六の宮の姫君 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 239
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488413040

感想・レビュー・書評

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  • 自分には難しすぎました。年齢制限のR指定みたいに文学知識のナントカ指定みたいな表示が有ればええのになぁと思います。この作品は文学好き指定やからB指定です。殆ど理解出来なかったので下世話な事を考えてしまった。それは何かと言うと、正ちゃんって《私》の事が好きかも!って事です。自分の事を「ボク」っていうからじゃなくて何と無く。前作でバイクの時も何と無く怪しかったし。既に次作を読み始めてるので違う事は分かったんですが何と無く。 理解出来る様になれば、いつか再読してみよう。

  • 一つの文献に対してここまで考察できる好奇心、考察力にほれぼれした。また、小説としても成り立っていて、始めてみる形だった。
    まだまだ自分は本だけ読んで、その先に進めていないのかとふと考えた。

  • 8/27~再読
    私はずっと「円紫さんと私」シリーズの、日常推理短編集を読むつもりだったんだ。なのに、読み終わったのは北村先生の大学時代の卒論だったんだ。何を言っているのか解らないと思うが、私にもどういうことか(略)

  • 芥川龍之介が言った「~というよりはキャッチボールだ」という言葉の意味を私が探すことに。残念ながら菊池寛や谷崎潤一郎といった有名所のことをあまり知らないので読むのは大変だった。ただ、作家の全集などを調べ、一歩ずつ答えに近づいていく感覚は面白い。

  • 北村薫さんの円紫さんとわたしシリーズの4作目。
    主人公のわたしも卒業論文に取り組む学年に。

    芥川龍之介の「六の宮の姫君」の謎を求めて、主人公のわたしが活躍します。とは言っても、芥川龍之介と菊池寛との作家同士の関係が大いに関係するのですが、彼らの関係と言うのはお互いライバルであるとともに、お互いを認め合う友でもあったのですね。

    殺人事件が発生すると言う血なまぐさいものではありません。最近で言ったら、ビブリア古書堂の事件手帖の様な本に関係した謎解きですね。

    やはり、きれいな文書は一風の爽やかさを運びますね。
    円紫さんへの淡い恋心を持つわたしの今後が気になります。

  • 十数年振りに読み返したが、以前以上におもしろい。芥川の「六の宮の姫君」を、菊池寛、佐藤春夫らとの交流をたどりながら裸にして行く。文章の繊細さも合間って、心地よい読書ができるであろう。芥川を読みたくなる。

  • 文学部の学生さんはこんな緻密な研究をするのだと感心しきりでした。

    私にとってそれほど夢中になれる謎ではなかったので、
    あまり印象に残っていないのですが、
    芥川龍之介と菊池寛の交遊はなかなか興味深いです。

  • シリーズ第4作は、日常の謎ではなく芥川作品の謎に迫る内容でした。
    日本文学に詳しい人なら面白いのかもしれないが、残念ながら自分は殆ど知識がないので、論文を読んでいるような気持ちになりました。

  • 日常の謎というけれど、普通の人にとっては謎ですらない、むしろ文芸史のトリヴィアルな事柄の掘り返し。でも、本好きにはたまらないというような感じ。ただ、意外に、女子大生同士の会話とか、「私」と円紫師匠のやりとりとかにセンスが光る感じ。生徒会の一存あたりがペダンティックになったらこうかもね(まあ、あれはあれでキャラクタが異常すぎる気もするので、違うか)と思わせる居心地のよさ。いや、むしろ、人の死なない「文学少女シリーズ」かも、と思ったが、文学少女にしろ、ビブリア古書堂にしろ、ここで謎解きをしているような種類の事柄は、探偵役の頭の中にすでにインプット済みという点が違うのですよね。
    さて、失敗したなと思ったのは、いきなりこれを読まずに、シリーズの冒頭から追うべきだったのではないかという思いに囚われる点で、この思いを抱かせるという点が、この作品がキャラクター小説でもあることを示しています。まあ、次は空飛ぶ馬でも買ってきましょう。

  • 難しかったけど、すごくおもしろかった。
    私の中にあった(のか?)文学への興味が刺激されました。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『八月の六日間』『太宰治の辞書』『中野のお父さん』など。

「2019年 『覆面作家の夢の家 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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