ニャン氏の事件簿 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 237
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488439088

作品紹介・あらすじ

大学を休学し、家電配送のアルバイトなどをしながら、自分を見つめ直している佐多くん。とあるお屋敷のシャンデリアの付け替えにいくと、休憩中に出くわしたのは、一匹の猫とそれに仕える秘書兼運転手だという男だった。アロイシャス・ニャン氏と紹介された品のいい猫は、その屋敷で起こった変死事件の謎を解き明かす?! って、猫がニャーニャーと鳴いているところを勝手に解釈しているみたいだけど本当なの? アルバイト先で、次々と不思議な出来事とニャン氏に出くわすことになった、佐多くんの右往左往の探偵譚を愛らしく描いた連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • おばあさんの幽霊、安楽椅子と様々なモノを探偵にしてきた作者ですが、今度は猫です。ネタとしては面白いけど、猫が探偵である必然を感じない。連作短編で1冊にはまとまってるけど、なんとなくふわっとした1冊になってしまっていますね。

  •  人間の言葉は喋れなくて、ニャンニャン言うだけだけど、人間が言ってることは理解できて、しかも謎解きもしちゃう猫で実業家のニャン氏と、その通訳の丸山さん。
     この1匹と1人が直接事件に巻き込まれるわけでなく、ニートぽい佐多くんが同僚の岡崎さんと事件の話を聞かされてるのを、一緒に聞いてて、てパターンです。

     地の文も三人称ながら佐多くん視点で、ニャン氏と丸山さんはあんまり素性が分からない感じ。
     それがよかった。
     ならいっそ、佐多くんの一人称でもいい気もしたけど。

     ただこの本、6話収録の連作短編なんだけど、最後の2話が書下ろしなんだよね。
     てことは、雑誌掲載時、随分中途半端な感じで話が終わってたのね。

     あと、最終話での佐多くんの自分の身の振り方は、私が考えてたのと違ってた。
     そうなの?
     話の最後が駆け足だったこともあって、何かバタバタ…中途半端…。

     そういえば松尾さんの作品、前に「バルーン・タウンの手品師」を読んだのに、登録してなかった…。
     確か1話読んだだけで、読むのをやめた記憶が…。

  • 推理部分は緻密なのに、話自体はつかみどころなく、デビュー作『バルーンタウンの殺人』を彷彿とさせます。『ニャン氏登場』『猫目の猫目院家』は探偵が猫である意味があり、良かったです。ただラストに近づくにつれ早足で、『真鱈の日』の推理はもう少し詰めてほしかったです。

    とはいえ、ニャン氏と秘書の今後の活躍が気になるので、続きに期待します。

  • 探偵役が猫さんという摩訶不思議な話。主人公のいく先々に現れ、謎を解いていく。側についている執事さんもいい雰囲気出していて◯。続編あるみたいなので読みたい。

  • 全体的に地味で読みにくかった。
    猫である必要性も感じられなかった。猫のセリフもちょっと邪魔だった。

  • ニャン氏の事件簿
    201026読了。
    今年83冊目、今月9冊目。
    #読了
    #ニャン氏の事件簿
    #松尾由美

    短編集。
    探偵は猫!三毛猫ホームズのような奥ゆかしい猫ではなく、明らかに日本語を解し、猫語で伝達してくる。

    見た目は猫、頭脳は探偵。
    実業家にして童話作家、その名は、
    アロイシャス・ニャン!

    この帯は珍しく持ってかれたわ。
    これは正しい販促帯です。

    ミステリとしては小粒。
    ただ単にニャン氏を自分家のネコと重ねるための本。

  • 実業家にして童話作家である猫・ニャン氏とその通訳兼秘書が活躍するミステリ連作集。彼らの言い分がどこまで本当なのか分からない絶妙な語り口が楽しい。謎解きも無理がなく、重い話はあれど愛嬌あるキャラ達のおかげでライトな読後感でした。

  • アルバイト佐多君の行く先々に現れるニャン氏、そして謎。読みやすく面白かったが、期待した猫ものとちょっと違ったかな。ニャン氏にあまり癒し成分がない(笑)。丸山氏にはちょっと和むかもしれない。ラストの祖父の囲い込み作戦がえげつない手口だな、と思うんだけど佐多君はうまいことかわしたなぁ、と感心。なのに結局ニャン氏を振って祖父の方へ行っちゃうのが残念。墓参り位で絆されるとはちょろい孫だニャ?

  • 「ニャーニャニャニャーニャニャーニャ?」
    「まことに差し出がましいのですが、そうでもないのでは?」

    大学休学中の悩める運送屋バイト佐多くんの行く先々でなぜか遭遇する、実業家にして童話作家の猫ニャン氏と通訳執事の丸山氏。

    第一話はあんまりニャーニャー言ってませんし、謎解きの佳境では多少控えてるみたいですが、ちょっとニャーニャーしすぎだと思いますニャ。

    猫好きでご都合主義を飲み込める人が、頭を使わずに読むのに向いてます。
    松尾さんは『雨恋』とか『スパイク』が良かったからちょこちょこ読むのですが、なかなか越えるのがないんだよなぁ……

    カバーイラスト・図版イラスト / minoru
    カバーデザイン / 西村 弘美
    初出 / 『ミステリーズ!』vol.68,74~76(2014年12月、2015年12月~2016年4月)、書き下ろし2本

  • 表紙の可愛さとニャン氏の設定に惹かれて読んでみましたがうーん、どっぷりはハマらず。ミステリーとしてはあまり面白くないですがニャン氏ありきなので。この小説が実写化したら絶対見ますという感じです。

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