動物園の鳥 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 3111
レビュー : 390
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488457037

作品紹介・あらすじ

春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんが働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。動物園で鳥井が掴んだ真実は、自身がひきこもりとなった出来事とどうつながるのか-。鳥井は外の世界に飛び立てるのか。感動のシリーズ完結編、文庫版特別付録付き。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わってしまったのが悲しい。
    エピローグを読んで悲しくなって、シークレットトラックがあるのを見つけて喜んで、それも読み終えてまた悲しくなってしまった。
    もっともっとこのシリーズを読んでいたい。
    まだまだ坂木さんと鳥井さんと、滝本さんと巣田さんと栄三郎さんと…、みんなの話を読んでいたい。

    本当に悲しいけど、嬉しい気持ちもある。
    鳥井さんが坂木さんを迎えに来てくれたことがとても嬉しい。
    大好きな人に会いに行く幸せ、大好きな人が会いに来てくれる幸せ、その両方で心が満たされている。

    大好きです。
    この物語が。
    大好きです。
    家族が。友達が。先輩が。後輩が。
    私に笑顔を向けてくれる人達が。
    一緒に同じ時間を生きている人達が。
    大好きです。
    私を生かしてくれている全てが。

    みんなに「ありがとう」と伝えたい。

    • まろんさん
      takanatsuさ~ん!

      大好きなのに、なぜかあんまり周りで読んでくれる人がいなかったこのシリーズを
      本を愛するtakanatsuさんが...
      takanatsuさ~ん!

      大好きなのに、なぜかあんまり周りで読んでくれる人がいなかったこのシリーズを
      本を愛するtakanatsuさんがこんなに好きになってくれて、本当にうれしいです!

      この本の表紙のように、最後、鳥井くんが
      ついに自分の意思で、鳥カゴを飛び出しましたね!
      毎日通っていた鳥井くん宅を、血のにじむような決意で後にした坂木くんの覚悟が報われて
      鳥井くんも、心の傷を乗り越えても会いに行きたい人がいることを
      はっきり自覚して飛び立つことができて
      ほっとしたり、うれしくなったりすると同時に
      私もやっぱり、もう彼らの物語が読めないのかと思ってさみしくなりました。

      人が人を気にかけ、思う気持ちって、やっぱり美しいと思わせてくれる素敵な本です(*'-')フフ♪
      2013/02/06
    • takanatsuさん
      まろんさん♪コメントありがとうございます!
      そしてそして、このシリーズをオススメして頂き本当にありがとうございます!!
      もうすっごく好き...
      まろんさん♪コメントありがとうございます!
      そしてそして、このシリーズをオススメして頂き本当にありがとうございます!!
      もうすっごく好きです!
      動物園での事件を読んでいる時もいろんなことを考えていたんです。
      主体性がないとかなかなか私には痛い指摘もあったり…。
      でもラストまで読んだら「もう大好きだ!」しか浮かばなくなってしまっていました(笑)
      「人が人を気にかけ、思う気持ちって、やっぱり美しいと思わせてくれる素敵な本です(*'-')フフ♪」
      はい♪人を大切に思えることがたまらなく嬉しくなります。
      幸せだ!って思いました。
      2013/02/06
  • 「和菓子のアン」が面白かったので坂木さん開拓中。

    引きこもり探偵 鳥井と彼の友人 坂木。彼らのもとに持ち込まれたのは、動物園でボランティアとして働く老人からの相談だった…

    動物園で次々保護される虐待された猫たちと、やや過剰な博愛主義の可愛い子ちゃん。虐待の犯人を追いつつ、鳥井と坂木の過去にもスポットが当てられる。

    引きこもり探偵シリーズ完結編、らしい。前二作は読めていないけれど、それでも無理なく読み進められる。

    それぞれの価値観という檻を越えて悠々と飛び回る鳥のような鳥井が格好良い。

    • まろんさん
      hetarebooksさん、こんにちは!

      とても好きな作家さんなのに、周りではなかなか読んでくれる人がいなかった
      坂木司さんを、hetar...
      hetarebooksさん、こんにちは!

      とても好きな作家さんなのに、周りではなかなか読んでくれる人がいなかった
      坂木司さんを、hetarebooksさんが開拓中だなんて、うれしくて♪

      この『動物園の鳥』を面白く読めたなら、ぜひこのシリーズ、
      最初の『青空の卵』から読んでレビューを書いてほしいなぁ。。。と、勝手に思ったりしています。
      坂木と鳥井の過去や、彼らを取り巻く人たちとの関わりを
      hetarebooksさんにもぜひ知ってもらいたくて。
      私は、実はおまわりさんの滝本くんのファンなのですが
      彼も坂木さんの他の作品にひょっこり顔を出しているし
      「過剰に博愛主義の可愛い子ちゃん」も、また別の作品で、ちょこっと成長した姿を見せてくれますよ♪
      2013/04/02
    • hetarebooksさん
      まろんさん、おはようございます♪

      おお!まろんさんの太鼓判ならなおさら開拓したくなりますね♪
      青空の卵、探してみます꒰ღ˘◡˘ற꒱

      最近...
      まろんさん、おはようございます♪

      おお!まろんさんの太鼓判ならなおさら開拓したくなりますね♪
      青空の卵、探してみます꒰ღ˘◡˘ற꒱

      最近、人の嫌な部分を見ることが多くて気分が優れなかったのですが、いじめられても自分を曲げずにさりげなく周りにも気を配れる鳥井に励まされました。「お前の宗教に入るつもりはない」ってスカッとするセリフ!

