コミカル・ミステリー・ツアー 赤禿連盟  創元推理文庫

  • 東京創元社 (1992年11月29日発売)
3.46
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本棚登録 : 123
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488410018

感想・レビュー・書評

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  • 過去に発売された単行本(ドーナツブックス)からの再録が目立ったので発売当時は買わなかったのだが、今回 中古店で3巻まで売っていたので購入。(残念ながら4巻は無かった)

    1巻では大ヒット作「がんばれ!!タブチくん!!」の主人公 タブチくんをミステリー作家に置き換えた「がんばれタブチ先生」、松本清張、江戸川乱歩、エラリークイン、アガサクリスティ等(その他多数)のパロディが収録されているが、メインは我が『哀』すべき迷探偵シャーロック・ホームズのパロディ。

    的外れというかトンチンカンな推理(たまにまともな推理もするが)と行動、薬物中毒、超貧乏、探偵以外の仕事をしても失敗ばかりの臆病者で自他共に認める「甲斐性なしの社会不適応者」のホームズ。

    そんな無能(笑)な彼を見捨てずサポート(たまに冷たく対応する事もあるが)するワトソン

    その夫人でホームズを『モルグ街の殺人鬼』『19世紀ロンドン市民社会に巣くう寄生虫』『10番街の絞殺魔』と呼び「バチあたりのセンチ虫」「ろくでなしのヘボ探偵」「ゴキブリ、なめくじ、ベンジョ虫、カマドウマ 」と罵倒するメアリ(いしい作品の代表的女性キャラというと今では藤原先生が有名だが個人的にはメアリとB型平次のおしずが双璧)。
    少しと言うよりかなり「おかしい」依頼人達が繰り広げる悲喜劇は「バイトくん」と並んで好きな作品(シリーズ)。

    メアリ絡みのストーリー(「入院患者」での「街路樹でも食ってなこのカミキリ虫!」のセリフが最高!),お遍路姿で鈴を鳴らすホームズ(「第二の呼び鈴」),「瀕死の探偵」,「ボヘミアの醜聞」,「バイオリン殺人未遂事件」のオチが個人的にはお気に入り(ツボ)。

    それにしても いしいひさいちの読書量といい、それを4コマ(それもギャグ)にまとめ上げる才能には畏れ入るというか脱帽。

    ミステリーファンは勿論の事、そうでない人でも楽しめる本である。(でも堅物のミステリーファンに受け入れがたいかも)

  • 基本4コマ or 8コマ漫画でシャーロック・ホームズ・シリーズのパロディ。
    ホームズがかなり情けないヤツになっていて笑える。
    ワトスン夫人のメアリが結構辛辣(笑)
    などと思っていると不意に別ネタ「がんばれタブチ先生」が割り込んでくるし、
    ミステリ以外の海外作品も顔を出す。
    江戸川乱歩「人間椅子」をパロッた「人間座椅子」がツボ。

    • darkavengersさん
      いしいひさいちのホームズ、好きなキャラクターの1人です。
      メアリに「社会不適応者」とか言われたりで結構哀れなんですよね。
      久々にシリーズ...
      いしいひさいちのホームズ、好きなキャラクターの1人です。
      メアリに「社会不適応者」とか言われたりで結構哀れなんですよね。
      久々にシリーズを読みたくなりました。
      2013/11/18
    • 深川夏眠さん
      いつもありがとうございます~m(_ _)m
      最近購入した創元推理文庫の
      とある本に、このシリーズの宣伝が出ていて気になったので買って読み...
      いつもありがとうございます~m(_ _)m
      最近購入した創元推理文庫の
      とある本に、このシリーズの宣伝が出ていて気になったので買って読みました。
      独特の「ズレ感」が心地よいですね。
      2013/11/18
  • -260

  • 再読。本の整理してて、つい読み出して可笑しくて止まらなくなって、結局全部読んでしまいました。モデルになった作品たちも、かなり売るつもりやったけどどうしようかなあ、って気分に。
    (2014年05月25日読了)

  • 現代哲学、スポーツ、時事問題など

    バラエティーにとんだ4コママンガを発表し続ける著者による

    ミステリー小説をパロディ化した作品集。


    私がはじめて読んだいしいひさいちさんの作品です。

  • 裏表紙
    ベーカー街221Bに医師ワトスン博士と住み、バイオリンを弾き、コカインを吸入し、化学実験に現を抜かすシャーロック・ホームズ。彼のもとに持ち込まれる難事件、怪事件の数々ー「赤髪連盟」など、《聖典》に扱われたもの、語られざる物語を素材にしたミステリ・スピリッツ溢れるこの4コマ・マンガ集成は、いしいマンガの神髄である。書き下ろしを含むファン待望の一冊。

  • ホームズ等、ミステリー作品のパロディ漫画。
    ホームズファンの友人に貸したら不評でした。
    面白いんだけどなぁ…
    3巻まで出てます。

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著者プロフィール

1951年、岡山県玉野市生まれ。関西大学に入学し漫画同好会に入会。在学中より求人誌『日刊アルバイト情報』で「Oh!バイトくん」を連載し、大学卒業後、四コマまんが集『バイトくん』(プレイガイドジャーナル社)を出版。1985年に文藝春秋漫画賞、2003年に手塚治虫文化賞、2006年に菊池寛賞を受賞。現在、朝日新聞朝刊の「ののちゃん」を連載中。著作に「がんばれ!!タブチくん!!」「おじゃまんが山田くん」「地底人」「コミカル・ミステリー・ツアー」「現代思想の遭難者たち」「女には向かない職業」「となりの山田くん」「ホン!」「フン!」「ヘン!」「まぁ映画な、岡山じゃ県!2―シネママル珍風土記」「現代思想の遭難者たち」「ののちゃん①~⑪」など多数。

「2018年 『ののちゃん ⑪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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