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Amazon.co.jp ・本 (246ページ) / ISBN・EAN: 9784488430054
みんなの感想まとめ
さまざまな事件を通じて、主人公とその妻の絆が深まる物語が描かれています。ニューヨークから帰国した河田警部が、不思議な事件に巻き込まれ、妻の知恵を借りる姿が印象的です。収録されたエピソードは、河田の過去...
感想・レビュー・書評
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(Ⅰ)怠け癖それもぼくだと思いつつふるさとめしと謎を解く妻(Ⅱ)飲みすぎてト・アペイロンがやってきた/毒入りのアップル食ってパリス死す/暗号と老人二人じじわかし/懐いてた子守姉さん首落ちる/プロレスは薄明世界夢見せる/さみだれに首吊りの家訪ねれば(Ⅲ)今回はミステリ成分が比較的強いような気がする。このシリーズ、これが最新巻のようですがこの世界にはまだまだ浸りたいので続編希望。
■簡単な単語集
【飯室/いいむろ】「ぼく」の旧友。テレビ局勤めから広告代理店に転職。羽振りは良い。美人の妻をめとったが逃げられて相談に来た。
【亥山/いのやま】高校時代の友人で今は大きな病院の内科医。
【イリコ飯】仙人全員蓬莱山から転げ落ちるよい香りらしい。
【岩部】河田の同僚刑事。無口でしぶい感じ。剣道五段の猛者でもある。が、娘の気持ちがわからなくて悩んでいる。
【オリーブ】庭に植えすでに五メートルほどの高さに生長しているが実をなさない。
【河田】高校時代の友人。讃岐出身。今は東京の警察官。謎を持ってくる役。しょっちゅう異動している。「ぼく」は認めようとしないがどうやら優秀な刑事である可能性がある。《警察官にとって素直は美徳じゃない。》(じじわかしp.222)
【先生】→妻の父
【ソラマメ】ぼくの好物。
【中年男】《やっぱり、世間は中年の男を差別している。》嫁洗い池p.131
【ちらし寿司】バラ寿司とも呼ぶ。主に野菜の具を煮て寿司飯に混ぜ込む。岡山出身のぼくの家でも(あるいは本籍地は愛媛だったからか)これがちらし寿司でありバラ寿司でした。
【妻】「ぼく」の妻。讃岐出身。料理上手と評判。「ぼく」の語りからすると美人だと思われる。おっとりマイペースにみえるが。推理能力が高く在宅台所探偵としてひそかに活躍している。ふだんは和服に割烹着。庭に来るミミズクにおもてなしをしている。八王子にある庭付きの家を選んだのは妻。不機嫌になると武家の妻のような言葉遣いになり料理の品数が減る。血なまぐさい話と雷とネズミは苦手。なんで「ぼく」と結婚したのか自分でもよくわからない。
【妻の叔母】同窓会で地元に戻ったとき元の自宅を開けるのも面倒なので泊めてもらった。武家の妻女のような言葉遣い。妻と同様の推理能力を持っている。どうやら一族女性の特質か?
【妻の父】「ぼく」の恩師。高等学校の国語教師だった。引退後は漢文塾を開いていた。厳格で「ぼく」にとっては煙たいひとだった。故人。
【ぼく】語り手。讃岐出身、八王子在住。作家なのに複雑な心の機微は苦手で凡庸でおざなりな一般論しか吐けない。《そういうのは書かない》ミミズクp.36。妻《あなたは人の言うことをそのまま信じる人だからね》ミミズクp.26。《出かける前にキレイキレイすると、なんだか損をしたような気がするんだ》p.45。《何を着ていてもほんの寝巻に見えるからすごい》p.46。妻は「ぼく」のどこがよくて結婚したんやろう? と思うけどのんびりちょっとお間抜けなところがよかったんやろうなあとも思う。
【松倉】妻の女学校時代の友人。つけつけものを言う。《あなたの存在自体が束縛なのよ。》嫁洗い池p.192
【松橋警部補夫人】高校の頃のクラスメート。同窓会で再会。
【ミミズク】庭にやってくる。妻がおもてなしをしている。魚が好きだが芋や煎餅や乾パンも食う。後に奥さんを連れてくるようになった。
【吉武増昭】「ぼく」の高校の同級生。吉武家は先生んちの本家で大きな邸宅に住んでいる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニューヨークから河田警部が帰ってきた。
帰国早々、不思議な事件に遭遇した悪友は、
見事な推理をみせるぼくの妻の知恵を借りようと
やってきたのだった。
かどわかされた爺さんの居場所を推理する表題作ほか、
河田警部のニューヨーク時代や、ぼくの幼少の思い出も
たっぷりの6件を収録。 -
前作は主人公が面白くて好きやったので、今回は落ち着いた(?)感じで期待ハズレに感じた。それに事件も似た様なシチュエーションが多くて読んでて飽きた。 自分もプロレスが好きやから『薄明の王子』でのプロレス論は共感できる。 もし、次が有るなら前作のプリクラみたいなエピソードが欲しいです。
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ごはんの描写がとてもおいしそうで、何か食べたくなる。
それと比べて殺人の動機や方法は汚い。
とても面白かった。 -
穏やかにユーモラスな雰囲気は好いが、取り上げられる殺人事件は非常に残虐なものばかりである。
それはそれでいいんだけど、やはり殺人事件を専業主婦の安楽椅子探偵が解決する展開はミステリーとして無理があるよなぁ。
