ヘビイチゴ・サナトリウム【新版】 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2025年2月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784488471026

作品紹介・あらすじ

なんでもない透明なものになるの
中高一貫の女子校で相次ぐ女生徒の墜死
『活版印刷三日月堂』シリーズの著者が
少女の心理を鮮烈に描いた長編ミステリ

「なんでもない透明なものになるの」夏休みが明けてすぐ、次いで年が明けた冬の日に、少女が校舎の屋上から墜落死する。ふたりは中高一貫の女子校で美術部に所していた。時を置かずして、学園では三度目の墜死が。遺された未発表の小説、アルファベット・ビスケット、密室殺人、そして「ヘビイチゴ・サナトリウム」──少女たちの心理のゆらぎを鮮烈に描出する長編ミステリ。著者あとがき=ほしおさなえ/解説=笠井潔、久美沙織

みんなの感想まとめ

少女たちの心理の揺らぎと、不可解な連続墜落死を描いたミステリーは、読者を混乱と興奮の渦に巻き込みます。中高一貫の女子校を舞台に、次々と起こる不可解な出来事に対する噂や推測が交錯し、真相に近づくにつれて...

感想・レビュー・書評

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  • 遠い昔は自分も10代の女の子だった。その頃を思い浮かべながら読んでも、彼女たちのことが理解できなかった。
    話が二転三転し、混乱した。
    この学校、人が死にすぎ。

  • 著者のデビュー作。

    女子校で起きた連続墜落死。
    事故か自殺か他殺か。

    被害者たちと同じ美術部に所属している後輩・海生(ミオ)と双葉、教師の高柳視点で事件が語られ、合間に教師の宮坂や誰かのモノローグが入る。
    視点人物が多すぎるうえ、モノローグ部分がイタくて読みづらい。

    探偵役というほど切れる人は出てこない。
    本物と偽物、他者と自分の境界の曖昧さがテーマ。

  • 中高一貫の女子校で起きる墜落死
    聞こえて来るのは少女たちの
    噂と推測または想像
    調査らしきことはあっても
    生徒か教員によるもの
    もやもやと膨らんだものだけが
    そこにあるかんじ
    世の中で「こうです」と言われているものも
    本当はビシッと決まってなくて
    もやもやとしている気がして
    何だかモヤモヤしてきた


    P326 ??
    「それどころじゃなかったんじゃ
    ないですんですか」 は
    「それどころじゃなかったんじゃ
    ないんですか」
    かな……

  • なんだか訳がわからない。

  • 女子校で起こる不可解な連続飛び降り自殺の真相に近づいては離れる迷宮ミステリー。情報のオーバードーズと驚きの展開が五転六転しもう訳分からん!と頭を掻いたがそのおかげで一瞬の飽きも与えない闇にのめり込んでいた。難解ですがとても面白かったです!

  • 半分で断念。
    皆さんの感想を読んで、かなり丁寧に読み進めたので、混乱は生じなかった。でも、丁寧に読もうとするあまり、テンポに乗り切れず、読み進めるにあたりイライラしてしまった。

  • 誰が誰なのか混乱し、ラストも飲み込むまで時間かかった。女子同士のえぐみはいい。

  • 登場人物が多い上に、名字で読んだり名前で呼んだりで、初めは人物を把握するのに手間取った。
    読み進めると、今度はそれぞれの視点で推理が語られるので、混乱した。
    それでも集中して読み進めたい気持ちは最後まで消えなかった。
    結局は誰が何をしたのかは本人たちにしか分からないことで、事実は闇の中。
    最後の推理に寒気がした。

  • 初版のものを読んだ。推理が次々上書きされ、最後は何が真実だったのかわかりずらい、ところに、後書きに笠井氏が指摘していた『自分と他人の境界のくずれ』を描くことを作者は到達点にしていたのかもしれない。

  • なんだかごちゃごちゃして読みづらかった。視点が頻繁に変わるのと、登場人物の呼び名が苗字と名前でコロコロ変わるからだと思う。
    閉鎖的な女子校の花園感、という雰囲気は良かった。

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著者プロフィール

1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年から刊行された「活版印刷三日月堂」シリーズが話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気となる。主な作品に「菓子屋横丁月光荘」シリーズ、『三ノ池植物園標本室(上・下)』など。

「2021年 『東京のぼる坂くだる坂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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