- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488424015
感想・レビュー・書評
-
最後のどんでん返しが面白かった。メインとなった場所が「卍」の館という複雑な場所であったため、状況を把握するのが難しかったが、頭に思い浮かべながら読み進めた。トリックを理解した時はとても興奮した。終わり方も考える余地が残っており、余韻が楽しめた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとゆーか、バレるべくしてバレたというか。
でもおもしろかった。 -
館ものの古典。
ミステリのための舞台。そこが素敵。 -
これがデビュー作なんですね。
前半は非常に「推理小説らしい推理小説」だと思います。
個人的には少々後味の悪い終わり方ではありましたが、楽しませていただきました。
今邑作品はまだ3作品しか読んでいませんが、こういう推理ものよりもっと「ジワジワくる」感じのサスペンスものかホラーものの方が合っている気もします。 -
館が舞台の本格ミステリー
間取り図を片手に推理していくカタチ。
トリックは始めに見抜いていたけれど、犯人や動機は意外でした。 -
ヘンテコな形の館と、アクの強いキャラクター。真相とラストにはびっくりで、楽しめました。でも、謎解きの過程が盛り上がりに欠ける気がします。
-
女性の作家の作品だなあ、と思いました。
話自体は悪くないし、トリックは軽めではあるものの、十分だと思うんだけど。謎ときというには謎が軽く、恋愛というにはあっさりだなあと。もう一歩踏み込んだらもっと良くなるのに、って感じかな。
主人公がどういう人物なのかイマイチよくわからない。他の人物はよく書けていると思うんだけどなあ。主人公はほぼ自分と同年代の割に彼女の気持ちが読めません。結婚にあせっているわけでなく、そうではないけど彼を放したくないという気持ちがひしひしと伝わってくるわけでもなく、それじゃあアンタふられるよ~とか思ったり(笑)
探偵役がいまいち。この話には別に探偵がでてくるわけではないけど、やはり最後に謎をといてくれる人というのが出てくるのね。ただ、その人が唐突だなあという印象。ふつうっぽい人なので、もっと主人公と絡ませたほうがいいと思うし、ちょろっと話を聞いて興味持って首突っ込んで解いちゃうような人なら、もうちょっと個性的な人のほうが。個人的には、もうちょっと主人公に謎を追わせた方が良かったんじゃないかなあ、と思う。
あとねー、全体的に文に深みが足りないなあと思う。屋敷がヘンな形をしていて、住んでいる人も変で、この屋敷にはなにかあるのかもしれないというようなことが文章でも書いてある割に、その雰囲気が伝わってこないんだよね…私だけでしょうか。こういうと作者に非常に失礼だとは思うんだけど(^^;、京極氏や二階堂氏、綾辻氏なんかの方がその点は上手いなあとか思ったり。逆にいえば、あっさりしていて読み易いといえるでしょう。二階堂氏なんかがくどくてイヤという人にはいいのかも。 -
卍型の家に住む二つの旧家でおきる連続殺人事件、なんだけど、さすがにデビュー作だけあって甘い(笑) 多分こいつが犯人って思ってたら、そのまんまだった。ま、そういうことはいいんだけど、登場人物に魅力的な人がいなくて、そういう部分が一番キツイかなって思う。今邑彩、まだ色々出てるらしい。なんだかんだって、また買ってくるんだろうな。
-
そんなに推理力は無い自分にも、何となくトリックや犯人の目星は付いてしまいました。それと文章がちょっと馴染めなかったです。デビュー作だったので多少のぎこちない文章は仕方ないのかもしれないですね。
-
トリックは割かしすぐ分かりますがそれなりに楽しく読めました。
-
卍型に建てられた屋敷で起こる殺人事件という、ちょっと変わった設定です。
特殊な建物が舞台になっていることもあって、トリックや犯人は割とすぐ解るかな。
文章に癖がなく話もそんなに複雑ではないので、あっさり読めるミステリ、という印象。 -
今邑 彩のデビュー作。シリーズものっぽいタイトルだなぁ、と思ってしまうのは<a href="http://booklog.jp/koma/asin/4061849794"target="_blank">これ</a>とか<a href="http://booklog.jp/koma/asin/4061851004"target="_blank">これ</a>とか<a href="http://booklog.jp/koma/asin/4061851020"target="_blank">これ</a>とかのせいでしょか。<br>
事件が起こる前からトリック、犯人、及び今後の展開が読めに読めてしまうため低評価。伏線が「(ここが)伏線だ」と主張しすぎ。推理小説としての体裁はちゃんと整ってるので、安心して読む事は出来るけど‥‥。