退職刑事 5 (創元推理文庫 M つ 3-6)

著者 :
  • 東京創元社
3.29
  • (2)
  • (3)
  • (11)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 75
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488434069

作品紹介・あらすじ

推理小説を読み、洋楽を聴き、テレビゲームに熱を上げもする。往年の鬼刑事は進取の気象に富み、優遊自得の身になっても飛耳長目ぶりを発揮してやまない。父が靴底を減らしてきただけの刑事ではないと疾うに気づいてはいたが、刑事になってからの私は子孝行をしてもらってばかり-。現在進行形の捜査話が若返りの妙薬になっていると思しき退職刑事が、若かりし頃の事件を語る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 退職刑事第五弾。

    だんだん、ひねり過ぎてというか、
    趣が深すぎてちょっとついていけなくなっている気がする。

    犯人と目された人物が女に殺されるラストはちょっと面白かったし、
    退職刑事の方が、現職刑事と小説家に昔の事件をするという
    新しいパターンもあったが。

  • 2003年5月16日、初、並、帯無
    2016年5月3日、伊勢BF

  • 西澤保彦がこのシリーズが大好きだということで、前から読もうと思っていたもの。日本初の安楽椅子探偵もの。ほんとは最終巻の6巻まで一気に読みたかったんだけど、ちょっと祝日を忘れてて借りられず。何つーか、時代を感じてそれはそれでよいのだけど、何かちょっと難しい。ライトミステリーばかり読んでいるからついていけないのだろうか。ほんと何度も繰り返して読んでもよい感じ。

  • 『落葉の墓』再デビューした歌手の死。行方不明の妻。『凧たこあがれ』退職さんの手掛けた事件。『プールの底』プールの底の死体。共犯は好きじゃないな。『五七五ばやり』暗号もの(笑)ちょっと予想外な結末(笑)暗号ものとしては微妙かな。『闇汁会』闇汁会での死。時効の事件の捜査(笑)『遅れた犯行』まだ生きている人間を殺したと自主した男。賭けだよな(笑)『あくまで白』肉叩きが凶器。ちょっと微妙かな。『Xの悲劇』これが一番面白かった(笑)退職さんの間違った推理が導きだしたものが(笑)

    市川図書館

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

(つづき・みちお)1929-2003。東京出身。10 代から時代ものを発表していた読物雑誌の衰退に伴って海外ミステリ翻訳家に転向、『E
QMM(エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)』日本版編集長を経て、1961年『やぶにらみの時計』を刊行、推理作家となる。トリッキーな趣向を凝らした作品の一方、ユーモラスなアクション小説、捕物帳を含む本格推理、ハードボイルド、SFミステリなど多彩な作風をもつ。永く無冠でいたが晩年に日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2022年 『都筑道夫創訳ミステリ集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

都筑道夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×