タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488427047

作品紹介・あらすじ

ビストロ・パ・マルへようこそ。絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ! 客たちの巻き込まれた不思議な事件や不可解な出来事。その謎を解くのは、シェフ三舟。傑作連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 『どうして彼女が出ていったのか、本当にわからない。話してくれなければ、なにもわからないのに、電話にも出てくれないなんて』と困り果てた一人の男性がここにいます。そんな困り果てた男性を助けてあげたいと思います。

    さて、奥さんはなぜ突然出ていったのでしょうか?あなたも一緒に考えてみてください。…と唐突に言われても困りますよね。では、男性の語る言葉をヒントにしてみましょうか。そんなヒントは次の三つです。

    ・ヒント1。『なぜか食器戸棚の中に、彼女がフランスで買ってきたジャムがあったんだ。うちはわたしだけでなく、彼女も甘いものは食べない』

    う〜ん。これだけじゃあ全く意味不明ですね。この少し前に奥さんはフランス旅行から帰国したそうです。ジャムとチーズがお土産だったようですが、そのお土産にヒントがありそうです。どんなチーズなんでしょうか?

    ・ヒント2。『カマンベールとかリヴァロとかロックフォールだとか、そういうものだ。もうほとんど食べてしまった』

    う〜ん、これってヒントなんですかね?そんな男性に、まだ食べずに残っているものはありますか?と聞いてみました。これが最後のヒントです。

    ・ヒント3。『そういえば直径二〇センチほどのハードチーズが冷蔵庫に入っていた』

    はい、ヒントはここまでです。えっ!意味不明。わかるわけないじゃん!とご不満なそこのあなた!そうですよね、私にだって意味不明です。なんのことだかわかりませんよね。でも、たったこれだけのヒントで十分だという人がここにいらっしゃいます。このヒントを聞いて『なぜか満足したように頷いた』というその人の名は三舟忍。フレンチレストラン『ビストロ・パ・マル』の料理長です。

    この作品は、そんな彼が、料理や食材をヒントにして、数々のミステリーを解決していく物語です。なお、この質問の答えは当然ネタバレになりますのでここには書けません。悪しからずご了承ください…m(_ _)m

    『この後は、コーヒー、紅茶、エスプレッソ、それと、消化を助けて、気持ちをリラックスさせる菩提樹のハーブティーを用意してありますが、いかがいたしましょう』という質問に『彼女は、ハーブティーを、そうして連れの男性はエスプレッソを注文する』というその光景。ここ『ビストロ・パ・マルは今日も満席だ』というそのお店は『カウンターが七席、テーブルが五つという小さなレストラン』。『料理人の志村さんが、カウンターに鋳鉄の鍋を置いた。中身は、豚足とレンズ豆の煮込みだろう』という『フランスの家庭料理っぽいメニュー』が人気の『パ・マル』。『豚足とレンズ豆の煮込みは、鍋ごと、客のテーブルに供することになっている』ため『取りに行こうとすると』、『目で合図』をし、代わりに行ってくれた金子。『〈パ・マル〉のソムリエ』で『まだ二十代後半、潔いほど短くて刈り上げた髪が印象的な女性』という金子。そして、『店長でもある料理長の三舟忍。〈パ・マル〉の従業員は、この四人ですべてだ』とその四人の一人である高築智行は語ります。そんな時、『ふいに、金子さんが、ぼくの横にやってきた』という展開。『高築くん、新しい句ができたの、聞いてくれる』という『ソムリエの金子さんの趣味は、なんと俳句』。『あわてて、どこかに仕事がないか探した』高築の『シャツの袖をがしっとつか』み、『逃げようとしても無駄よ』と言う金子。『ジャイアンの歌ほど、苦痛を感じるわけではない』ものの『感想を言わされるのがつらい』と感じている高築。『焼いて知る、タルト・タタンの高カロリー』と詠んだ金子の俳句に『それは、俳句じゃなくて、川柳と言うんじゃ…』と思わず呟いた金子に『俳句よ。だって、ちゃんと季語もあるでしょう』と返す金子。季語は『りんごよ』と付け加える金子。『タルト・タタンはたしかにりんごのタルトだが、それが秋の季語になるものだろうか』と思う高築。そんな時『やあ、遅くなって悪かったね』と女性を連れた『画廊の若きオーナー』の西田さんが来店します。『仔羊のロティ』と『和牛の赤ワイン煮込み』をメインとしてオーダーした西田は『ああ、シェフ。そうだ、紹介しておこう。この女性は、串本法子さん。実は、先日、婚約したばかりなんだ』と告げました。『それは、おめでとうございます。金子くん、シャンパンをサービスし』て、と挨拶する三舟シェフ。そして『和やかなムードのまま、食事』も終わり、『楽しげに帰っていくお客様を見送って、店に戻ろうとした』高築は、ふと、足を止めます。『なぜか、通りの向かいの路地に、二十くらいの女の子が立ってい』るのに気づいた高築。『だれかを待っているように、じっと下を向いて』いる女性。『なんだろう』と思うも『そのまま店に戻って、その女の子のことはすっかり忘れてしまった』高築。しかし、後日、その女性がレストランを訪れ、まさかの展開を辿る〈タルト・タタンの夢〉というこの短編。〈パ・マル〉というそのお店、そして四人の従業員の人となりをさくっと紹介しながらプチミステリーが展開する好編でした。

