春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 6892
レビュー : 897
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488451011

感想・レビュー・書評

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  • 春らしいタイトルにひかれて。
    ライトミステリ?学園ミステリ?小鳩君と小佐内さんのやりとりが微笑ましく可愛らしい。

  • 古典部シリーズが面白かったので、他のシリーズにも手を出してみた。同じく高校が舞台だが、かなり屈折した経緯で、高校入学を期に目立つことは避けて小市民として生きようとしている男女が主人公。無理がある設定だが、確かに入学時は、過去と違う生き方をするチャンスだし、普通と逆に、消極的な自分を演出する人もいるかもしれない。小市民的生き方を選んだ理由も、ほのめかされていて、たぶんシリーズが進めばもう少しわかるんだろうなと思わせる展開になっている。小佐内さんのこれからが気になる。

  • 高校生の二人が日常の中の謎を解いて行く学園ミステリ。出来れば目立ちたくない「小市民」志向の二人が、行き掛かり上仕方なく身の回りの謎を解いて行く。高校生の日常に相応しい些細な事件ばかりだが、謎解きとしては楽しめるようにプロットは工夫されている。元々事件も大きくないだけに動機も深くなく、主人公二人のキャラ設定もあってライトノベル的なノリの1冊。

  • 小市民を目指す高校生2人が、日常の謎を解明する。

  • 小市民を志している二人だからきっと
    間違っても殺人事件には関わらないだろう。
    (関わってしまうことを期待してはいるけれど)

    それでも日常的な謎解きは容赦なく二人に襲い掛かり、
    その現実に必死に抗おうともがく二人の様子がとにかく面白い。

    「おいしいココア」にはつい笑ってしまった。

    小山内さんの過去がすごく気になります。

  • 謎解きのカタルシスよりも、キャラ変貌のカタルシスの方が高いかな。そんなことを思ってしまった〈小市民〉シリーズ第一弾。

    いわゆる「日常の謎」を基点に置いた青春ミステリーだが、小市民を目指す下地にはやはり、小市民ならざる過去があると。

    短編形式の謎が重なって大きな謎を解く構成はよく出来ているが、少し物足りなさを感じるのは確か。その分、抑え気味の描写をされた登場人物の変化は面白い。

    とはいえ、元は単巻予定だったと聞くと、この巻だけでは消化不良だったろうな、と思う。その点で、続巻のキャラたちに期待したい。

  • 高校進学を機に、普通の学生として生活することを協定として結んだ小鳩君と小佐内さん。ただ、日常は彼らがそう振る舞うことを許さないようで、(人が死なない程度の)事件が起こり、主に小鳩君がその謎を解決していくという話の筋。読んだ感想は、「食べ物の恨みは恐ろしい」という言葉に尽きる。小佐内さんの普段の素行からは考えられない過去が衝撃的。あと、本人たちは否定しているが、これは世間的には「付き合っている」といわれてもおかしくないんじゃね?とツッコミを入れたくなりますわ。この後の続きも手に入れているので読んでいきたい。

  • 日常のミステリー、やはり面白い。また新しいシリーズに手を出してしまった。余り長くないようなので、一気に読むかな。

  • 小鳩くんと、小佐内さんは小市民を目指して奮闘中。だが、日常の様々な事件や謎が二人を小市民の中に埋没させてくれない。 「ここで、泣き寝入りしなかったら、小市民じゃない」なんてセリフが出てきて思わず笑ってしまいました。普通は反対の意味でよく使われるんだけど。

  • 米沢穂信の日常系ミステリーシリーズ。古典部シリーズとは別のもの。主人公が自らの小賢しさから人間関係がうまくいかなかったことから小市民となろうと努力するが、次から次へと悩みや相談が持ち込まれ結局推理を行って解決していく流れとなっている。相棒(?)の小山内さんも過去の出来事を反省し小市民となることを目指しているが、過去に何があったのかははっきりされていないので、今後の出方次第だろうな。ミステリーといってもだれも死なず、誰も傷つかない。安心して読める。

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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