シャドウ (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.71
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本棚登録 : 4321
レビュー : 508
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488496012

作品紹介・あらすじ

人は、死んだらどうなるの?-いなくなって、それだけなの-。その会話から三年後、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。本格ミステリ大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 頭がおかしい人ばかりなのかと思ってたら、案外みんなまともだった
    そして、大丈夫だと思っていた人がそうでもなかったというオチ
    終盤で、罪の告白をあえてしている人の気持ちがわからなかった
    そんなこと書いて、警察に突き出されたらどうすんの?

  • ぐいぐいとひきこまれた。亜紀は誰に、、、と思っていたらまさかの展開、これで終わりかと思ったらまたまた洋一郎の怒りの原因にもビックリ!専門的な知識がないと面白い小説は描けないですね。本当に楽しませてもらいました。今後の道尾作品に期待しています(^o^)

  • 清々しい完敗。完全にミスリードに引っかかりました。設定は悲しいけど、最後は暖かさが残るいい作品でした。

  • 凰介と亜希 小学生なのにちょっと思慮深すぎ? いや子供を侮るな ということか。親の死の裏に隠された真実が次々と判明するのは、まさにミステリー
    亜希の過去は切なすぎるが・・・

  • ★3.9
    面白かった。一気読みしました。
    様々に張り巡らされた違和感とその種明かし。
    凰介のその記憶はストーリーに必要だったのか?
    最後の悪人が分かってしまったのが残念。
    二組の親子がそれぞれに今後仲良く幸せになってくれることを願いたい。

  • いろいろな会話や行動の怪しさから自分なりに推理はしながら読んでいたけれど、すべて的外れ。思っていなかった方向にばかり話がいく、それがおもしろかった。ただひとつの家庭がひとりの男のせいで崩壊してしまっていたことがとても悲しかった。
    それにしても頭のいい人たちばっか。

  • 道尾作品の醍醐味といえば、「そう来たか!」とか、「してヤられた!」みたいな痛快なダマされ感。騙されてしまった悔しさより、オセロで完膚なきまでひっくり返されてしまい、いやはや敵ながら天晴れってな感じで清々しくなってしまうほど、なの、だが、本作は少女への性的暴行を取り扱っていることもあり、ハッピーエンドにも関わらず後味が悪い。
    そもそも、事件の核になる田地先生の描きこみも物足りず、カタルシスを感じることのできないまま精液だけがだらりと流れ出てしまったような感覚で悶々としてやるかたない。
    ただもし、本作が精神障害者処遇制度の不備について一石を投じる意図を持って書かれているのだとしたら、スッキリとしないモヤモヤとした読後感も含めて★ひとつアップでもいいかぁ…
    …と、思いながら解説を読んだら、おまえ誰なんだよな新保博久ってヤツの解説になっていない上から目線の文章を読んでしまい気分はサイアク。
    結果、★の変動は“なし”でお願いします。
    新保、おまえのせいだかんな。

  • クライマックスの伏線回収は見事だった。
    ミスリードを誘っているんだろうと感じながら
    しっかり騙されてしまった、、

    全体的に暗いお話なのに
    語り手が変わることで別視点から
    物語の全貌を明らかにしていく進め方で
    読みやすく、特に終盤は一気に読んだ。
    どんでん返しのスピード感◎

    こういった事件で女性が弱者になってしまうのは
    ほんとに胸糞が悪いけど
    後味はそれほど悪くなかった。

    しかし凰介も亜紀も賢い大人すぎる。。

  • 運びは上手いけどセクハラが根っこだったと言う幕引き部分が好みじゃなかった。道尾作品としては今一の印象でした。ちょっと残念。
    本格ミステリー大賞受賞作品なんだけど 笑。

  • 30.10.21- 10.27
    二転三転と話が転がり、
    何度も前のページを読み返した。
    こんなに色んなことが数日の間に起きるか…?
    という疑問はなくもないが、
    単純に読む手が止まらなくなったことは事実!
    凰介と亜紀に救われた。

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著者プロフィール

道尾 秀介(みちお しゅうすけ)
1975年、兵庫県生まれの小説家。玉川大学農学部卒業。会社員生活を続けながら小説を執筆しており、2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。
2007年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。2009年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。2010年、『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞受賞。『光媒の花』で第23回山本周五郎賞受賞。2011年、『月と蟹』で第144回直木賞受賞。直木賞にはこの作品で5回連続のノミネートだった。
その他代表作として『向日葵の咲かない夏』があり、文庫版は100万部を超えるベストセラーになった。『カラスの親指』は映画化された。
ほか、横溝正史ミステリ大賞、新潮ミステリー大賞の選考委員を務める。

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