    七つの短編から構成されるこの作品。『ビストロ・パ・マルは今日も満席だ』というフレンチレストランを舞台に、そのお店を訪れる人が抱える悩みや疑問を、シェフである三舟が解き明かしていくこの作品。”グルメ・ミステリー”といった趣きで物語は展開していきます。そんな七つの短編に共通して登場するのが従業員の四人。料理長の三舟、副料理長の志村、ソムリエの金子、そしてギャルソン(ウェイター)で主人公の高築という面々。この作品はシリーズ化されていてこの先にも続いていきます。そういった場合、キャラの個性をいかに打ち出せるかが要です。そういった意味でも四人を束ねる料理長の三舟のキャラ設定は重要です。『無口だ』という三舟。しかし、その風貌は『長めの髪を後ろで結び、無精髭など生やして、少し崩れたいい男、といった風情』と、なんだかフレンチレストランにはすぐには結びつかないイメージです。しかも副料理長の志村曰く『あれは、武士をイメージしてやっているらしい』というその理由。その始まりは『フランスで修行中、「MIFUNE」という名札を見た客から、「おまえはあの三船敏郎の親戚なのか」』と聞かれ、さらには『あの店には本当のサムライがいる』と話題になったという、なんだかフランスだとありそうな気も?というその理由が語られます。もうこれだけで、三舟のイメージが読者の中に出来上がってしまいそうな強烈なインパクトです。そして、上記で触れたような妙な俳句を作って高築を困らせるソムリエの金子。そんな金子は『よいソムリエになるのには、たくさんのよいワインに触れることが肝心』と考え、『格好の教材』として『客が注文したワインの残り』に期待するちゃっかりした一面も見せます。この二人の”キャラの立ちぶり”に比べて、志村、そして主人公の高築はどちらかというと控え目に物語を回していく役どころです。物語は、登場人物全員が強烈な個性をぶつけ合っても進んではいきません。凸と凹の組み合わせはどうしても必要だと思います。そういった意味でも、主人公を控え目な、”普通の人”的な役どころに当てることはこういった設定の物語の場合は特に重要だと思います。読者は違和感を抱く余地のない”普通の人”高築に自然に感情移入していきます。そして、その上で他の強烈なキャラクターの個性を楽しむことができる、また、そんな高築が困らせられても、なんだか可愛くも感じて応援したくなる、そんな風に登場人物四人の役割分担がとても絶妙な作品だと思いました。

    そんなこの作品で注目したいのは、次から次へと給仕されていく料理です。レストランを舞台にし、来店するお客さんに合わせて提供するメニューを変え、お客さんにそこに何かしらの気づきを与えていく、そういった構成の作品というと小川糸さん「食堂かたつむり」が思い起こされます。しかし、この作品が「かたつむり」と違うのは、その提供される料理の内容がソムリエ金子の薦めるワインと共に味わう本格的なフランス料理一本勝負だというところです。そんな中から、お店の姿勢がわかるシーンをご紹介したいと思います。『今日は少し腹具合が悪くてね』と訪れた常連客の西田。それを知って『大麦と帆立のスープ、生姜風味。これなら、体調の悪い人でも大丈夫だろう』とメニューを決める三舟。『見れば、帆立はほぐしてあるし、大麦は圧力鍋の効果で柔らかく煮えているようだ』という見た目の説明に続いて『鶏でとったらしい澄んだスープの中、生姜と、わずかに散らした黒胡椒の香りが、食欲をそそる』と今度はその香りの表現が続きます。それは読者の視覚と臭覚を刺激し、頭の中に美味しい料理のイメージが自然と浮かび上がってきます。それによって『これはいい。滋味が身体に染み渡るようだ』とそれを食した西田の感想が、読者の中にストンと落ちてきます。『蒸した平目に、トマトとパプリカのソースをあしらったもの』というメインも残さずに食べた西田。『先ほどまでの、暗い表情が消えて、楽しげに会話を続けている』という状況の中、デザートへと進みます。『白桃のコンポート、しかも、冷やさずにあたたかいソースをかけて』というそのデザート。ソースは『白ワインと吉野葛』というお腹への配慮を最後まで徹底した三舟の作るその料理。『いやあ、デザートまで楽しめるとは思わなかったよ。今日はもう、料理を眺めるだけだと覚悟していたのに』という西田の言葉の説得力を感じるそのシーン。そんな料理を作り続ける三舟の背中を見る高築は『その背中がなぜか頼もしく、あたたかく見えた』と感じます。このシーンのあと、ミステリーに対峙するシーンへと物語は展開していきますが、強烈なキャラクターと印象づけられた三舟の見せるこういった料理への向き合い方が丁寧に描かれることで、単なる強烈さを超えた三舟のイメージが読者の中に出来上がっていく、そのように感じました。

