殺しへの招待 (創元推理文庫 M て 1-6 天藤真推理小説全集 6)
- 東京創元社 (1997年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488408060
感想・レビュー・書評
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真相は最後に分かるんだけど、そんなに思い通りにはならないんじゃないかなという気もする。
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うおおぉ。ぐいぐい読ませる作品でした。内容について語るとネタバレせずにはいられないので、詳しく書けないのがもどかしい。
夫婦の秘密、濡れ場、人間の裏の顔といった、毒気も振りまきつつ、一方では、夫婦の愛の復活や友情などちょっと救いも入れての絶妙なバランスでした。面白かったです。 -
もしかして?って思ってたら、やはり。でも面白かった。
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昼ドラのようだ。
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おぉー...1973年。この時代にして、このスピードで
モダンな文体。凄いなー。
ややクドいかな?とも思えるくらいな細かい伏線と
その収拾の丁寧な作業により、犯人がごく自然に
分かるという、なんと丁寧なミステリーなんでしょう。
適度なユーモアや適度な毒も凄くバランスよく
味付けされてして、読んでいても飽きないです。
...あ! オリジナルの刊行は産報出版!!!
これ自分の父親が以前に働いていた会社でした(笑)。 -
ストーリー設定が面白いので、自然とその中に入ることができた。登場人物同様、手探り状態で第一章を読み終えると、次章では展開がガラリと変わる。構成も非常に巧く、ラストのサプライズまで退屈せずに一気読み。手の込んだトリックにも感心させられたが、事件の合間に時折出てくるそれぞれの夫婦関係の変化に、作者の優しさが垣間見え、なんとなく嬉しく感じた。