アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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レビュー : 3176
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488464011

感想・レビュー・書評

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  • 河崎とドルジと琴美のストーリーでの絡み具合がとても面白い。こいんろっかーがいつ出てくるのだろうと思いながら、最後まで読んでとてもスッキリしました。

  • 後半鳥肌が止まらなかった、もう一度読み返したくなる
    シャーロンの猫の話
    動物園でのレッサーパンダの話
    伊坂さんはいつも伏線をきれいに回収していく

    「人というものは、行動すべき時に限って、億劫がるのかもしれない。」
    「人というものは、慎重にことを運ぶべき時に限って、行動を急いでしまうのかもしれない」
    この対照的な台詞がとても印象に残っている

  • 読み終わっても、どうにもすっきりしないのは、誰もが胸になにか引っ掛かるものを抱えたままだからだろう。
    特にペットを飼いはじめたから、ペット殺しは許せないし、吐き気がする。そして『ペット殺し』という言葉に対する嫌悪感にも、激しく同意する。

    結局、2年前のメインとなる3人は全員、死んでしまった。
    残された麗子さんや椎名がそれをいつ知って、どう感じるのかは分からないけれど、また新しい引っ掛かりになることは間違いない。 彼らは、そこからまた変わっていくんだろうか。

    これ以上、彼らの周りに不幸な死が訪れませんように。 人間も、動物も。

  • 図書館で単行本の初版を借り面白かったので文庫を購入。改訂されていて「たまたまなの、悲劇はたまたま起こるから悲劇」と言う様な好きな1文が抜けててがっかり…。なくても面白いんだけど琴線に触れたんだから仕方ない…。 悲劇ってのは、たまたまなんだ…。だから現実では受け流しするんだよ第三者は。

  • 伊坂幸太郎という小説家を知った作品。
    TSUTAYAで映画の方をタイトルが変わっているなて理由で借りて見て面白すぎて衝撃を受けたんですよ。
    で、原作が読みたくてTSUTAYAでに返却した足で図書館で借りて読んで、今まで読んできた作家さんとは全く違う作風に読後、呆然てなりました。
    なので、ウチにとってこの作品は伊坂幸太郎というな名の人物との出会いの記念の作品でさす。

  • 内容は伊坂が得意とする勧善懲悪もの。しかし、そんなことよりも、これまで読んだ伊坂作品の中で、登場人物のセリフが最もウィットに富んでいることが印象に残る。登場人物の振れ回りがいちいちスカッとする場面を描いているのも去ることながら、登場人物同士の対話の中で、お洒落な言い回しや、会話センスの高さがアリアリと表現されている。

  • 斬新な展開に驚いた!読んだ時点で映画は見ていなくて、このお話は映画でどう表現するんだろう?と悩んだくらい。後日、映画を見たときは「そう来たか!」と納得。かなり好きな作品です。

  • 【第25回吉川英治文学新人賞受賞】
    「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。標的は、たった一冊の広辞苑――四散した断片が描き出す物語の全体像とは? 清冽なミステリ。

    ・レビュー

    よくできている。構成美では今まで読んだ小説の中でもトップレベルだと感じた。
    独特の言い回しや世界観、登場人物の性格は伊坂さんの小説を初めて読んだ身としては少々むず痒く感じたのだけれど、あのクールな感じというか、少し離れたところから世界を見渡すような視点は癖があって非常に面白かった。そして人気作家だけあって表現には難しい言葉はなくおそらく読みやすいのだろうなと感じた。私としては少々難解な方が好みではあるけれど。
    さて、ストーリーに関してだが、ネタバレを避けるためにもこの物語が現在と二年前を交互に見せる構成であること以外は述べないでおく。
    だが、それが最大のミソであって、この小説の面白いところ。
    二年前の「主人公たち」と現在の主人公たち、二年前の言葉と現在の言葉、二年前の行動と現在の行動、この構成美と伏線回収の鮮やかさが=面白さという感覚になるのだと思う。
    内容が詰まっているかと言ったらそうでもない、シンプルさは読んでいてすぐに判る。だがそのシンプルさに限界まで「構成上のリンク」「伏線」「トリック」を織り込んだのが凄い。最後には前半で登場した言動が全く重さの違う言動として感じられる。
    『アヒルと鴨のコインロッカー』というこのタイトルは他の何より秀逸で全体の要約・要旨・暗喩が一挙に詰まっている感がある。自分ならどう創るか、と考えながら読むとトリックは簡単に見破れるが、この構成美とタイトルの秀逸さだけは予想できないと感じた。

  • 本屋を襲撃する話。

    文章構成が秀逸であり、読んでいて先が気になる。キャラクターも魅力的であり伊坂さんの作品の中で最も好き。

  • 伊坂作品との出会い♡

    人間味があって大好き!
    伊坂幸太郎にはまったきっかけ!

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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