誘う森 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488422110

感想・レビュー・書評

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  • 何がそこまで自死を誘うのか、何も語らぬ森(自然)への畏怖を感じた。けど、本当は人間が弱いだけなのかもしれない。

  • 妻の自殺から1年
    そこから夫が自殺の真相を追う
    自殺ではなく他殺だったのでは?
    妻の過去、酒造家の過去が徐々に明らかに
    なっていくにつれて・・・

    内容的には楽しめました
    ただ、ちょっと字が小さく感じました

  • 自殺の名所と言われる森の近くにある酒蔵の娘であり、自殺防止のボランティアをしていた妻の香映が、自らの命を絶った。
    その死を受け入れられず、そこには何かあるのではないかと真相を探り始める夫の洋介。
    しかし、その事実はあまりにも洋介にとって厳しいものとなった。
    夫であったのに、何も知らされていなかった寂しさと、妻の残した真実へのメッセージ。

    2019.3.24

  • 自殺の名所と呼ばれる森が、物語の中心にどっしりと据わっています。その森さながらに
    冷たく湿った薄暗いイメージがつきまとう。どんより陰気、やるせなさが押し寄せてくる…
    一年越しの行動は遅すぎると思ったけど、一年経ってようやく頭と体が動くようになった
    そう捉えると、身勝手に見えた部分も受け入れられる気がした。もし自分が同じ立場なら
    誰かにすがりたくもなるだろう。だから、肌の温もりを求めるのも仕方がない…のか?

  • 読むのにとっても時間がかかってしまいました。
    暗くて重くて、分かり難いです。
    吉永さんは、短編の方がよかったなぁ。

  • 時間があれば。

  • んーはじめの数ページで断念。
    引き込まれず´д` ;

  • まわりくどい、わかりにくい、挙句の果てに、たいした謎ではない。

  • 結局誰が幸せになったんだろうなあ。

  • あらすじ・・・・
    妻・香映の死を受け入れられずに不眠症を患った洋介は
    謎に満ちた妻の過去から、死の真相を探る決意を固める。
    老舗酒蔵である実家を手伝う傍ら、自殺の名所を呼ばれる森で
    自殺防止のボランティアとして活動していた彼女に、
    あの日いったい何が起きたのか__。
    暴かれていく真実は、名酒を生み出す母なるあの森へと洋介を導く。
    話題の著者が巧みな心理描写で端正に描く、長編ミステリ。


    とにかく暗い・・・重い・・・
    最初はね何だかなかなか入れず、時間が掛かったわ~
    はっきり言って、面白く無い様な気がした
    でもね、途中で読むの止められない人なの・・・私・・・
    そしたら途中から意外な真相で一気読みしちゃいました
    旦那が可哀想だわ~って思った・・・自殺の真相・・・
    あっ途中までは実は自殺じゃなくて事件では無いのかって
    思わせるんだけどね・・・・死に方も・・・
    この著者は私も過去に読んでいる その日まで  萩を揺らす雨  の人です
    この2作も表紙とは違って何気に暗いんですよね~

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著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学文学部美学美術史学科卒業。2004年、「紅雲町のお草」で第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞。著書に「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ『誘う森』『蒼い翅』『キッズ・タクシー』がある。

「2018年 『Fの記憶 ―中谷君と私― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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