いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 99
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488430122

作品紹介・あらすじ

中学3年生の滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。芸者時代の名前でお蔦さんと呼ばれる祖母は、気が強く面倒くさがりだけれど、ご近所衆から頼られる人気者だ。ある日、幼なじみの洋平と同級生の彰彦、後輩の有斗が滝本家を訪れていた。夕飯をお腹いっぱい食べ、サッカー談議に花を咲かせたにぎやかな夜。しかしその夜、息子ひとりを残して有斗の家族は姿を消した。神楽坂一家3人行方不明事件は大きく報道され、一家が抱える秘密が明らかに――。街に不穏な空気が立ちこめるとき、お蔦さんの啖呵が神楽坂に響く。粋と人情と望が作る美味しい料理が詰まったシリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 1作目みたいに短編かと思いきや長編w
    うっかりちょっと読んだら結末気になりすぎて深夜なのに最後まで読み切ってしまった・・・

    というか怖すぎた!!!!笑
    そんな展開になるとは思ってなかったから余計に。
    有斗も切なすぎだわ・・・ところどころ泣いた。泣ける。新しいとこで家族で幸せになってね・・・←

  • 長編で、しかもシチュエーションが重過ぎて
    私にしては読むのに時間がかかりました。

    ストーリーの深刻さゆえか、お蔦さんや
    ノゾミちゃんの手料理の存在感が薄くなったような。

    西條さんはやはり、時代小説の方が入りこめます。
    これは私の好みの問題かと。

    「まるまるの毬」が素晴らしかったので
    今後は時代小説を読み進めたいと思います。

  • このシリーズ初めて読みましたが、面白かった!
    読み終わったとき、シリーズ化されていて
    嬉しいと思いました。
    お料理好きな中2の男の子と粋なおばあさんの
    お話。美味しそうなお料理も楽しい!

  • 前巻の日常系サスペンスからがらりと変わった犯罪の方のサスペンス。
    行方不明になった後輩の家族はどうなったのか。なぜ消えたのか。
    解決はするが快刀乱麻とは言い難いし、ちょっとばかり後味も悪い。
    最初は生意気で馬鹿っぽいと思っていた後輩が、最後には可愛くてたまらんかった。

  • 中学3年生の滝本望とその祖母、滝本津多代(通称お蔦さん)の二人が主人公で日常の事件を解決していく「無花果の実のなるころに」の続編。
    ところが今回は日常の事件ではなかった。望の中学の1年生、金森有斗の家族が大量の血糊を残して突然失踪したことから始まる殺人事件を想起させる事件に巻き込まれる。
    何が起こったのか?お蔦さんの推理と行動が、警察をも引っ張り、次から次へと明らかになる謎を解き明かし、悲しい過去の事実と怖ろしい現実をも、最後は幸せになるように解決するところがほっとさせてくれる。
    今回も色々な神楽坂町内会の人達の他、お蔦さんの顔の広さを伺える色々な人が登場し、わくわくさせてくれる。

  • 2作目は連作ものではなく、長編。しかしこれがなかなか、前作のほのぼのタッチは仮初めの姿で今作こそが本領発揮なのかもしれない。

  • ミステリーズ!(隔月刊)2010年8、12月号、2011年4、8、12月号、2012年4、8、12月号掲載の8編を収録して、2013年11月東京創元社から刊行。2016年8月創元推理文庫刊。シリーズ2作め。もたもた感あったものの、1つの事件にまつわる長編仕立てで、読み応えありました。

  • ほのぼの感も多かった1作目と比べ、ハラハラドキドキのミステリーになっていて、一気に読みました。
    仲良くなったあの子やあの人の過去、結末は少し寂しい。

  • 神楽坂で暮らす孫の望が語り手で、祖母で元芸者で女優のお蔦さんが探偵役の物語二作目。
    望の後輩のサッカー少年の家族がいきなり消えてしまう。家には血だまりが。
    いきなり日常が激変した少年の日々。謎とともに、
    噂に惑わされる周囲の人と、あくまで少年を守ろうとする望とお蔦さんをはじめとする人々の温かさ、あくまでも元気にふるまう少年の姿が心にしみる。

  • 家に帰ったら突然家族がいなくなっていたという、いつもと違う日々の物語。
    残された有斗の持ち前の明るさと、健気な我慢のあれこれが心を揺さぶる。
    望もちゃんと有斗を支えていて、周りの人々の優しさが暖かい。
    誰かのためにと作られる料理も美味しそう。

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プロフィール

1964年、北海道中川郡池田町に生まれる。北海道帯広三条高等学校を経て、東京英語専門学校を卒業。 2005年、『金春屋ゴメス』が第17回日本ファンタジーノベル大賞 大賞を受賞しデビュー。2012年、『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞。2015年、『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞。

「2018年 『秋葉原先留交番ゆうれい付き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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