退職刑事 6 (創元推理文庫 M つ 3-7)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 69
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488434076

作品紹介・あらすじ

お前がいま手がけているのは、どんな事件だね?所在なさそうな父に訊かれて話した、写真うつりのよい女の一件。それが全ての始まりだった。目から鱗が落ちるとは言い得て妙、あのとき父が看破した真相には正直愕然としたものだ。その後も名推理に助けられること数知れず。警視庁捜査一課の現職刑事である私の存在意義は、一に退職刑事の息子だということにあるのだろうか…。

感想・レビュー・書評

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  • 退職刑事第六弾。

    え、これがシリーズ最後だから退職刑事さんが殺される?
    と思わせておいて、夢だったというのはどうだろう。
    元刑事の性で犯人に立ち向かうのかもしれないが、
    お年寄りなだけに例え夢でも後味が悪い。

    印象的だったのは、
    作家先生から手紙(!)がきて、
    桜の咲く露天風呂から若い女性が消えた事件と、
    バーのマスターの五年前殺人を犯したかもしれない客を見かけた話から、
    退職刑事さんが出張って犯罪者を捕まえる事件。

  • 2003年7月11日、初、並、帯無
    2016年5月3日、伊勢BF

  • 『つまらぬ事件』被害者が残したダイイングメッセージ。死ぬとは思ってないって(--;)
    『桜並木の一本の桜』露天風呂から消えた女。
    『死は木馬にのって』ダイイングメッセージ。馬の置物の意味が難しい。
    『拳銃と毒薬』撃たれて入院した五郎。これは…(--;)
    『耳からの殺人』電話で殺人の告白をされた椿さん。
    『馬の背』被害者が可愛そうと髪を洗った犯人。(--;)
    『針のない時計』絵本作家の死と老人の死
    『昔の顔』元マスターの持ち込んだ事件。


    市川図書館

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著者プロフィール

(つづき・みちお)1929-2003。東京出身。10 代から時代ものを発表していた読物雑誌の衰退に伴って海外ミステリ翻訳家に転向、『E
QMM(エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)』日本版編集長を経て、1961年『やぶにらみの時計』を刊行、推理作家となる。トリッキーな趣向を凝らした作品の一方、ユーモラスなアクション小説、捕物帳を含む本格推理、ハードボイルド、SFミステリなど多彩な作風をもつ。永く無冠でいたが晩年に日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2022年 『都筑道夫創訳ミステリ集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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