- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488410124
感想・レビュー・書評
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ミステリー部分はシンプルであっさりしています。
落語にあんまり興味ないですが楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お初の作家さん。いわゆる安楽椅子探偵モノ。登場人物は落語家さんで、メインは落語のお話。落語は門外漢のわたしにはちょっと難しいお話でした。まず落語家さんのお名前が架空の人物なのか実際いるのかがわからない。そして落語がわからないからストーリーなのか謎解きなのかがわからない。落語の専門用語もわからないので何度も戻ったりして。答えのヒントも落語関係でわからない。とにかく落語を好きな方にはハマる作品なんだろうなとつくづく感じました。
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2つ目の噺家と結婚した、落語が何人でやるのかも、
知らなかった女性が巻き込まれる事件を、
脳溢血で療養中の師匠が解き明かしていく。
落語を絡めて、なかなか面白く読めるお話でした。
ただ、事件そのものはいまひとつです。
落語知っている人の方が何倍も楽しめるのでは
ないでしょうか? -
これはいいねぇ。
寄席に行ってみたくなる。
とりあえず続編は絶対読んでみる。 -
落語ミステリ。
噺家の奥さんが語り部。探偵役は噺家である旦那の師匠。師匠は脳梗塞の後遺症で上手く喋ることが出来なくなり引退しているが、頭のキレは鈍っておらず相談事にカタコトでヒントを与えてくれる。
ドラマ「タイガー&ドラゴン」ほど軽快ではないが、落語と絡めて楽しませてもらえる。ミステリ部分は普通。短編のため、犯人の意外性は薄い。 -
落語を題材にした小説は、過去に4冊くらい読んだけど それぞれに(当たり前だけど)違いがあって面白い。
今のところ、一番好きなのは「しゃべれどもしゃべれども(佐藤多佳子さん)」
だけど、これもかなりよかった。
シリーズ続編も是非読みたい! -
主人公は落語家の妻で、落語家の世界の話。
日常や落語の謎を、落語家が解くというミステリー。
落語を知ってる人だと文句なく楽しめるが、全く知らないと言葉や世界観がわからずに、何度も前のページに戻ったりして進まない。
名前から覚えられないので、混乱してしまった。
同じ落語家シリーズなら、北村薫の方が読みやすいかな。 -
楽しく読みました。登場人物が魅力的だということが楽しく読める最大の理由ですよね。
福の助夫婦のそれぞれの成長が作品の成長と密接に関連しているので、これは2作目、3作目と手に取りたくなります。
この1冊の中でも(3編入ってますが)あとに進むほど、良くなっている感じです。(具体的にどこがどうとは言えませんが)
文庫のカバーに「円紫さん」シリーズの案内がありますが、円紫師匠、どうなさってますか?もとより作風が違うので、比較などできませんが、懐かしく思い出しました。
今後、福の助さんが円紫師匠に比肩する真打になることを大いに期待しています。 -
落語家が紐解くミステリー。
安楽椅子探偵ものでもあり、奥さま探偵ものでもあり、もちろん、作品自体が落語の人情噺でもあり。
著者の落語への饒舌な愛情満載です。
声のいい、どなたかに朗読してもらったら最高の噺だと思いました。