アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 3177
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488464011

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れた伊坂幸太郎。
    全部見たわけではないですが、伊坂の作品を映像化したものではこれが一番秀逸でした。暎太と濱田岳、どちらも素晴らしかった。
    これもアレ小説です。ただこの手のトリックは大トリのオチに使われて「えぇっ!」ってなって終わるのが大半なんだけど、本作においては中盤で用いられ、逆にそこからの静謐な描写が胸を打つ。
    秀作。

  • Linker No.22 さねむーんさん
    みなさんはミステリー小説に何を求めますか。巧妙なトリック、感動的な結末、それとも非日常性などでしょうか。私がミステリー小説に求めるものは、物語終盤における大どんでん返しです。それまで頭の中で構築されてきたものの見方が、一瞬にして変わる瞬間が好きです。その点、伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」は見事としか言いようがありません。
    仙台に引っ越してきた大学生椎名が、アパートの隣人河崎に一緒に本屋を襲わないかと誘われます。広辞苑を手に入れるために。しかし、物語の中で徐々に河崎の本当の目的が明らかになっていきます。
    動画や漫画ではなく文章でしか描けないトリックは、これこそが小説の醍醐味であると感じさせてくれます。ぜひ、この大どんでん返しを味わってみてください。

  • いまの人生だけじゃなくて、これから生まれ変わった後も含めて、いつか恩が返ってくるのかもって…。
    素敵な考え方ですね。

  • ボブ・ディラン聞こう!ってゆう本かなー。
    すき

  • 勝手な解釈です。鴨は琴美を指すのではないと思う。アヒルと鴨はほぼ同じ。外国風に言うか、日本語風に言うかの違い。だから、アヒルが外国人のドルジで鴨が日本人のドルジが演じた河崎を指していると思う。ブータン人は良い行いをすれば神が救ってくれて、死なないと信じている。神であるボブ ディランをドルジの、ブータン人のコインロッカーに入れて、神が見えないようにすることは良い行いをしても神が救えなくするということ。罪から逃れようとしたのではなく結局ドルジは罪を受け入れたのだと思います。これがタイトルの意味だと思います。

  • 途中まで どんなお話なのかまったく読めない。
    意外な展開なラスト。
    ものすごーーーーーーーーく面白いです。
    過去・現在が交差しながら物語が進んでいくので、
    展開が気になって気になってどんどん読んでしまいました。
    レビューがすごい数ですが、面白いので納得~~
    映画化してるんだよね~~・・ツタヤで発見したけど。
    映画は見ないで おこう。小説完璧だもん。

  • 五年前からの積読。タイトルから感じられる違和感に読まず嫌いしていました。

    が!!!傑作すぎた!!!

    読み始める前の印象と
    読み始めてからの印象が
    こんなに違ったことなんてありませんでした

    現在と二年前をリンクさせていく構成のせいで
    嫌な予感が胸でぐつぐつしながら 読み進める目も手も止まらなかったです
    こちらも一晩で読了

    伏線の回収も自然で綺麗で溜息がでました
    河崎、ドルジ、琴美がいつまでも3人でいてほしかった、なんて
    最近読んだ物語の中でも久しぶりに感情移入できた登場人物たちだったため
    切なさでいっぱいです


    上手く言えないけど、私にはお洒落な雰囲気がするミステリに感じられた。

  • 正当なミステリーだった。
    素直に面白いお話。

  • 切ないストーリーにホロッときました。
    詳しくはこちらに記載しています(^_^)
    http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-11718508472.html

  • 現在と過去に於いて起こったそれぞれの出来事が、やがて一つの結末を迎える筆者が得意とする作風のミステリーテイストに彩られた青春群像劇。深夜の書店強盗から連続ペット猟奇殺害事件、誘拐、拉致といった犯罪エピソードを通して語られる人としての義、情、信がスリリングに展開され読んでいる時間すら忘れてしまう。また、活字を追う事で脳内にビジュアルとして再構築する「読書」の解釈を逆手に取ったトリックも上手い。奇妙で不思議なタイトルこそのオチは、実に切なくもまた爽やかな読了感。アヒルと鴨は一つの池で過ごす事が出来たんだな。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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