過ぎ行く風はみどり色 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.64
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本棚登録 : 537
レビュー : 63
  • Amazon.co.jp ・本 (587ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488421038

感想・レビュー・書評

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  • 4+

  • 猫丸先輩シリーズ第2弾。今度は長編。半安楽椅子探偵、叙述トリックもありの本格ミステリー。超能力、霊媒、降霊会、密室殺人...と胡散臭くも恐ろしげな舞台装置も、軽妙な猫丸先輩のキャラの前にはほのぼのしてしまいます(笑)。

  • 成一と佐枝子の交互の視点で話が進む。自分は真相に途中で気づくことはできなかったが、佐枝子が現実離れした内面を持っていることを考慮すれば、真相にある程度、接近することもできたのかも。

  • 風薫るやわらかい日差しのなかで
     小柄で飄々とした猫のような先輩・猫丸の長編シリーズ。霊媒師、超常現象研究員という怪しげな面子が揃うなか、家の主人である兵馬が密室の離れで殺害される。さらには降霊の儀式の場で第2の惨劇が・・・果たしてこれは悪霊の仕業なのか?
     密室トリックの荒技には苦笑を禁じえませんでしたが、それ以外は良かったと思います。意表をつく大がかりな仕掛けがあり、そこから犯人が導き出されます。温もり感じる爽やかな読後感も印象的。こちらは著者の真骨頂と言えるでしょう。
     代表作「星振り山荘の殺人」にも引けを取らない一冊。おすすめです。

  • 幽霊やオカルト現象についての説明が長くて辛く、
    ちゃんと読んでいなかったから、トリックに全く気づきませんでした。
    まあ、ちゃんと読んでも分からなかった気がするけど。

    それにしても最後の殺人は
    ちょっと強引では。。

    猫丸先輩は今回いい人でした!
    もっとたくさん登場してくれれば良かったな。

  • キャラクター設定がしっかりしており、読みやすかった。
    後半、謎解きの部分が「えっ・えっ?」てなる。
    どんでん返し度75点

  • 猫丸先輩の長編です。

    先輩は最初だけ出てきて、あとは延々と薄暗い青年の一人称だわ、途中で乙女チックポエム調な女の子の一人称に変わるわ。
    「今から青年と爺の口げんかとかはじまんだろーなー……やだなー。ヴァー……買って失敗」

    と思っていたんですが。




    そこはそれ。ちゃーんと意味があったんですね。
    猫丸先輩。今回は物凄く格好いい。
    女の子の一人称にもきちんと意味があったし、家族の仲は凄くいいし。
    (多分、じーさんが生きて青年と話をしても、それ程いやんな感じにはならなかったと思われます)

    最後まで語られない。でも、きちんと読んでいけば伏線として提示されている。
    その事を快刀乱麻を断つ如く整理してくれる猫丸先輩。
    飄々とした、人を食ったような男なくせに凄く格好よくて愛情深くて……

    恐竜発掘の件は、大笑いしましたけど。「先輩荒れてんだろーなー」と思いながら読んだら、案の定だし(笑)

    亜愛一郎シリーズが好きな人なら、絶対にお勧めです。

  • 降霊会のトリックはありえねーと思ったけど猫丸先輩かわいいし、倉知淳のミステリは読後感が良いのが好きです。

  • んー、ダラダラ読んでしまって後悔。猫丸先輩二作目ですが、色々な人間が殺害される中、話を聞いただけでサクッと解決してしまう猫丸先輩格好いいですね、読んでいて何となく違和感は感じましたが、犯人は分かりませんでした。というか最後の殺人がどういう事なのか見当がつきませんでした。最後には猫丸先輩の真面目な一面と優しさが見れて良かったです。

  • 中盤まではスローな展開で、少し超能力についての説明が多かったような気がします。誰もが怪しそうに思えましたが、意外に人の優しさが出ていて全体の雰囲気は悪くなかったです。ただ、フミさんのことだけは残念です。止められなかったのかなぁと。

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著者プロフィール

1962年静岡県生まれ。日本大学藝術学部演劇学科卒業。1994年、『日曜の夜は出たくない』で倉知淳として小説家デビュー。1997年、『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。2001年、『壷中の天国』で第1回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。2002年、「桜の森の七分咲きの下」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。

「2013年 『シュークリーム・パニック ―Wクリーム―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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