ボーナス・トラック (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.80
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本棚登録 : 753
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488409111

作品紹介・あらすじ

草野哲也は、雨降る深夜の仕事からの帰り道、轢き逃げ事故を目撃する。雨にさらされ、濡れた服のまま警察からの事情聴取を受けた草野は、風邪をひき熱まで出てきた。事故で死んだ青年の姿が見えるなんて、かなりの重症だ…。幽霊との凸凹コンビで、ひき逃げ犯を追う主人公の姿を、ユーモアたっぷりの筆致で描く、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞の著者デビュー作。

感想・レビュー・書評

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  • かる~く読めるのに、楽しくて感動する内容だった。

    死んだら?
    幽霊が見えたら。
    今とは違う感じ方なんだろうなと思う。死んだら、客観的に見れるけど。知っている限り、生きているからこそ出来ることだらけ。

    だけど、もしボーナストラックがあるなら。先に死が訪れた方に来たらいいなぁと思う人が居る。挨拶だけでも出来たら良いなと思う。

    • nori-blueさん
      あなたらしい感想だね!
      なるほど、そうやって使う手があるな
      ただし、私のほうが先ですから
      あなたらしい感想だね!
      なるほど、そうやって使う手があるな
      ただし、私のほうが先ですから
      2013/12/28
    • 373akikoさん
      どっちが先かなんて分からないですよ♪
      どっちが先かなんて分からないですよ♪
      2014/01/05
  • 発売から長期間経過した旧作にテコ入れする際に用いられるボーナス・トラック。この本ではボーナス・トラックが、遊び心の愉悦とともに、忘れ難い記憶を聴き手の心に刻み込んだのだ。ハンバーガーショップの店員・草野が大雨の帰り道、轢き逃げ事件に遭遇する。轢死したのは大学生の亮太。亮太は幽霊となり、草野は亮太を認識でき、一緒に行動を共にすることになる。草野は亮太の明るい性格により仕事が好転する。亮太も自分を轢き殺した相手探しのため、草野に助けてもらう。人生では毎日、ボーナス・トラックを感じとれるように過ごしていたい。

  • 好きな作家のデビュー作。なかなかタイミングが合わなかったがようやく読めた。   
    デビュー作から人の心に染み入る良い話を書くなぁこれ。   
    あんまり多作じゃないのが残念ではあるが、一作一作がとても良い話。   
    『ボーナス・トラック』、良いタイトルだ。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    草野哲也は、雨降る深夜の仕事からの帰り道、轢き逃げ事故を目撃する。雨にさらされ、濡れた服のまま警察からの事情聴取を受けた草野は、風邪をひき熱まで出てきた。事故で死んだ青年の姿が見えるなんて、かなりの重症だ…。幽霊との凸凹コンビで、ひき逃げ犯を追う主人公の姿を、ユーモアたっぷりの筆致で描く、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞の著者デビュー作。

    最後成仏できて良かった良かった・・・と言う前に20歳そこそこで死んでしまった亮平のご両親を思うと・・・成仏できて良かったね。とは終われなかったのが本音。しかも、親は見えないし・・・。

  • 軽快な文章が読みやすく、爽やかな読後感のある作品。軽く読める作品で、素直に感動もできる。話もうまくまとまっているものの、決してレーベルで判断して推理を期待して読んではいけないなぁと。
    系統的には「カラフル」的な感じで、確かにお涙ちょうだいな部分もあるものの、そこが面白かったりもする。人の心境の変化については、物語の流れが綺麗なので分かりやすい。
    惜しむらくは、綺麗に纏まりすぎていて、こじんまりした印象も受けるところか。もう少しこの作品ならではという、尖った部分もあってもいいのかなぁとは思ったり。

    キャラクターが好い人ばかりなので読んでいて気持ちいいし、前向きにもなれる一作。

  • さすがはファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
    作者の越谷さんはこういった日常性に非日常的なシチュエーションを折り込ませた舞台でキャラクターを動かす物語を語らせたらホント最高だよなぁ、感動してしまった。

    おそらくプロレス好きなんだろうなぁというのがひしひしと感じられる。
    ブックというか、プロレス特有のエンターティメント性。勝敗云々よりも見ている人をどれだけ喜ばせられるか、楽しませてナンボという世界感を感じた。
    こういう独りよがりではない、娯楽性を追求する姿勢はすごく好き。

    まいど結末をほろりとさせる構成力といい、ときおり心をほっと暖めるようなエピソードをちりばめるあたり、さすが。

  • よかった〜

  • やっぱり越谷オサム作品は爽やか青春だね!
    作品の中ここかしこに散りばめられたロック節もロック好きにはニヤリとさせられてグー!
    最後はちょっぴりおセンチ気分になれるのもまた良いね。

  • 越谷オサム作品はどれも暖かい居場所みたいなのがそれぞれの登場人物に用意されていて、それを噛み締めながら最後まで読めるから楽しくて好き

  • 幽霊亮太の人畜無害で能天気なところと、相方草野の優しくて人のいい感じと、だいちゃんの朴訥とした誠実なひとがらが、突飛な設定でともすればうんざりしそうなストーリーを軽快で後味スッキリとさせてると思う。
    凄く読みやすくて、面白かった。
    けど、タイムリーな交通事故関連が、ここしばらく続いていて、自分も気をつけなきゃと気が引き締まる思いです。

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。学習院大学経済学部中退。2004年「ボーナス・トラック」にて、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。映像化もされた『陽だまりの彼女』で、2011年啓文堂主催「おすすめ文庫大賞」を受賞。

「2020年 『魔法使いと副店長』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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