文化祭オクロック (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 170
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488424114

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  • 東天高校文化祭初日、正体不明のDJネガポジによるラジオ放送が始まる。
    DJは誰なのか、どこから放送しているのか。
    それらを明かさぬまま毎時定期的に放送は続く。

    初回放送時のトークゲストで、元野球部エースの山ちゃんはDJにノセられて
    壊れて動かくなって長い月日が経つ大時計塔の針にボールを投げて直し、
    再び動くように努力することに。

    斉藤優里は山ちゃんをノセる「ダシ」に使われたことに腹を立て
    DJを探しだしてひっぱたこうと思うのだが、なかなかうまくいかない。
    そんな彼女だったが、ミステリ好きの文芸部・古浦の協力を得て
    少しずつ謎の真相に近づいてゆく。

    一方、物理部の寺沢祐馬は、DJ側の人間であるらしく、何かを企みつつ
    文化祭を盛り上げるために奔走を続ける。

    果たしてDJや寺沢の目的は何なのか。
    ちょっと意外だったなー。でも、伏線はしっかり張られてた。
    そうきますか。
    最近読んだ日常の謎ジャンルでは一番面白かったかも。
    青春群像劇の要素もたっぷりで読み応えあり。
    後半は一気に読んじゃったよー。

  • ラジオ好きなせいか好印象で入り、そのまま勢いで読みきれちゃいました。このテンポの良さは〇。

    学園祭、いいなぁ。

    後で気づきましたが、本作者2冊目でした。前のが合わなかったので、後から気づいてよかったかも^^;

  • 東天高校文化祭初日、謎のDJネガボジによるラジオ放送が突如スタート。軽快なトークと奇妙な企画で盛り上がるが、気に入らない女子高生はDJの正体を追う。奔走する高校生の姿を描く青春ミステリー。
    登場人物に個性がなく台詞も画一的に思えた。どんな人間にも、そして怖いもの知らずの若さ故に生まれる悪意の存在が、この物語にはない。文化祭という異空間を活かしきれてない気がする。

  • 東天高校の文化祭を舞台とした青春ミステリ。青春ミステリといっても,ミステリとしての側面は弱めで,この作品の主たる謎は,「DJネガポジ」の正体は誰か?という部分である。
    青春ミステリの「青春」の側面は,盛りだくさんである。野球部の元エースである山則之の斉藤優里への恋心,自分の投げたボールで壊れた大時計を改めて動かそうというチャレンジ,東天高校の文化祭の各種イベント,そしてこれらを盛り上げるDJネガポジによるラジオ放送…。すっかりおっさんになってしまった社会人にとっては,完全なるフィクションの世界として,気楽に楽しむことができた。こういう作品を,高校生時代に読んでいると,作品に登場する主人公,ヒロインと自分との境遇の差に凹んでしまうんだろうけど…。
    しかし,完全に爽やかな作品という訳ではなく,やや重いテーマが裏には存在している。
    DJネガポジの正体は,心の病と体の病により,学校を病欠している放送部の青石という少年。DJネガポジと放送部のメンバーは,文化祭一日目で大時計を動かすというイベントを成功させた。そして,二日目は,何らかのカタチでの復讐を計画していたという。その計画を見抜いたのは,この作品の探偵役を務めた古浦久美子という地味な少女。
    最後は,少女の脅迫により,復讐はしないと約束するところで終わる。文化祭の二日目は描かれないが,これは描かずに楽しい文化祭の様子を想像させるのが狙いだろう。
    古き良き時代のアニメや漫画のような雰囲気の作品だが,最近ではこういう作品はライトノベルに多いのだろうか。ミステリ的な弱さはマイナスだが,作品の雰囲気は好み。登場するキャラクターも魅力的なので,★3としたい。

  • 高校の文化祭1日を群像劇で描いた青春ミステリー。

    文化祭ならではのお祭り騒ぎのドタバタ劇と
    高校の中にある壊れた時計塔にまつわる謎、
    そして文化祭方法のDJを担当するDJネガポジの正体
    という3つの柱で成り立っている作品だけど、
    ミステリー要素は薄めというか、オチも謎も
    そんなに特筆すべきものでもないため
    文化祭の雰囲気を楽しむための作品として見るべきか。

  • さわやかな青春群像劇です。とても楽しめました。竹内真さんの本はこれが初めて読む作品だけど、他の本も読んでみたくなりました。

  • ☆☆☆☆

  • 楽しかったです。青春ミステリっていいですよね。ミステリが登場人物をまるで駒のように扱っていると言われている欠点(それも良さですが)を見事に「青春」で埋めている、それが青春ミステリですね。学園祭を楽しんでいる感じが伝わってきてました。無理にじゃなく、誰も不幸にならない結末、大好きです。

  • 私好みだろう!と手にした一冊。
    軽いミステリだけど、重い部分もあったり。でもさくっと読めました。
    青春の中でも文化祭には特に弱い。
    当日より前日派ですけど。

  • ミステリーとしてはちょっと物足りなかった。けれど、軽快に明るく、文化祭の一日が描かれていて、読んでいて爽快な気持になれる作品。謎のラジオDJ が出てくるっていう設定はワクワクものだ。

    きっと誰もが好きなキャラを見つけられる、、かな?!

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