリーズ

    『中国屏風』
    殺害された強請屋。射殺された被害者と中国屏風に残された弾痕。カセットテープに録音された情事の秘密。事件直前事故にあって車いすに乗る内縁の妻。殺人のショックで入院した妻の枕に隠された秘密。

    『割れた電球』
    暗闇の中射殺された被害者。逮捕された女性。探偵が捜査する2人の容疑者。盲目の男とプレイボーイの容疑者。割られた電球の謎。

    『菊香る』
    謎の女の依頼でキャバレーに来る男の盗撮をする探偵。男が嗅いだ菊の花に隠された秘密。殺害されたプレイボーイ。容疑者は双子。謎の女の正体。

    『屍衣を着たドンファン』
    夫に勧められ鎌倉に「ルソー展」を見に来た女。その間に殺害された女の愛人。

    『走れ俊平』
    マージャンクラブの借金を取り立てる男の死。5人の容疑者。借金を返した男。アリバイのない容疑者たち。突如ストリーキングをした男に隠された秘密。

    『分身』
    ある不動産業社長と不倫関係にある良子。良子のそっくりな人間の出現。そして洋服を注文する詐欺。

    『サムソンンの犯罪』
    自分の小説に話題性を持たせるために自分にそっくりな人間に変装し旅をする作家。作家が執筆する予定の雑誌の編集次長が殺害される。

     2010年6月25日読了

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著者プロフィール

鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の第13巻「十三番目の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

「2020年 『幻の探偵作家を求めて【完全版】 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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