    そして、この作品はミステリーの側面も併せ持っているのが大きな特徴です。上記した常連客・西田の腹痛の原因、フランス人の恋人が最低のカスレを作った理由、そして『直径二〇センチほどのハードチーズ』を残して妻が出ていった理由…とそれぞれの短編で三舟は料理や食材をヒントにそこに隠された理由を一つひとつ明らかにしていきます。こう書くと、三舟が探偵か何かのようにも感じてしまいますが、少なくとも私は、読中、読後ともに、そんな印象は全く抱きませんでした。それよりも三舟の料理人としての料理に対する真摯な姿勢が強く印象に残りました。それは、彼の推理の中で発せられた次の言葉にも感じられるものです。『わたしの料理は、ただ、おいしく食べてもらうことだけを考えている』という三舟。その一方で『だが、すべての料理がそういうためだけに作られているのではない』とも考えます。『人は楽しむためにも食べるが、生きるためにも食べる』。そういった料理と自分の作る料理は役割が異なると言う三舟。『日々の憂さを晴らすための、楽しみとしての料理』というものがあっても『それは決して日常ではない。毎日続けば飽きてしまうし、身体だって壊す』というその違い。『楽しみとしての食事が、日々の糧に取って代わることはできない』というその考え。これはあるミステリーを解決する場面で登場する台詞ですが、こういった料理、そして料理人の役割を冷静に見れるその視点が、結果としてこの作品で取り上げられるミステリーを解決する起点に繋がっていきます。三舟という存在は、決して作り物っぽい探偵などではなく、あくまで優れた洞察力による食のプロの仕事師としての姿である、そう感じました。

    『そんな気取った店ではない。凝ったメニューも多少あるが、基本的にレストランではなく、ビストロだ』という〈パ・マル〉。それは、『小さな店だからこそ生まれる、お客さんとの親密な関係だとか、心地よさというものも存在する』というお店でした。そんなお店を訪れる人が抱える悩みや、過去についた傷跡の原因を、料理や食材にヒントを得ながら、一つひとつ解き明かしていくこの作品。

    サクッとスッキリ、それでいて深い味わいの残るフランス料理を食べたような読後感。そんな料理に出会える居心地の良いレストランのような作品でした。

  • 日常の謎の本格探偵推理小説ですね。
    フランスのお菓子の本を読んでいたら、三船シェフを思い出して本の森から抜き出して再読です。
    ビストロ「パ・マル」(意味はわるくない)のスタッフ、ぼくことギャルソンの高築智行、料理人の志村洋二、ソムリエの金子ゆき、店長して料理長の三船忍の四人とお客さんが織り成す謎解き物語。
    短編連作で、軽妙でユーモアにあふれた心温まる作品です。
    フランス料理と言っても地方の家族料理が主体で、肩の凝らない親しみやすい店作りと、お客さんと楽しむ時間を大切にする雰囲気を持ったちょっと小粋な店内で起きる出来事の物語。
    出てくる料理にも興味はつきません。
    近藤さんの作品の愛着はつきませんね。

  • 「ビストロ・パ・マル」で繰り広げられる7話の短編集
    お客さんの悩みや秘密の謎を解いてくれて、少し優しい気持になれる。
    どの話にも、美味しそうなフランス料理が登場。知らない料理もたくさんあったので、興味深かった。食べてみたいー。
    そしてお店の雰囲気も素敵だし、店で働く人々も個性的で、食事をしながら少し会話をしてみたくなる。
    好きな話は
    「ガレット・デ・ロワの秘密」
    志村さん、可愛いわ〜。
    「オッソ・イラティをめぐる不和」
    その態度の積み重ね、そりゃあそうなるよ。
    「理不尽な酔っぱらい」
    オチがよかった。クスっと笑えた。
    「割り切れないチョコレート」
    数字の意味にぐっときた。

  • やっぱり近藤史恵さんの作品は読みやすい
    サラッとしていながら、しっかり浸透してくるのが嬉しい
    この作品は、料理店の客と店員のエピソードが短編集になっているが、それぞれに出てくる客が繋がっている訳ではないので、前の短編を忘れてしまってもノープロブレム
    普段無口で変人の三舟シェフが鋭い観察眼と言葉をヒントに、客の悩みをお節介にも一歩も二歩も三歩も踏み込んで解決してくれる、そんな心温まるお話

