パーフェクト・ブルー (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 1-1)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 5632
感想 : 437
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488411015

作品紹介・あらすじ

高校野球界のスーパースターが全身にガソリンをかけられ、焼き殺されるというショキングな事件が起こった。俺、元警察犬のマサは、現在の飼い主、蓮見探偵事務所の調査員、加代子と共に落ちこぼれの少年、諸岡進也を探し当て、自宅に連れ帰る途中、その現場に遭遇する。犬の一人称という斬新なスタイルで、社会的なテーマを描く、爽快な読後感の長編デビュー作、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 宮部さんもちょこちょこ未読を読み進め中。視点が犬!というびっくり設定なんだけど、素直に読めてしまうのが面白いところ。なんとなく爽やかげに終わってるけど進也くんしんどすぎん?最後のシーンの台詞が良かったです。

  • 感想記録なし

  • 探偵事務所の犬、マサ視点で物語が進む。マサが頭良すぎる。
    登場人物が物語らしい性格というか、ベタというか、だけど個人的には好き。
    ラストはハラハラした。最後そうだったのか‥という終わりだった。

  • 宮部みゆきの処女作。
    説明が回りくどいところはあったけど、ストーリーは面白かった。
    犯人がわかって残酷な結末だなと思ったが、進也は前向きに生きてて一安心。

  • タッチ 宮部みゆき版

  • 一作目なのにストーリーがしっかりしててよかった。
    ちゃんとオチもあるし
    マサが語り手なのすっかり忘れてて
    突然の一人称が『オレ』と出てくるのがちょっと話をややこしくする感じがする。

  • ドラマを先に見た事を後悔…

    とは言え、小説の方が面白くて一気に読めた。

    ワンコロさんが大活躍し過ぎて…と言うかワンコロさん目線な所がすでにファンタジー的だけど、それはご愛嬌。
    現実にもありそうな内容。
    ドラマを見てなければ最後の流れもハッとせられただろう。

    内容の面白さより個人的な悔しさが残る作品だった…

  • 元警察犬がストーリーテラーの小説。
    犬を飼っているので色んな感情があるのかなーと思いながら完読。
    ゴツゴツとした読み味ではなく、柔らかな文体とキャラ立ちのいい登場人物。
    トリックを読み解くというより、物語を楽しむ心地でした。

  • 高校球界を代表する投手の放火殺人事件と製薬会社への脅迫事件。2つのストーリが交わる時衝撃の真相に繋がる。探偵会社で飼われている元警察犬マサの目線での物語の進行やミステリーの女王らしい宮部みゆきらしい伏線の回収が見事。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/683672

    探偵事務所の人間と行動を共にする、元警察犬マサの視点から事件を読み解く。
    著者の長編デビュー作品。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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