幻獣遁走曲 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.39
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本棚登録 : 617
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488421045

作品紹介・あらすじ

ある時は幻の珍獣アカマダラタガマモドキの捜索隊員、ある時は松茸狩りの案内人、そしてある時は戦隊ショーの怪人役と、いっぷう変わったアルバイトに明け暮れる神出鬼没の名探偵・猫丸先輩が遭遇した五つの事件。猫コンテスト会場での指輪盗難事件を描いた「猫の日の事件」、意外な真相が爽やかな余韻を呼ぶ「たたかえ、よりきり仮面」ほか三編を収録した、愉快な連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 猫丸先輩の、バイトにまつわる短編集です。思わず笑ってしまう面白(失礼!)バイトの最中に事件は起こり、猫丸先輩に解決される。最終話のラストの謎(というか○○)は、どうなったのでしょうねぇ。

  • 【猫丸先輩事件です】
    って言ってくる自分のこと可愛いって思っている女の子とか出てくれば今流行り(今更?)なキャラノベやラノベっぽさがアップしそうだけど、そんなのなくても猫丸先輩のキャラと謎解きが最高なんだー、読んでみない?

  • 身の回りのちょっとした謎解き。手軽な一冊です。

  • 一作目の方が面白かったなぁ。

  • 猫丸の推理小説。

  • 20161225

  • 読書芸人にて、カズレーザーが勧めていたので手に取った本。

    気を抜いて楽に読めるミステリー短編集。
    ある程度楽しんでは読めたのだけれど、まあ普通という印象。
    これといって目をみはるトリック、謎解きがあるわけでもなく、素敵なキャラクターがいるわけでもなく…という感じ。

    もう一度、あえて倉知淳さんを読みたいとはならなかった。
    期待し過ぎてしまったかも…

  • 4

  • 今回の話は前作、前々作と比べるとあっさりとした感じ、それでも日常の話が多いからか、とてもほっこりした気分になれました。特にたたかえ、よりきり仮面は子供の時の心が蘇るようで面白かったです。

  • シールズ三作目です。待望の日常の謎系。純粋に短編集といった感じ。一作目のような全体の謎はありませんが、短編それぞれのバリエーションがあって、こちらの方が好みでした。
    アルバイトと探偵というと、北村薫の「冬のオペラ」を連想します。あちらは本業として探偵事務所を持ちつつ生活のためにアルバイトをする、というスタンスでした。同じ要素を持ち合わせても、作品として異なった方向性があることに気づく次第です

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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