    舞台はテーブル席が5席、カウンターが7席、店員はオーナー兼シェフを入れて4人だけの下町の小さな家庭風フランス料理店
    その日で決まる料理やデザートがとても美味しそうで、よだれが出てくる
    訳ありの客に、良いタイミングでサービスで出してくれる特製ヴァン・ショー(シナモンとスパイスが効いていて、輪切りのオレンジが入っている赤のホットワイン)がまたいい
    私もこいつに癒されたい

    以前西島秀俊さんがシェフ役で出演していたドラマの内容と同作品は、そのままだった

  • ビストロ・パ・マル。私も行ってみたいです!
    美味しそうな料理の描写が、読んでいてとても心地良かったです。三舟シェフの名推理にも、なるほど!の連続でした。

  • 商店街の小さなフレンチ・レストラン
    気取らないメニューと常連客

    お客様のちょっとしたミステリー?をシェフ三船と従業員達が謎を解く短編です。

    出てくる料理がホント美味しそう(^.^)
    気取らないとはいえフランス料理なんで自分じゃ作れませんけどね笑

    日常のちょっとした謎なんで…
    答えもホッコリ優しいです。

    素敵なメンバーと素敵なメニュー♪
    気楽に読める素敵な作品です(*´꒳`*)


  • 変わり者で、職人気質の三舟シェフが、料理、食材を通して、来店した客の隠された真相を導き出す。下町の小さなビストロ、パ・マル。パ・マルとは、フランス語で「悪くない、(なかなかいいね)」という意味だと言う。気取った料理ではなく、家庭的なフランス料理を出し、客の心、舌をつかむ。
    ビストロの厨房、フロアで三舟シェフ、個性豊かな従業員、志村、高築、金子ゆきらが生き生き働く姿が目に浮かぶようだった。
    様々な謎を、まるで料理でもするかのように解き明かしてゆく三舟シェフ。一見無愛想だが、お節介を焼いてしまう優しさには心温まるものがありました。
    嫌なこと、引っかかることがあると、食事が美味しくありません。より美味しく食べて欲しいとのシェフの願いかなと思いました。
    ぬけがらのカスレ(特にエッセイのところがじんときた)、割り切れないチョコレート、が良かったです。

  • 妻の好きな本2冊連続。こじんまりしたフランス料理店、パ・マル。意味は「悪くない」。料理長の三舟は長髪で侍の様相。パ・マルでは料理に関するミステリーが巻き起こる。自宅で食べたタルト・タタンで腹痛の謎、不倫相手の妻の料理がまずい謎、ケーキのフェーブが消えた謎、客の妻が消えた謎など。フランスでは新年にケーキの中にフェーブ(3cmの陶器人形)を入れて、当たったら王様ゲームの王様になれる!という遊びがあるそうで面白い~。ミステリーの話しの中には三舟シェフの絶品フランス料理が芳醇な香りとともに口にしたくなりました。

  • ☆4

    下町の商店街にある小さなフランス料理店「ビストロ・パ・マル」が舞台の物語。
    以前から気になっていた作品だったのですが、もっと早く読めば良かった!と思ってしまうくらい楽しく読ませて頂きました。
    一話ずつが短編で(しかもそれぞれ完結しているので)ちょっとした隙間時間にも読み進めやすくて、その点もとても良かったです❁⃘*.゚
    続編も引き続きよんでいきたいと思います。

  • 商店街の小さなフレンチレストラン、ビストロ・パ・マル。の、シリーズ第一作。シェフ三舟の気どらないフランスの家庭料理中心メニューが好評。しかしこの三舟シェフ、腕がいいのは料理だけではなくて…実は…観察力に優れているために、お客様の抱えている悩みや謎も解き明かしてしまう…そっちの方でも凄腕なのでした!あわわ。それ以上はネタバレになるので、この先はご自身でお楽しみください(;´゚д゚)ゞ
    登場する料理のおいしそうなこと!三舟シェフの料理が食べてみたい♡
    余談ですが、日常ミステリーと言えば、円紫さんシリーズの北村薫さんが有名ですよね。個人の感想ですが…どちらかといえば、自分は、近藤史恵さんの方が好みかな。その理由はたぶん、おいしそうな食べ物がたくさん出てくるから。食べ物の描写が具体的でほんとうにおいしそう!きっとたぶん、近藤史恵さんは食べることがお好きなのかなって、想像しちゃう( *´艸`)。
    近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』も、おいしそうで、読むと、そんなカフェに行きたくなっちゃうんですよね( ^ω^ )

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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