夜届く (猫丸先輩の推測) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 82
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488421106

作品紹介・あらすじ

『病気、至急連絡されたし。』――冬の夜、僕の許に届いた差出人不明の電報。急いで家族に連絡するが、誰も送った覚えはないという。日を空けて、再び同じような文面の電報が……。奇妙な電報騒動にへとへとになった僕は、学生時代の先輩に相談する。猫丸という変わった名前の彼は、普段まともに職にも就かず呑気にふらふらしているが、頭の回転はめっぽう速いのだ。不可思議な日常の謎を名探偵・猫丸先輩が解き明かす連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 日常の謎のミステリ。
    身に覚えのない電報が夜に届くとか、花見の場所取りをしている新入社員を邪魔しに来る人達の正体は?とか。正解かどうかは分からないが納得のできる解答を示す猫丸先輩。短編でサラッと読めて面白い。

  • 2018年67冊目。日常の謎を猫丸先輩が切れ味鋭く推測していく短編集。中でも表題作は盲点というか意表を突かれたけれど、ということは猫丸先輩のお説教が身に沁みてくるということでもあり、いろいろしてやられました。

  • 猫丸先輩シリーズ。
    猫丸先輩のキャラが好きになれるかでシリーズの好みが別れると思う。
    文庫化再刊に伴って、『猫丸先輩の推測』が改題されたので注意。


    収録作品:夜届く 桜の森の七分咲きの下 失踪当時の肉球は たわしと真夏とスパイ カラスの動物園 クリスマスの猫丸

  • 無闇に小柄、真っ黒いコートのような上着をでろりと着ている。長い前髪が額を隠した顔は童顔で年齢不詳。子猫のような真ん丸な目で愛想よく笑うそんな愛すべきキャラクター「猫丸先輩」。好奇心の塊、鋭い洞察力で日常の謎を推測する(推理ではないところがミソ)。
    彼は事件を解決するわけでもなく、あくまでもこういう推論も成り立つよ~っていうスタンスがいい。
    それによって、救われる人もいる。あくまでも、日常の小さな違和感や謎をスッキリさせてくれる物語の数々。
    こんなのほほんとした短編もたまにはいいな。

  • 久々の猫丸先輩。
    あの不思議な雰囲気、いいなぁ。
    お花見騒動、のほほんなお花見の席取りから、先輩はよくあんなことを思い付く(笑)
    カラスの動物園の長尾さんが好き。猫丸先輩のおかげでいいことがありそうでよかった。
    次は新作も期待したい。

  • 15年ぶり再読。最近読んだ本の内容は片っ端から消えてしまうのですが、これはほとんど覚えてました。猫丸先輩の力か?最近の私の衰えが酷いせいか?
    ただ15年経つといかんせん古いと思わざるを得ないところもあり、日常の謎系はそこがズレてくると解決にもスッキリ感が減ってしまうんだな、と気がつきました。

  • よく調べずに猫丸先輩シリーズの新作と勘違い…
    既読の「猫丸先輩の推測」を改題したものでした。副題に示されてるからずるくはないんだけど、ちょっと騙された気分。(よーく考えれば夜届くってあるだけで思い出せるはずなのに)実店舗で買えばこんなことはなかったんだよね。うん、ア○ゾンで買った自分が悪いです。
    内容は…当然楽しいですよ、猫丸先輩ですからね。

  • 猫丸先輩の何とも言えない推理のような話。
    不思議な事はどこにでもあるのだ。

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プロフィール

1962年静岡県生まれ。日本大学藝術学部演劇学科卒業。1994年、『日曜の夜は出たくない』で倉知淳として小説家デビュー。1997年、『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。2001年、『壷中の天国』で第1回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。2002年、「桜の森の七分咲きの下」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。

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