体育館の殺人 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 3335
感想 : 300
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488443115

感想・レビュー・書評

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  • とても読みやすかったです。平成のエラリー・クイーンと呼ばれる著者のデビュー作で、高校の体育館で起きた密室殺人をベースに展開される学園ミステリーなのですが、正直最初ラノベみたいな展開を予想していたのですが、いい意味で裏切られた。一つの傘から、推理が展開されて、事件を解決していく所から本格ミステリーの要素を感じました。ぜひ
    ミステリー初心者に読んでほしい作品です。あと、アニメ好きにも読んでほしいです。「エヴァ」、「Fate」などのセリフも、文章中に描かれているので、馴染みやすいと思います。

  • 電子書籍で読了していますが、ブックオフの日で文庫本購入。今後は裏染シリーズ読破しようと思います。
    読みやすい青春ミステリ。

    〜以下は電子書籍読了時の感想〜
    高校生探偵が活躍するミステリは多い中で、何というかギャップが面白く、またロジカルに謎が解けていく流れがミステリ初心者にとっても分かりやすく、総じて読みやすい作品であった。

    シリーズ作品ということで次も早く読んでみたいと思えるほど、夢中にさせる世界観。高校生や刑事など様々な登場人物が出てくるが、それぞれに個性が伝わる描写が素晴らしく、リアリティを感じさせる。

    『金田一少年の事件簿』が好きな方は、ハマること間違いなし!!

  • 探偵役である裏染天馬のキャラがめちゃくちゃ好きだなー。ラノベぽいのでサクサク読めてよかった。ミステリ小説もっと読みたいなあ。

  • 男子高校生が謎を解いていくミステリー小説。

    この作品で特徴的なのが読者への挑戦状。

    謎解きに必要な情報が全て揃っていて、読者自身にも謎解きが可能と挑戦してくるあたりが新鮮でした。
    まあ、全然出来ないんですけど(笑)

  • こちらも、prime readingの小説で面白そうと登録。
    数週間放置していたことを後悔するほど面白かった。

    面白いと思った点はいくつがあるが、最後まで読んでもらえるようにコメントを残すと、
    ・この事件を解決に導くキャラの登場は少し遅いので、そこまでは折れずに読んでほしい
    ・2010年頃?のライトノベルが好きでたくさん読んでいた方。自分はわかるぞ…というマウントが取れる

    また、作者がこの作品を書いた歳を考え、凄いな…と感心した。

    最後に、自分は椎名なら深夏派です

  • ライトノベルっぽい、がっつりミステリを読みたい人向け。予想以上にミステリでした。

    謎自体はシンプルなので、可能だったのは誰か、せっかくなら考えながら読み進めてみると楽しめるのでは。

    あと、DTBは一期派でした

  • 高校の体育館でおこった密室殺人を解決する話。
    解決の章までに、解決するための手がかりが全て出ているので、読者も推理できる。
    推理できなくても、解決編を読んで楽しめる。
    続編も読みたい。

  • 文章も読みやすく、ある程度探偵がナビゲートしてくれるのでミステリをあまり読まない人にもおすすめしやすい推理小説だと思いました。
    自分にとっては久しぶりの読者への挑戦状だったので楽しくなって、1時間ほど読み返して推理を楽しみました。
    名探偵と同じ…とはいきませんでしたが、犯人もトリックも大体正解できていたので大満足です。
    推理小説は、電子書籍やオーディブルだと証言の確認作業に時間を取られるので、紙媒体が最強だということを再認識させられましたw

  • 最近相次ぐ映像化で話題の作者さんのデビュー作
    学園設定、探偵役は重度のアニメオタク、会話の中や途中の小見出しにもそのネタ満載で、
    それだけ見るとライトノベルのようだけれど、中身は懇切丁寧に描かれた本格ミステリー
    非常に面白かったし、是非続編が読みたい

  • 寝る前の読書には向かない本。
    導入から興味を引かれて、どんどん話が展開していく。
    続きが気になって読むのがやめられず、目もどんどん覚めていく。
    深夜まで読み進め、寝不足になってしまった。

    主人公は、プシュケの涙の由良彼方をちょっと思い出させる感じ。
    向こうは、イケメンだしオタクでもないけど。

    内容は、会話が多くともすればライトノベルっぽい感じがする運びとは打って変わって、本格ミステリ。

    章題が明快なのと、幕間に読者への挑戦が入っていて、フェアな感じがいい。
    (全然解けなかったけど)

    登場人物が多くて追い切れなかったので、メモを取りながら読むのが、できればおすすめ。
    あと、見取り図があるのに途中まで気付かなかったけど、前半こそ見てたらもっとわかりやすかっただろうなと、自分の注意力の低さにガッカリ。

    是非、次の作品も読もうと思う。
    (その時はメモも忘れずに…!)

    早朝始発の殺風景が面白かったのでこちらも読んでみたけど、こちらの方が圧倒的に好き。

著者プロフィール

★小説家/推理作家。“平成のエラリー・クイーン”の異名をとる、本格ミステリ界の若きエース! 代表作に『体育館の殺人』『図書館の殺人』『ノッキンオン・ロックドドア』など。

「2018年 『ネメシス ♯40』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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