まぁでも美味しそうな料理描写の素敵さはやはり絶品であります。 -
刑事が友人夫妻宅ですごーくおいしそうな料理を堪能しながら、奥さんの知恵をかりて事件を解決する短編推理。血生臭いのが苦手な奥さんが男性陣を使ってリモート捜査するのがよい。
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相変わらず、美味しそうなご飯の描写と、なんとなくほのぼのした雰囲気。
そして、旦那と川田の口げんかと奥さんの包容力。
三作目にして、事件の陰惨さがかなり厳しくなってきている気もするけど、その辺でバランスを取っている感じ。
本格ミステリ、という点で見ると、ちょっと緩くなってきたかな、とも思うけど、楽しんで読むには必要十分だと思う。
個人的には、ここまで技巧的な暗号モノはちょっと苦手なのだが、それ以外は楽しく読めた。 -
とぼけた会話が心地よい安楽椅子探偵ミステリ短編集。事件そのものはわりと残酷だったり、動機に絡む人間関係にかなりどろどろしたものがあったりもするのだけれど、ほとんどえぐさを感じません。独特の雰囲気。
お気に入りは「いないいないばあ」。少し哀しいけれど、ほんわかとした優しい気分が残る一作です。 -
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シリーズ第3弾。
相変わらず美味しそうです。
八王子について詳しい記述があって、何だか懐かしかった。
旧宅の近所のラーメン屋とか…結局行ってねえや! -
平成20年11月19日購入
なかなか感想を書くのが難しい。
どこを取り上げて褒めたものやら・・・。
無事が何よりみたいな塩梅で
内容も無難なのだが
無難と書くのもなんだかしっくりこない。
必ずしも一話完結でなくてもいい気もするし
(長くするのが難しいのもわかるが)
別に殺人事件にこだわらなくてもいい気がする。 -
「ミミズクとオリーブ」シリーズ第3弾。短編6つ。
おなじみの河田警部が現れて、事件の幕が下りる。今回はニューヨークでおこった事件もある。あいかわらず、旧友どうしの会話は笑わせるし、奥さんの郷土料理はおいしそう。事件の真相は、わかってみればとてもシンプル。ミステリ好きには物足りないが、奥さんの論理的思考は好ましい。ミステリの基礎を教えてもらっているように感じた。 -
相変わらずの、ぼく(あれ?名前?そういえば、でないなぁ)と、悪友河田警部とのかけあい。その合間に、奥さんの的を射た観察・推理で、事件は解決されていました・・・ちゃんちゃん!ああ、奥さんのお料理、食べてみたい♪特に「ちらし寿司」♪お寿司といっても、お魚ではなく、お野菜満点!タケノコ・フキ・カマボコ・お揚げ・ゴボウ・レンコン・コンニャク・キヌサヤエンドウの細切・錦糸卵・紅ショウガ・おまけに今回はソラマメまで!!baguuuuus!!でも奥さんの影が薄くなってしっまたよう気がして、ちょっと残念。もっと奥さんに登場して欲しいなぁ、と思いました。
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2007年2月4日読了
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芦原すなお氏の「ミミズクとオリーブ」シリーズ、待望の第三弾。
血を見るのも嫌という作家の妻女が鮮やかに解き明かす謎と、読書しながら思わず涎が出てくる料理の数々に、心とお腹がいっぱいになる事間違い無しの一冊です。
読書を肴に一献いかがですか?
解けない謎が解けるかもしれません。
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NYへ研修に行っていた河田刑事が帰って来たのは嬉しかったのですが、想像していたより早くてちょっとビックリしました。でも、そのおかげで主人公“ぼく”と河田刑事の、いつもの面白おかしい会話を楽しめたわけですけれど。河田さんが“ぼく”を子供のようにあしらうのが好きです(笑)奥さんの推理は相変わらず冴えまくってますねー。今作の中では「いないいないばあ」が好き。とても悲しい物語だけれど、印象に残りました。
そして印象に残ったといえば、奥さんの作ったイリコ飯!ものすごく美味しそうです!食べてみたいなぁ。 -
2007/2 芦原すなおの『ミミズクとオリーブ』シリーズの第3弾。ミステリ色はどんどん薄くなってきてると思います。本格物として読むとちょっとなぁ、と思うかもしれませんが、芦原すなお自身がミステリ畑ではなく、純文学畑の作家なので、ミステリはあくまで道具立てとして読むのが正しいのでしょう。
今回もおいしそうな料理の数々が出てきます。これを読むと、郷土料理や家庭料理っていいなぁと嘆息すること請け合い。 -
★…4.5くらい。
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「ミミズクとオリーブ」の3冊め。本屋さんの店頭で見たときは小躍りしてしまいました(笑)。いつもながら出てくる讃岐の郷土料理が美味しそうで、おなかすいてくる。
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