晩夏に捧ぐ (成風堂書店事件メモ(出張編)) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 1348
レビュー : 176
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488487027

作品紹介・あらすじ

駅ビルの書店で働く杏子のもとに、長野に住む元同僚・美保から手紙が届いた。彼女の勤める地元の老舗書店に幽霊が出るようになり、おかげで店が存亡の危機にあると知らされた杏子は、アルバイトの多絵と共に信州へ赴いた。だが幽霊騒ぎだけでなく、二十七年前に老大作家が弟子に殺された事件をめぐる謎までもが二人を待っていて…。人気の本格書店ミステリ、シリーズ初長編。

感想・レビュー・書評

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  • 成風堂書店シリーズ第2弾。
    駅ビルにある成風堂。
    そこで働く木下杏子、アルバイトの西巻多絵。
    杏子のもとに元同僚が務める老舗書店が巻き込まれた事件解決依頼の手紙が届く。
    杏子と、多絵は事件の謎を解くため長野へ向かう。

    大崎梢さん自身、元書店員。
    書店員ならではの視点が面白い!

  • ≪『本屋の店員たぶらかして,ただですむと思うなよ』≫

    毎回感想の最初に,自己流の宣伝文句のようなものか,その本の中で印象的で象徴的なセリフ・表現を付けるようにしているけど,今回この多絵ちゃんのセリフにやられました.
    強くてかっこよくて聡明な彼女の過去にも触れる本書.
    第2弾で早速,長編で出張編 (the EXTRA files of book store Seifudo)だけれど,敬遠なさらずに.

    ちなみに,自己流コピーを付けるなら,≪書店員,一同集めて「さて」といい―≫かな.

  • 大崎梢さんの成風堂書店シリーズ「晩夏に捧ぐ」読了。駅ビルの書店で働く杏子のもとに、長野に住む元同僚・美保から手紙が届いた。彼女の勤める老舗書店に幽霊が出てお店存続の危機という。頭脳明晰な不器用アルバイトの多絵と供に信州へ赴くと、そこには27年前に老大作家が弟子に殺された事件をめぐる謎までもが二人を待っていた。。前作「配達あかずきん」の短編も良かったですが、シリーズ初長編の本作は読み応えもあり面白かったです。杏子と多絵を中心に登場人物の会話にテンポがあり、所々に本のレイアウト、イベントに関する「本屋大好き」コメントもあり、本屋好きには、くすぐられる箇所があります。また、作家中心のコミュニティや地方書店の悩みや工夫などもわかります。本格書店ミステリとして本屋好きにオススメします♪

  • 成風堂シリーズ第2弾はまさかの長編。
    話の筋は、自分が今まで読んできた大崎作品の中でいちばんノワールだった。
    謎が解けてみればひたすら秋郎さんがお気の毒、という結末。

    前作のディスプレイコンテストの話でも感じたことだが今回も思ったのは
    本好きにもいろいろあって、本そのものに萌える人と本屋萌えの人がいる。
    そしてその2者は若干種類が違うんだな、と。
    どちらかというと多絵ちゃんが前者で杏子さんが後者のような気がする。
    まるう書店の危機、店主の思いを実感できるのは杏子さんの方で
    それを小説世界で表現できるのは大崎さんの経験値のたまものだろう。

    前作同様、どうしても杏子さんに共感できない部分が付きまとう。
    特に今作は似たタイプ(というか輪を掛けて迫力のある)の美保さんもいたからか
    自分たちでは何もせずに文句ばかり言って
    多絵ちゃんの尻を叩くだけの人に見えてしまったのが残念だった。
    とはいっても、話の流れやふたつのまるう書店の描写にはめいっぱい浸れたので
    取り敢えず★は3つで。

  • 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第2弾で
     主人公と名探偵役の二人が、長野の老舗書店を訪れ、店に出没するという幽霊について調べていくという話である。

  •  仕事中におきた謎を多絵ちゃんが解いてくれる「本屋さんの裏話」みたいな雰囲気が気にいっていたので、場所も変わって殺人事件までいっちゃうと、ちょっと似合わない気がしました。
     そして、登場人物がたくさんいるせいか、それぞれのキャラクターが薄く感じました。1冊目は短編だから登場人物について深く知りたくなる前に話が終わるから良いのだけど、長編はキャラクターもしっかり書いて欲しかったです。

     主人公たちのキャラに頼りっぱなしのような気がするので、もうちょっと冊数を出してからの方が良かったんじゃないかなぁ・・・2冊目では早い気がします。
     なんだか全体的にがっかり感が強かったですが、シリーズ自体は好きなのでこれから読むシリーズ3冊目は楽しみです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本屋さんの裏話」と言うフレーズに惹かれました。
      「本屋さんの裏話」と言うフレーズに惹かれました。
      2012/02/27
  • 「配達あかずきん」のシリーズ。書店で働く杏子と、同僚のアルバイト学生・多絵が、本屋にまつわる謎を解き明かすストーリー。

    「配達あかずきん」は、日常系の謎解きだったけれど、こちらは長編ミステリー。以前に成風堂で働いていた書店員仲間の今の職場である長野県の老舗書店に旅行を兼ねた出張推理に行くというお話。

    面白かったけれど、日常系の謎の続きのつもりで読んじゃったので、あれれ?と思いながら読みました。探偵役である多絵のキャラクタが、ちょっと謎めきすぎているのもちょっと…。

    いや、でも面白かったよ。

    うーん、でも、もっと本屋の中で起こる謎解きのほうが楽しいなぁ。短編集のほうの続きを読もうーと思ってるところ。

  • 非常に面白く読めた/ 日常ミステリから殺人事件解決の長編へ/ 後半は少し都合が良すぎる気がするけど

  • 思ったより本格的なミステリーで若干ビビりながら読んだけど最後があっという間だった。
    やっぱり書店メインでの話が読みたい。
    でも多恵ちゃんはすごいなー

  • まさかの長編に嬉しい誤算。結構スケールも大きい話だったけど、本屋からははみ出てしまっているのも確か。

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著者プロフィール

大崎 梢(おおさき こずえ) 
東京都生まれ、神奈川県在住。10年以上の書店員経験がある。2006年、書店で起こる小さな謎を描いた連作短編集『配達あかずきん』でデビューし、以降「成風堂書店事件メモ」としてシリーズ化、代表作となる。ほか、「出版社営業・井辻智紀の業務日誌」、「天才探偵Sen」のシリーズがある。
原宿を舞台にエリート出版社員が原宿系ファッション誌担当となるコメディお仕事小説、『プリティが多すぎる』が2018年10月ドラマ化される。カンヌでワールドプレミア開催&アジア各国で同時期放送が決まり、新たな代表作となった。

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