朝霧 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 168
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488413057

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ5作目。相変わらず文体がきれいで読みやすい。主人公も徐々に成長していく様もほほえましい。次作ではとうとう主人公も恋?次作に期待。

  • 「私」の成長ぶりは微笑ましい限りですね。

    上質な会話が文学世界に関わって展開していく世界。
    浸っているだけで満足しました。

    演者によって微妙に変わる落語のスタイル…研究素材
    としては大いに興味が湧きますね。

    北村薫さんの博覧強記ぶりにも毎回舌を巻きます。

  • こちらも何年振り、何十年ぶりかの再読。リドルストーリーの逸話のやるせなさの後にほっとさせる話しがあり作者の心優しさが表れている。果たして最新刊では「『レクイエム』を隣り合って聴いたあの人」と出会っているのか楽しみ。しかし、このシリーズ読むと、古典から現代小説までさまざまな文学をもっともっと読みたくなる。

  • 北村さんのすさまじい博覧強記ぶりには参ってしまう。

  • ≪円紫師匠と私シリーズ第5弾≫

    もはや小説というよりも,歌論に物語論に近い.
    それでも知識のひけらかしを感じないし,ミステリとしてもおもしろい.
    あの巻のあの話がまさかの伏線に!?という話もあるので,やはりシリーズ通して読んだほうが楽しさ倍増.

    読んでいてドキッとさせられる言葉も多い,
    「読者が,本を深いものにする.だから,本を読むことは楽しい.」
    自分はまだまだ作者から提供されているだけの読者だなぁ.

  • 『私と円紫さん』シリーズ5冊目にして、文庫で発売されているものでは最後の巻。

    主人公「私」は、アルバイトで入った小さな出版社で才能と仕事ぶり、博識を認められ、内定から、無事に社員となる。
    学生最後の年の後半から、入社2年が過ぎるまでを描く。
    「私」は、本当に生長した。
    我が子を見るようでうれしい。
    しかし、子が育てば親は老いるもので、自分の未来ばかり見ていた18の頃とは違い、親や周囲の大人の変化に心を配るようにもなる。

    そして、「縁があれば…」などと思っていたら…
    そんな都合よくなんて、やっぱりフィクションよね、と思ったところ、そういう流れなら全く自然ではないかと言う、またしても作者にやられた。

    私は、男性キャラが登場するたびに、もしかして「私」の相手か?!と、ゲスの勘ぐりをし続けてきた。
    皆、ダメだった(笑)
    が、しかし、今度は進展がありそうである。
    この先書かれた方が良いのか、書かれない方が良いのか分からないが、公・私ともに先輩がゴールインしたのだから、『順番』が巡ってくる日もあるのでは?

    本屋さんモノや出版社モノを選んで読んできた。
    このシリーズは、日常の謎解き物として興味を持って読み始めたのだが、主人公が出版社に就職した結果、出版社モノとしても読めるようになったのが、自分的にひそかに美味しかった。

    今回は、詩歌・俳諧の教養書でもあった。

    本郷さんの「山眠る」の句が、なんだか心に染みる。
    「私」のフォローは「冬来りなば春遠からじ」ということらしい。
    本郷さん、疑ってすみませんでした(^_^;)

    そして、今更言うまでもないが、円紫さんの『人間力』の高さには感動する。

  • やっぱりこのシリーズが好きだ。とはいえ前作から時間を置きすぎてすっかり忘れてしまっている。1作目から読み直さないと!

  • 面白かった。次が読みたい。文庫になるのが待ちきれないかも。

  • 「私」も社会人に。環境は変わっても円紫さんとの関係は変わらず。相変わらずじわじわ来る面白さ。終わって欲しくない。

  • 大学生だった「私」も社会人となり、
    日常に謎もちょっと変化が出てきた。
    続き読みたい気持ちがあるんだけど、このままどう成長してるんだろうと考えるのも楽しいので、ちょっと悩ましい。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。高校教師を務めるかたわら、89年『空飛ぶ馬』で作家デビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞、09年『鷺と雪』で第141回直木賞、15年には第19回日本ミステリー文学大賞を受賞した。エッセイや評論、編集の分野でも活躍している。近著に『ヴェネツィア便り』『小萩のかんざし いとま申して3』『中野のお父さんは謎を解くか』など。

「2019年 『遠い唇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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