花魁さんと書道ガール (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 148
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488450113

作品紹介・あらすじ

大学生の花沢多摩子は書道が恋人の変わり者。祖母の部屋で古びた簪を見つけたその夜、春風と名乗る花魁の幽霊が現れる。多摩子に花魁は笑いながら「本物の恋を見ることができれば成仏するかもしれないよ」と告げる。自分に取り憑いた幽霊の言葉を信じ、多摩子の体を貸して、悩める人の恋を手練手管で成就させることに。かくして妖艶で口の悪い花魁と地味で無口な書道ガールによる「最強の恋愛アドバイザー・春風さん」が誕生した! 恋模様は十人十色。泣いて空まわりして打ちのめされても、好きって無敵。あなたの恋を、二人が全力で応援します! 文庫書き下ろし連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • ラノベの範疇に入るでしょうか。幽霊の花魁と、書道にしか興味のない女の子のドタバタ劇。巻き込まれ型主人公のキャラに疲れるところも……。ラスト方面は悪くなかったです。

  • 図書館で。
    パンダ~が面白かったので、同じ作者さんの本を借りてみました。個人的にはなんだか親友ってのが本当に親友?とちょっと鼻白む感じ。本当にヒロインの事を思って友達を増やしてあげたいって思うならまずは気の合いそうな同性と3人ぐらいで合わないかな?とりあえず合コンに引きずりだすって雑すぎるだろ。
    なんだか言動もなんとなく裏を返すと悪意に見えなくもない善意みたいな感じでコワイ。花魁さんはかっこいいけど。

  • 書道一筋の大学生 多摩子
    祖母の部屋で見つけた簪に籠められてた幽霊 花魁の春風に取り憑かれ
    成仏させるために本物の恋を見せねばならず
    ドタバタと
    書に一途な多摩子が恋バナに振り回されながら逞しくなる様が良し

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99835732

  • この作家の物語の設定が面白いと思う
    ただ、このようにうまくいくのかと思ってしまう
    恋のカウンセラー

  • いやあ、こういう想いの物語は好きだなあ。

    人付き合いが苦手な女子大生がなぜか花魁の幽霊に取り憑かれて、他人の恋の悩みを解決するという展開。

    花魁の春風さんの大胆さと恋愛についての語りがまた良い。
    そして主人公の恋の行方がそうなるとは思わなかった。
    これは恋物語というよりも少女の成長物語なのだな。
    ラストの前向きな明るさも好き。
    この二人のコンビのその後も見てみたくなった。
    と思ったら、2巻が出てる!
    コレは読まねば^^

    ちなみに最初忘れていたにだけど、ずっと昔に作者の別作品(レンタルフルムーン)を読んだことがあり、それも好きだったなあと、思い出した。
    作者の別のお話も読んでみたい。

  • 初読みの作家さん、あっという間に読了。おもしろかったです☆どことなくのだめを思い出すようなコメディチックなお話。推理は全くなく、悩める恋愛を解決していく花魁はオチはわかりつつも好みでした☆これドラマ化されたらおもしろいかも!と思ったりして…地味なヒロインは永野芽郁ちゃん、ズバズバ言うけどめちゃくちゃ綺麗な花魁は北川景子さん、なんだかんだで素直ボーイなガクは伊藤健太郎くんで脳内再生されました☆続編もいつか読んでみたいですね。

  • 図書館。
    これもミステリーと勘違いして借りた。
    こういう自己憐憫型で自虐的でかつ自己満足的な主人公は嫌いなので読み進めるのに骨が折れる。少女マンガの典型的主人公のようだ。二話目あたりから読みやすくなる。
    とりあえずは恋の幻影が晴れていく過程かミステリーっぽいか。
    二作目を読んでも良いという気にはなっている。

  • レーベルは創元推理文庫だけど、ノリはライトノベルかな。まぁ、キャラクターとか嫌いじゃないけど、本格推理ものが好きな人はうーんとなるのでは?

  • 花魁さんの幽霊と恋を応援!好きな話だ。花魁の知識もためになる。

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著者プロフィール

1983年兵庫県生まれ。2007年に第14回電撃小説大賞銀賞を受賞し、『under 異界ノスタルジア』でデビュー。真っ直ぐで透明感のある文章、高い構成力が魅力の注目作家。他の著作に、「花魁さんと書道ガール」シリーズ、『雪には雪のなりたい白さがある』『フルーツパーラーにはない果物』『今日も君は、約束の旅に出る』『わたしたち、何者にもなれなかった』などがある。

「2021年 『パンダより恋が苦手な私たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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