プリズム (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.22
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本棚登録 : 2050
レビュー : 266
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488425029

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーの一つの形としてこういったものもあるらしいが、やはりスッキリしない。
    被害者に関わりのある人々がそれぞれのやり方、視点で調査をして一応の結論を出すが、次の章ではまた覆される。誰かが嘘をついている可能性もあるのだが、それは最後までわからないしハッキリしない。少なくとも、作品をスッと読んでいる限りでは分からない。

    被害者に感情移入出来るかが、一つのこの作品を評価出来るかどうかのポイントになりそうだが、自分はダメかな。

    それにしても警察の捜査はどうなっているのでしょうか。

  • 面白かったが自分が読みたいと思っていたような内容ではなかった。
    結局真犯人は分からずじまいでいくら考察をしても永久に答えは出ないようにできている。
    確かにそういうミステリがあってもいいとは思うが私は読んだ後に真実が把握できるものが読みたかった。

  • 著者の作品を初めて読みました。
    衝撃的でした。
    それぞれの視点で推理していく過程がゾクゾクした。
    結局真相は…?

    というのもこの作品の魅力なのだと思う。

  • 2013.11.24読了。
    犯人は誰!途中で『あれ、これ最終的に犯人分かるの?』と思ってしまったら、本当に分からずに終わってしまった。
    ミステリーって難しい。
    こういうミステリーもありなんだと思うけど、私はしっかり犯人が分かってから遡ってみて『あ!ここね!』みたいなのが好きだな。読んでるときは面白かったけど。
    …ゆかりは井筒が美津子のアパートに行った時間を嘘ついたのはなぜだったの?嫉妬から?

  • ある意味途方もない物語ですね…
    この中の誰かが嘘をついているのかもしれないし、ついていないのかもしれない。だとしたら別の人ということになるけれど、とてもそうは考えられない。だとすると、やはり…のエンドレスリピート。読んでいれば答えは判明するのかなと思いきやいつまでも事態は快方に向かわずぐるぐると停滞するばかりの、ふーむ、もどかしい…
    貫井さんお得意のじめっとなまあたたかい後味の悪さ。さすがです。

  • ミステリ好きの自分には物足りない。
    同じ作者の慟哭を読み、他も気になったので借りてみた。
    解説では、ミステリの中でのマイノリティ分野に
    挑戦したとあるが、大いなる謎解きの快感を好む人に
    とってイマイチ感はいなめない。

    アガサクリスティ「招かれざる客」にも似ている

  •  ある殺人事件を4人の関係者が語り手となって捜査。
     語り手が変わると人や事件の印象も変わってくる。
     立場が変わると状況が変わるということがよく分かります。

     創元推理文庫版では、単行本版の著者あとがきも再録されています。
     これを読むと本作品執筆の意図がよく分かります。
      
     他の方はどう思ったのか検索してみました。
     検索の上の方から見て行ったのですが、各人各様の感想で面白い。
     真犯人の推理も色々とされていてそれも面白い。
     読者の感想もプリズムなのです。
     人間の考え方は千差万別なのだと実感します。
     そういう多様な方々と読んだ本について平和的に語り合うのが楽しいのです。
    (ネトウヨと政治や歴史について議論する気は全くありませんが)

      
     本書の解説は小池啓介という方が書かれています。
     10ページほどの分量ですが、著者・貫井徳郎の過去作品に触れた上で本作品についても論じた必要にして簡な名解説。
     文庫本の良き解説を誉める会・会員としては推薦したい解説です。
     良き解説は良き読者を育てるのです。
     文庫本は解説を充実させなければいけない、ということを改めて主張しておきます。

      
    少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
    貫井徳郎『プリズム』読者の感想も“プリズム”
      http://sfclub.sblo.jp/article/184832911.html

  • 少し凝りすぎている面はあるが、物事の多面性を理解できる。

  • 小学校の教師が殺された事件を巡り各章毎に異なる関係者の視点から真相に迫ろうとする。関係性により被害者の様々な異なる面が見えてくることがタイトルのプリズムにつながる。有名なミステリー小説の手法を踏襲したらしいがこの読後感もやもやは…。

  • 斬新な構成なんだろうけど(あとがきによると、かつてはミステリーの様式の1つだった?)、一言でいうと、「モヤる」。全然すっきりしない。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。93年『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で日本推理作家協会賞、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞を受賞。他書に『天使の屍』『崩れる』『灰色の虹』『新月譚』『微笑む人』『ドミノ倒し』『私に似た人』『我が心の底の光』など多数。

「2018年 『女が死んでいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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