      私も滝本くん、好きです♪他の作品でも彼に会えたらわくわくしますね٩꒰๑❛▿❛  ॢ̩꒱
      2013/04/04
  • このシリーズは前の2作とも大好きだったけど、猫好きとして、野良猫を虐待する人間は許せないので、この最終作は5割増しくらいの気合いで読んでしまいました。

    それにしてもこの犯人、猫だけじゃなく、人間に対しても子供の頃から根っからのいじめ体質だったとは!永遠に煮干しを食べて、カルシウム補給して、少しはイライラを解消してマトモになってほしいものです。

    卵の殻を破り、ぬくぬくとした巣から出て、最終作で、やっと「鳥」としてはばたく準備のできた鳥井。鳥井を手放せない自分の弱さをやっと克服した坂木くん。ふたりにあたたかい未来が待っていますように。

    ところで、この作品で、原因には同情できるけど、ちょっと好きになれない感じだった松谷さんが、「ホテルジューシー」にちょこっと出てきた気がするのですが。。。

  • 春の近づくある日、僕・坂木司と鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんがボランティアとして働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。動物園で鳥井が掴んだ真実は、自身がひきこもりとなった出来事とどうつながるのか――。はたして鳥井は外の世界に飛び立てるのか、感動のシリーズ完結編。鳥井家を彩る数々の家庭料理をご自宅で作れる、簡単レシピ集「鳥井家の食卓」など、文庫版おまけ付き。

  • 完結に向けて、全ての物語が進んできたのがわかる。三冊で一つの物語なのだろう。
    これからも坂木と鳥井の周りには、優しく暖かい人々が集まることを予感させる、いい終わりかただった。

  • ひきこもり探偵シリーズ第3弾。最終巻。
    終わってしまうのは悲しいけど、納得の最終巻。
    綺麗に終わっていると思います。
    胸がぎゅっとなりほっこりします。

    自分は文庫版のシークレットトラック。
    鳥井家の食卓レシピ。 全国銘菓お取り寄せリスト。
    は面白いとおもいました。

    またどこかで2人が見れたらいいな。

  • とうとう完結編ということで、巣立ちが見られるとわくわくしながら読んでみると、そう簡単なものではなかったですね。これから少しずつ外に慣れて、いつか外食とか遊びにいったらいいと思います。そして人の無関心さ、ないはずの悪意、そういう部分を読んでいると、自分も思い当たるところが多々あり、私が鳥井くんと話す機会があればきっと目を合わせてもくれないだろうと感じました。自分がいいと思うことが必ずしもひともいいと感じるかどうかはそのひと次第。言動には責任を持たねばならないと強く感じました、気を付けます。

  • おもしろかった。シリーズ初めての長編。動物園ってだけで、こんなにも話が広げられるんだ。

  • 2015年4月14日読了。
    とても良かったけれど、文庫版の特典だという後日談は、蛇足な気が・・・。

  • 引きこもり3部作の最終作
    物語をしっかりと畳んで置く姿勢がまずは嬉しい。世の中散らかしっぱなしで放置されたシリーズ物のなんと多いことか。こういう風に畳んでおけば仮に次回作を出すにしても、けじめがついてて良いと思うんだけど。

    本作はミステリーとなっているけど、もはや所謂ミステリー部分は完全に付録。むしろ鳥井と坂木、そして滝本らの生い立ちの謎に迫る解決篇が本論。1作目から読んできた読者にはこの展開がたまらなく読ませる

    自分を格付けして、その格より他人が上か下かで態度を決める。自分の格をあげるために仕事や学歴や服や趣味やを選ぶ…俺だってそういうとこはたくさんあったし、ひょっとすると今でもあるかも知れない。

    自分の格なんて、自身で決められるものではなく、人が勝手に決めるもの。自分でどうしようもないならほっておき、自分の価値観を大切にして納得できるように生きる方が健全だと思う。

    一方で最低限のマナーや道徳や公共性は順守しておく必要があるとも思うし、それらを判断するには他人の目を意識せんといかん、そこら折り合いの付け方が難しいんだけど、でもそれが社会生活ってもんなんだろうな。

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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