ヘビイチゴ・サナトリウム (創元推理文庫)

  • 東京創元社
3.13
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本棚登録 : 107
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488471019

作品紹介・あらすじ

「みんな飛び下りて死んじゃった。なんでだろう?」中高一貫の女子高で、高三の生徒が屋上から墜落死した。先輩の死を不思議に思った海生は、友人の双葉と共に真相を探りはじめる。様々な噂が飛び交う中、国語教師も墜死した。小説家志望だった彼は、死んだ女生徒と小説を合作していたが、何故か死の直前に新人賞受賞を辞退していて…。すべてに一生懸命だった少女たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わっても結局何だったのかさっぱりわかりません。誰が何のためにどうしてと頭の中?ばっかりです。

  • 個人的には、『活版印刷三日月堂』の方が断然スキだなぁ。

  • 図書館で。
    もう学園物を読んであの臨場感を肌で感じる感覚は薄れてるなあ…もうこういうの読む年齢は過ぎたのか?でも氷菓は面白かったしな。まあその辺りも好みなのかな。

    取りあえず細かい所が気になる。
    屋上って結構生徒が立ち入れる学校多いんですね。ウチの学校は鍵かかってたなあ…。でもこんだけ飛び降り自殺が続いたら普通施錠するよなあ…。そこが引っかかるのと女子高校生が探偵ごっこして解けるぐらいの謎、警察がわからないとかちょっと悲しすぎる(笑)そして人が簡単に死に過ぎるしそんな理由で殺人を犯さないでくれ、とツッコミたくなる。なりすましのブログも唐突過ぎてよくわからないしラストのオチはそうなんだ~ぐらいでだから?と首をひねる人間関係でした。
    まあこういうのも…なんていうのか感性というかフィーリングで読む本なのかな、と思ったり。

  • 2+ 

    著者のあとがきにもあるが、複数の物語を分解再構成したり、改稿に改稿を重ねたせいか、こねくり回した感が割と露骨に表れている。そのことが本編の構成や作中作のタイトルにも大きな影響を及ぼしているのだが、そんなことよりはむしろ、こなれてないなあとか、まとまっていないなあという印象を強く受ける。謎の提示の仕方や筋立てなどが不安定で、終盤まで明かさない方が良いと思える描写が序盤からポンポン出てくる。先の展開も読みやすく、謎に対する興味も持続しない。あえて複雑に見せかける必要はないし、最終的に必然性が希薄になった作為もある。頑張った分だけ説得力が弱まったと思うと少しもったいない。

    解説で笠井潔が、本格が—とか、密室が—とか書いてるが、そう言った方面で期待して読むと大きな肩すかしを食らう。密室に言及されるのは終盤ほんの少しなのだが、その遥か前に現場の描写があった時点で“どうせ真相は○○なんでしょ”と容易に想像ができてしまう程度のものなので、“ヘビイチゴなんて言葉はとんねるずの歌の歌詞でしか聞いたことがない”というミステリ・マニアなおっさん方はパスしても問題ない。

  • 1回目読了。複雑すぎて頭の弱い私には理解が追いつかなかった作品・・・。しばらく時間を置いてから読み返してみようと思います。
    しかしきちんと分からないなりにも、お話自体は楽しめました。

  • 女子高生。思春期。ドロドロした感情。誰が主人公なのか分かりにくかったけど、ミステリーとしてそれなりの読み応えはありました。でも、どうにも惜しいと思ってしまうのは気のせいかなぁ。

  • 2重3重の螺旋構造をもっているような、ちょっと変わった作風のミステリー。
    複数の人を主とした比較的短い文章が、入れ替わり立ち替わり連なっていく構成になっていて、導入部分ではどうにも作品に入って行きづらい。2組がそれぞれのアプローチで謎に迫っていくのだが、結局のところ誰が主人公なのかぼやけてしまっているのが惜しい。
    ミステリーとしての構成はなかなか込み入っていておもしろい。裏に隠れるどろどろとした感情も読み応えあり。

  • 2008年2月5日読了

  • 女学校で連続して起こった墜落死を題材にしたミステリです。

    女学生達の、ひりひりとした痛みに近いような感受性の高さ、
    ゛純粋な゛信頼や関心が、「信仰」にシフトしてしまった様子が描かれていました。

    作中では、他者と自分の境界線の揺らぎ、という言い方をしていましたが、
    それって、つまりは、何かを信仰することと同じなのではないかと思います。
    自分のことを全て理解してくれる誰か、砂粒ひとつもあますところなく知り尽している他人。
    そんな、自分が少しも恐れる必要がない他者というのは、誰もが希求しつつも決して得られることができないもののひとつかもしれません。


    最後に謎が全て解けた後も、女子高と思春期の霧に包まれて、
    ぼんやりとした、不気味でどこか心地のよい余韻の残る物語でした。

  • 胸にくるものは特になかった。女性のドロドロした諍いが、男性として見苦しい。「そんな理由かよ」と何度もツッコんだ。ミステリー部分はまぁまぁ。

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著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

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