安楽椅子探偵アーチー (創元推理文庫 M ま 1-5)

著者 :
  • 東京創元社
3.20
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本棚登録 : 217
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488439057

感想・レビュー・書評

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  • ミステリの短編集。
    安楽椅子"に座った"探偵ではなく、安楽椅子"が"探偵。

    椅子がしゃべる、寝る、推理する。
    面白い設定で、キャラも良い。
    読みやすかった。
    主人公の衛が、安楽椅子のアーチーをとても大切に思っていることや、衛とアーチーの絆が素敵。

  • 読むのに結構時間が掛かってしまった;

    営業さんの話を聞いて
    安楽椅子が喋るなんて・・・?!
    どんなおもしろ話かと思っていたら
    意外と真剣。
    日常的な子供が事件を解決していく
    ほのぼのかなと思いきや
    さすが松尾さん!
    最後の最後に重く来ました。

    これは子供向けって感じではないなぁ・・・

  • 安楽椅子探偵の短編集。
    その探偵がなんと…椅子!あの家具の椅子が、話すわ考えるわ…それどころか謎解きまでする!我考える、故に我あり。
    謎については、ちょっと無理があるような気がする。そもそも椅子がしゃべって推理するってかなり斬新な気がするけど。
    個人的にはうーん…ちょっと…な感じでした。

  • 椅子が探偵。話が長い。けどまあまあおもしろかった

  • 3

  • 肘掛けのついた椅子そのものが探偵という斬新な設定。椅子の持ち主の及川衛は小5らしくてかわいいけれど、ミステリーマニアの野山芙紗はマニアックすぎて小5には思えない。
    想像以上に読み応えあって面白かったです。

  • 2003年8月東京創元社刊。書き下ろし。2005年10月創元推理文庫化。シリーズ1作目。コージーミステリ。首なし宇宙人の謎、クリスマスの靴の謎、外人墓地幽霊事件、緑のひじ掛け椅子の謎、の4篇の連作短編。安楽椅子のアーチと小学生の衛の事件記録。推理する安楽椅子という設定が、面白い。用意された謎もなかなか楽しく面白かった。

  • 特殊な探偵役の作品を挙げる際に、必ず出てくる一冊。冗談みたいな設定ですが、最近教育テレビを見ていたら、椅子なのに歌って踊るコッシーというキャラクターが出てて、なんだか通じるなぁと(苦笑)
    全体的に児童文学的で、そう思って読めば面白い作品だと思います。シャーロックホームズ的構成も、これからそちらへシフトしていく少年少女の導入としてありなのかも。
    しかし最終的なオチが解せない部分もありました。どちらかというと、ホームドラマのようなホッコリするストーリーのが合うように思います。
    シリーズとしてもう一冊あるようなので、是非読みたいです。ゆったりと流れる少年時代の時間の中で、それでも少しずつ成長する衛や仲間達に期待です。

  • 児童書っぽいファンタジックミステリ。
    ちょっとご都合主義的なところが気になったかなぁ。
    第三話が特に。

  • 安楽椅子探偵が、文字通り「椅子」でもいいじゃない。

    まず、安楽椅子=探偵という設定が目からうろこ。舞台設定が雰囲気を出していて好き。横浜には少しエキゾチックで、ファンタジックな謎が良く似合う。

    児童文学で、青い鳥とかそこらへんの少年少女文庫に持っていってもいいのではないかと思う。

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著者プロフィール

一九六〇年、石川県生まれ。会社勤務を経て作家になる。八九年『異次元カフェテラス』を刊行。九一年「バルーン・タウンの殺人」でハヤカワSFコンテストに入選。主な著書に「ニャン氏の事件簿」シリーズ、『おせっかい』『ピピネラ』『九月の恋と出会うまで』『嵐の湯へようこそ!』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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