秋の花 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1999
レビュー : 209
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488413033

感想・レビュー・書評

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  • 真相そのものは非常にやるせないのですが、ラストでの登場人物の言動や、1つ1つの情景などのため、最終的には悪くない読後感でした。主人公とその友人とのやりとりがおもしろい。

  • 円紫さんシリーズ3作目にして初の長編。
    うーん、残念な感じです。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-893.html

  • 円紫さんと私シリーズの第3作。
    悲しい。ひたすら悲しい。

  • 今回の謎は重かったです。。
    円紫さんが解き明かしてくれるまでは、誰かに殺されたのかなと疑い始めてました。^^;
    秘密の行動は、関係者(+解ける人)以外には、謎でしかないなぁ~と。
    結局、最悪のタイミングが重なっておきた事故だったと知っても、痛々しかったです★

  •  この話の主人公である「私」は女子大生。
     そんな「私」の卒業した高校で、文化祭の準備中に、一人の少女が転落死する、という事件が起こった。
     その子には、絵に描いたような幼馴染みがいて、その彼女もまた、死にそうな顔をしていた。
     たまたま近所に住んでいたそんな二人の先輩でもある「私」は、そんな傷ついた彼女を救おうとするうちに、どんどん事件の真相へと近づいていくことになる……

     そんな話でした。
     最初、普通の会話をしている普通な人たちが出て来て。
    「うーん……そんなんが読みたいんじゃないんだけどなぁ……」と思ったんですが。
     読んでったら、だんだん薄ら寒くなっていって。
     最後は愕然とした。

     誰も悪くないことこそが、本当は一番悲しいのだと思う。
    「悪意」に対しては「憎しみ」を返すことができるけれど。
    「悪意」が存在しないものに対しては、やり場のない怒りを何処にぶつけていいのか、人はわからないんだよ。
     辛い。

     そして、結論からすると、こkれは何処ででも起こりそうな事件だったんだよ。
     もっと怖い……。

     まさに、さすが「北村薫」というような話でした。
     ちょっと、他の話も読んでみたい気がしました。
     それから、これ、シリーズの途中なんですよね。ちゃんと、はじめから読めばよかった……と、ちょっと後悔気味です(苦笑)

  • 読んだのはハードカバーのほう。

  • 描かれる世界は前2作と変わらず。人生のほろ苦さとそれを経験した少女の成長。さらにそれを見守る目の暖かさ。ただ今回は救いのない残酷さが嫌な後味をのこす。それと、長篇だと少しくどく、本筋と関係ない話が鬱陶しく感じた。

  • 「円紫さんと私」シリーズ 第3作目です。1作目「空飛ぶ馬」起こる事件があまりにどうでもいいような?日常の出来事であることにただ驚きました。こういう本は今まで読んだことがなかったです。2作目「夜の蝉」姉と妹(私)と父の関係、人の心の深さや闇の部分など、考えさせられました。3作目「秋の花」同じく考えされられました。せつなく悲しいのにどこか前向きな気持ちにさせられる、あたたかい読後感です。北村薫の世界は色でいうと透明。登場人物の心がとても綺麗です。

  • 再読。シリーズ中、この話だけちょっと毛色がちがう。紙一重のやりきれなさ、祈りと救い。秋の落ち着きと物悲しさに似合う物語です。

  • 読み終わった後、ゆっくりと散歩をしていたような気分になりました(^u^) 違う本も読んでみたいです

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』など。

「2019年 『覆面作家の夢の家 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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