心のなかの冷たい何か (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.26
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本棚登録 : 279
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488417024

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにかっこいい女の話が読みたくなって再読。
    全然、まったく、内容を覚えていなかった。こんなにトリッキーな話だったのね。
    もう少ししたらまた読もう。

  •  会社を退職した「わたし」が気晴らしにいった箱根の日帰り旅行のときに一ノ瀬妙子という女性と出会い、箱根観光を共にする。その後、クリスマスイブを過ごさないかと妙子から連絡があったが、クリスマスイブになる前に妙子はガスで自殺未遂をする。

     イメージ的には、ハードボイルド作品の視点ながら暴力的部分がなく、北村薫氏の<円紫さんとわたし>シリーズのような人間に視点をおいた作品でした。実のところ、どちらの作品も苦手なので、この作品もその例に漏れず、いまいちでした。この作品が若竹女史の作風を象徴しているようだと、女史の作品は苦手なものが多そうです。
     一日しか出会ったことのない女性の死の真相に迫っていく、という展開がそもそもそんなことするの? という疑問を持ってしまったのと、「手記」があるものの自殺でなく殺人だ、という根拠もなく、その展開もあまり納得いかず。
     一貫してそのような部分ではなく、人間を主体とした物語で、妙子はなぜ「手記」を私に送ってきたのか? 手記を書いたこの人物は誰なのか? など、それらの奥に潜む人間についた作品でした。そういう意味では、ミステリというよりも文学作品な気もします。
     少々苦手な作品ではありましたが、この作品にある意図を探って読んでみたいものです。

  • 4+

  • 図書館で借りた。仕掛け自体は面白かったし、ラビが出てくるのは嬉しかったが、後味は微妙。

  • 面白いんだが難しい。
    一度読んだだけでは、何がどう繋がってるのかよくわからなかった。
    作者名らしいシニカルさは好き。

  • 途中まで面白かったのに、後半が余計な気がする。

  • この作品ができた時代背景を考慮して読まないと面白くないかも。主人公がタバコをよく吸い、危険に遭遇しても事件の真相に立ち向かっていく姿はハードボイルドヒーローのようだ。読み進むうち、ささくれがあちこちに出来てきてそのうちに血だらけになるような感覚。

  • ここの所すごい勢いで篠澤君が更新しているので、私も一つ混ざることにしました。

    若竹七海、デビューしてから二作品目の今作品。
    前作で主人公だった”若竹七海”が再び登場。

    ----------------ちょっとあらすじ-------------------------
    あることがきっかけで、仕事を辞めた”若竹七海”。
    失業中の彼女は、気まぐれに箱根に行くことにした。
    そこで出会った”一之瀬妙子”は七海とはタイプの違った女性であった。
    そんな妙子から、ある日クリスマス・イヴの約束を取り付ける電話がかかってくる。

    そして、数日後に彼女から『手記』が送られてきて……。

    --------------------------------------------------------------------

    私、ブクログをどうやって(どういうノリで)書いていたかちょっと忘れてきています。

    女探偵としての七海は、このあとに若竹さんが描く私も大好きな女探偵”葉山晶”の原型になったのかな?ときになりました。
    とても主人公七海の描き方が好印象でした。

    読んだ人としかこの本は語れませんね。
    というか若竹作品はやっぱり読後がすごい……。

    五月病の方、これからの雨季ジメジメに負けそうな方、この本でちょっと肩慣らししておきましょうか!!!!

  • 図書館の片隅で見つけた一品。
    ミステリが苦手な人でもさらっと読めて、ぞくっと。

  • 作品としてはいびつなところもあるけれど、終盤付近のとあるシーンがすごく印象に残って、自分の中で特別な作品になっている。

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著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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