ヴェサリウスの柩 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.35
  • (5)
  • (12)
  • (16)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 114
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488494018

作品紹介・あらすじ

解剖実習中、遺体の腹部から摘出された一本のチューブ。その中には、研究室の園部教授を告発し、脅迫する謎の四行詩がおさめられていた。教授を慕う助手の千紗都は犯人を突き止めようと密かに調査を始めるが、嘲笑うかのように次々と不気味な出来事が起こる。園部の研究室を狙うのは誰か。やがて驚愕の真実が……。
大学医学部の暗部に迫る医学ミステリ。第16回鮎川哲也賞受賞作。遂に文庫化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 医学もの。
    まぁ実際のトリックには使えないけど、読みごたえはある。
    死体からチューブが出て来たときは、古畑任三郎のケースを思い出した。

  • 麻見和史『ヴェサリウスの柩』創元推理文庫。

    この作者にしては珍しい医学ミステリー。しかもデビュー作。献体解剖の実習中に遺体の腹部から摘出された謎のメッセージが入った1本のチューブをきっかけに物語は始まる。

    医学研究室という特異な世界を舞台に主人公の千紗都が巻き込まれる不気味な事件となかなか姿が見えてこない犯人……

    グロい描写と人間の抱く業や怨念が渦巻き、横溝正史のミステリーのような雰囲気もある。

    第16回鮎川哲也賞受賞作。

  • 2018.2.21読了

  • 大学の解剖学教室が舞台。医学全般、私には未知の世界で、知らないことを知るのは楽しくて、、こういうの好き。
    一方、物語のほうは、、。ミステリー要素としては物足りない気もする。リアリティがないのかな。。

    あと、作者の描く女性主人公がみんな一緒なんだけど気のせいでしょうか。背が小さいとか童顔とかそんなに気が強くないところとか。千紗都が塔子に思えて仕方なかった笑。

  • 3- 

  • 解剖したら手紙が出てきて、あれこれ事件が起こる話。
    長いし退屈。半分で飽きて断念。

  • 解剖学教室を舞台にした物語世界はとても新鮮でした。献体を巡るあれこれ等、未知の世界を紹介する業界ものの小説として魅力が十分出ていると思いました。
    犯人の造形も良く書けており、事件を捜査する過程や、次々に登場する容疑者、意外な犯人、という流れがとても良く、サスペンスとしては良質な作品だと思いました。「死体博物館」という雰囲気も良かったです。
    しかし、推理の要素は稀薄だった為、論理的なクライマックスは盛り上がりに欠けた印象でした。

  • やや強引な感じもするけど、
    面白かったな~。
    もう少し、ワーオーって感じのしっくりした
    結末だったらもっといいなー。
    でも、面白かったな~。

  • 大学の解剖学研究室が舞台のミステリ。
    いくら下手な鉄砲も数撃ちゃあたるからって
    そこまで迂遠な計画立てなくてもいいのに…。
    終盤、主人公の補佐役が入れ替わったのはミスリードを狙ったんだろうか?
    事務官のキャラクターにもう一ひねり欲しかったです。

  • 大学の解剖学研究室を舞台にした医療ミステリ。

    一応ミステリの部類だけど、舞台が舞台なだけに雰囲気はホラーちっく。常軌を逸した時限装置付きのトリックも、リアリティーには多少欠けるように思うものの、背中がゾクゾクする薄ら寒さを感じた。緊迫感もあり、ページをめくる手が止まらなかった。難点は会話が少々芝居がかっていたところかな。特に梶井との会話はむず痒くなって仕方なかった。彼の役割も何か微妙な感じ。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1965年、千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。ドラマ化され人気を博した「警視庁殺人分析班」シリーズに『石の繭』『水晶の鼓動』『蝶の力学』『雨色の仔羊』などがある。「警視庁文書捜査官」シリーズに『警視庁文書捜査官』『永久囚人』などがある。その他の著作に『深紅の断片』など。

「2019年 『奈落の偶像 警視庁殺人分析班』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヴェサリウスの柩 (創元推理文庫)のその他の作品

ヴェサリウスの柩 単行本 ヴェサリウスの柩 麻見和史

麻見和史の作品

この作品に関連するサイト

ヴェサリウスの柩 (創元推理文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする