囲碁殺人事件 (創元推理文庫 M た 3-1)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488443016

感想・レビュー・書評

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  • ゲーム3部作#1。知能指数208の天才少年・牧場智久と大脳生理学者・須藤信一郎が、囲碁のタイトル戦の最中に起こった殺人事件の謎に挑む。

    囲碁用語がたくさん登場はするけれど、素人の私でも特に困らず読み進められる。棋士の脳、たしかに見てみたい。須藤さんのトボけた味が癒し。

  • 棋幽戦第二局1日目を妙手で終えた槇野九段が、二日目の朝首無し屍体としてなって発見された。
    囲碁の世界を舞台としたミステリ。囲碁にまつわるあれこれで構築された謎を、ミステリの手法で解き明かす。両者が持つ純粋さが絡み合いできる美しさを堪能した。

  • 2013/07/11
    先週の囲碁フォーカスで、紹介されたので、ちょっと興味があり読みました。
    推理小説に、囲碁の解説が入るので、ちょっとかったるいけど 中盤からはTVや映画を見ているような迫力。
    第七期棋幽戦第二局、槇野猛章九段の妙手の 棋譜があればいいのに!
    落ちは、まぁまぁ。
    主役の囲碁少年と姉、大脳生理学者に好感が持てるので、読後も爽やか。

    2013/07/11 予約 8/20 借りる。8/21 読み始める。8/22 一気に読み終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    第七期棋幽戦第二局は、〈碁の鬼〉と称される槇野猛章九段の妙手で一日目を終えた。
    翌日の朝、対局の時間に槇野九段は現れず、近くの滝の岩棚で首無し屍体となって発見される。
    死の二週間前に目撃された奇妙な詰碁は殺人予告だったのか。
    知能指数208の天才少年・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎が不可解な謎に挑む本格推理。
    ゲーム三部作第一弾、牧場智久シリーズ開幕。

    著者 : 竹本 健治 URLはこちら https://twitter.com/takemootoo 『竹本健治 (takemootoo) on Twitter』 : 
    竹本 健治(たけもと けんじ、1954年9月17日 - )は日本の推理作家。兵庫県相生市生まれ。東洋大学中退。
    代表作『ウロボロスの偽書』『ウロボロスの基礎論』『ウロボロスの純正音律』は、著者自身、綾辻行人、小野不由美、島田荘司などの実在の人物が架空の推理小説の中に登場するポストモダン的なメタ小説。
    URLはこちら http://www013.upp.so-net.ne.jp/reiroukan/re/ 『竹本健治HP - So-net』 : 

  • 天才棋士、智久くんの若いときのはなし。探偵役は姉の上司。
    囲碁しらなかったけれど解説があるので割と平気によめる。
    C0193

  • 囲碁を題材にしたミステリー。囲碁好きには結構良いかも。というか、コウの複雑なルール解説が途中で出て来たりとか、むしろ囲碁好きじゃないと読めないだろこれ。
    もう少し囲碁のルールについて勉強したくなる一冊。

  • う〜ん。囲碁やったことないからいまいち。

  • 作者が囲碁を愛してやまないことはひしひしと伝わってきた。
    天才少年の暴走っぷりがなんか微笑ましい作品。
    作品の舞台がよくわからんかったけど、敢えて年号とかを削除したらしい
    まぁ、今時記者が電話機に殺到しないもんなぁ。。。

  • 30年以上前の作品なので、障害に対する考え方も今とはだいぶ違っていたのだろう。この動機はこの時代では特段不思議ではなかったのだろうか。私としてはそこまでするのかという違和感をおぼえてしまった。しかし棋戦が舞台というのは面白かった。

  • 2004年3月2日読了

  • 囲碁がよくわからないのできっと迫力を感じ取れていないのだろうなと。

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著者プロフィール

竹本健治:
一九五四年兵庫県生れ。佐賀県在住。中井英夫の推薦を受け、大学在学中に『匣の中の失楽』を探偵小説専門誌「幻影城」上で連載。デビュー作となった同書は三大奇書になぞらえ「第四の奇書」と呼ばれた。
ミステリ・SF・ホラーと作風は幅広く、代表作には『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の「ゲーム三部作」をはじめとする天才囲碁棋士・牧場智久を探偵役としたシリーズや、自身を含む実在の作家たちが登場するメタ小説「ウロボロス」シリーズなどがある。近著に大作『闇に用いる力学』。

「2022年 『竹本健治・選 変格ミステリ傑作選【戦後篇Ⅰ】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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