春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.60
  • (503)
  • (1010)
  • (1373)
  • (137)
  • (27)
本棚登録 : 6895
レビュー : 897
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488451011

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 小山内さんのギャップ萌え。小動物的見た目なのに中身は狼って。いまだかつてこんなにギャップがある登場人物はいただろうか?
    小鳩君と小山内さんが恋愛関係にないっていうその関係性も好き。
    健吾は良い子だなぁ、ちゃんと小鳩君の中身見てるのね、変な人って自分が変だと理解しているから、他人はそんな自分を理解出来ないものだと知っている。小鳩君の場合は知らしめされたか。
    なので、そんな小鳩君には健吾という同性の友達がいるのは心強いんじゃないかと。認めてくれる人がいるって大事だよね。

  • キャラが立ってて面白い。
    ミステリーとしても楽しめたし良い作品。

  • 読みやすく、かつおもしろい!米澤さんの十代向け?ミステリが大好きです。

  • 青春風味の軽やかなミステリー。
    人が死なない故緊張感に欠けるが、日常を懸命に生きる人々の姿にリアリティがあっていいと思います。

  • 本好き友達のオフ会でいただいた「春期限定いちごタルト事件」、しばらく、いや結構長い間積んでました(^^;;

    恋愛関係でも依存関係でもない「互恵関係」にある高校一年生の小鳩常悟朗(こばとじょうごろう)と小佐内ゆき(おさないゆき)。
    --------------------------------
    クラーク博士は北海道大学の学生に「紳士たれ」という言葉を残したというけれど、ぼくと小佐内さんも似た心情を持っている。「紳士」によく似ているけれど、それよりはもうちょっと社会的階級が低い。「小市民たれ」。これ。日々の平穏と安定のため、ぼくと小佐内さんは断固として小市民なのだ。もっとも、その表れ方はちょっと違う。小佐内さんは隠れる。ぼくは、笑って誤魔化す。
    (本文18ページより引用)
    --------------------------------
    紳士と小市民は似てるのか!?いや全然似てへんやろうというツッコミは置いといて、目立たず波風立てずひっそりと暮らすという二人の願望は、周囲で起こるささやかな事件の数々によって、時にコミカルに、時にシニカルにシリアスに翻弄され、叶えられる日は程遠いのであります。
    ただ、それでも二人は決して目立っているわけではなく、そんな二人がなぜ「小市民たれ」としているのか?
    それは、彼らが自分自身の短所だと考えていて、またそれが元で過去に深く後悔する羽目になったこともある「それぞれの性格」を表に出さないため、抑え込むため、矯正するためなのです。
    その性格というのがどういうものかは読んでのお楽しみとして、その彼らの努力!?が滑稽であり、微笑ましくもあり、ほろ苦くもあり、ああ青春やなぁというのがこのシリーズの面白さかなと思います。
    カバーを彩る片山若子さん(好きな装丁画家の一人です)の絵のタッチも、ストーリーによく似合う雰囲気を醸し出しています(^-^)

  • 【あらすじ】
    小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。

    【感想】

  • 小市民シリーズ・第1弾。
    可愛いらしい表紙とタイトルと裏腹に、小鳩くんも小佐内さんが小市民を目指す理由がちょっぴりダークだったり、小佐内さんが小市民を志してるのって、目立ちたくないからみたいな理由なのかなー、と思っていたら、小佐内さんのほうがダークでびっくり。
    冬になったら、この本を参照に、美味しいココアを作りたいなと思いました。

  • 米澤日常ミステリワールド全開でさくさく進む作品。春期限定いちごタルト、どこに行くにもしっかり持って歩かなきゃ、かっさらわれちゃう。作者に心が。

  • 優れた観察力や知恵を持っているけれど、その知恵自慢故に失敗し傷つき、封印することを約束した高校1年生の小鳩君と不思議ちゃんの小山内さん。高校生活を穏やかに過ごしたいけれど、そうは問屋が卸さない。再会した小学校の同級生がいい感じに絡んできます。 あちらこちらに仕掛けられたものが、後半に向かって自然に集まってくるように、明らかになっていきます。 途中で予想はつくものの、鮮やかだなぁと思いました。 あと、プロローグからしっかり読むことをおすすめします。

  • 日常系ミステリー!
    殺人事件は起こらない、ただ日常のふとした謎を解いていく。
    しかし、濃いキャラを押し殺したというか隠しているという設定なので二人の本性が抑えきれなくなるのがニヤッとする。

    美術部の先輩の最後の「これはゴミなのね」って絵を引き裂くシーンはわかるけど後味悪いなぁ

著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)のその他の作品

米澤穂信の作品

ツイートする