夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 643
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488451028

作品紹介・あらすじ

小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは"小佐内スイーツセレクション・夏"!?待望のシリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 小市民シリーズ2冊目。今回は夏休みに「小佐内スイーツセレクション・夏」を元にスイーツ巡りをしながら実は事件に巻き込まれてました…なお話。
    文中に出てくるスイーツの美味しそうなこと!
    最後に小市民関係を解消してしまった二人の今後が気になる。次の秋バージョンが楽しみだ。

  • 一つ一つの短編がユニークなミステリになっているだけでなく、各章で感じた違和感、キャラクター設定など全てを活かしてまとめ上げた最終章。連作としての完成度にも脱帽。

    小山内さんだけでなく、米澤穂信まで怖いと感じましたよ。

  • 小市民の星を目指し、慎ましく高校生活を送っているはずの小鳩くんと小佐内さん。
    前回の「春期限定いちごタルト事件」以来、平穏無事な毎日を送っていたようですが、高2の夏を迎えた二人は、小佐内さんの提案で<小佐内スイーツセレクション・夏>なるものに挑むことになりました。
    スイーツ好きの彼女に付き合って、おいしい限定スイーツ巡りとなれば、微笑ましい高校生カップルの図が浮かぶけど、そうはならず違和感ありまくりのこの二人。

    悪い癖が抜けずに悶々と悩みつつも、楽しくてやめられない、そんな葛藤に苛まれながらも小市民を目指すと言い張り、最終的にそんな自分にも相手にも嫌気がさしてしまいます。
    甘いはずのスイーツがビターな展開に。
    細かいミステリーもおもしろいけど、この二人の関係性がいちばんのミステリーです。

  • 小市民シリーズ二巻目です。
    全巻の春期限定いちごタルト事件では高1だったのが、高2になります。

    全巻よりも文章が愉快で、楽しいコメディのようになっています。前半はスイーツ巡り。日常なミステリーで、小鳩くんと小佐内さんはよく町に出掛けます。
    後半になるに連れて、ミステリー要素が強くなっていくように感じられました。

    私が好きな話は、「シャルロットだけは僕のもの」です。スイーツ描写が丁寧で、食べたくなります。また、いつもなら事件を解く小鳩くんが、事件を犯すところは必見です。小鳩くん対小佐内さん。勝つのはどっち!

    復讐が好きな小佐内さんと、謎を解くのが好きな小鳩くん。互恵関係にある2人が次巻ではどうなるのか…

  • 小市民シリーズ第2弾。これがまたとんでもない傑作!!
    ミステリーテイスト、一風変わったコミカルな
    ライトノベルとの圧倒的かつ、強靭な差が
    ここにありますねー。めちゃくちゃ...面白い!

    スタートの倒叙ミステリーのクオリティの高さ!
    かつ可愛さ満点の内容。なんて微笑ましいんだろう!
    のっけから読むのが楽しくて寝てる場合じゃなかったです。
    しかも読み進めるうちにいつしか、自然と
    小鳩ターンから小佐内ターンへ移行し、この序盤の
    可愛いらしいエピソードが、とんでもない伏線だったとい
    うウルトラC級の展開。...素晴らしい...。

    予想だにしなかった今作のラストが、
    どうなっていくのか、本当に目が離せない!
    米澤穂信...スゲー!

  • そう来たか。快調に進んで最後にどんでん返し。重いけど、そうだよなあと納得する部分もある。次が気になって仕方がない。

  • 1日でさくっと読めた。前半は、前作と同じ日常の謎を解決する話だが、後半から一気にきな臭くなってくる。そのつながりも、前作から続いているところなどもあったりして、さすが米澤さん。普通の青春小説では終わらせないと感服。 ただ、今、甘いものを控えているところなのに、スイーツ描写満載で、ある意味地獄。

  • 読み返し。小市民シリーズに初めて触れたのはこれのコミカライズだった。スイーツを食べながら進められる会話の描写が好き。最後の、パフェを食べられなくなるくだりが特に。

  • こええ。小山内さんマジパネエっスよ、っていう感想でよろしいでしょうか。

    小山内さんが巡らす陰謀がスイーツの上を暗躍いたします。小鳩くんは結局それをあばいてしまう。あばくって、暴、って字なのね。

  • 始まりはほんとうにささやかな日常ミステリーだったのが
    あれよあれよと思う間に小市民にはあるまじき事件へ。
    そしてその事件の解決というか解題が意外性に富んでいる。
    結末もまたびしっと苦い。

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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