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- Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488499112
作品紹介・あらすじ
柳橋の船宿に居候する、“若さま”と呼ばれる侍がいた。姓名も身分も一切不明だが、話を聞いただけで真相を当てる名探偵でもあった。扇に秘められた暗号の謎を解く「舞扇の謎」。菖蒲作りの職人の娘が殺され、些細な手がかりから犯人を特定する「菖蒲狂い」。祭りで同じ酒を飲んだ4人のうちひとりが毒殺された。犯人がどのように毒を仕込んだのかを暴く「面妖殺し」など、300編近い作品から厳選した25編を収録。「5大捕物帳」の1つにして、『隅の老人』に連なる、伝説の元祖安楽椅子探偵シリーズの決定版、満を持して登場!
感想・レビュー・書評
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中学の時の友人が好きだった若さま侍シリーズ。エラリー・クイーンやブラウン神父っぽいトリックがあっても、時代劇にごまかされて、案外、気付きません。
この時代劇からミステリっぽいのを集めるシリーズは面白いです。
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「若さま侍捕物手帖」から厳選した25篇を収録。
あらすじにもある通り、確かに捕物帖の中でも「墨の老人」方式を発展させた話の作りです。素性の不明な「若さま」が事件の内容を聞いただけでフラリと解決しちゃう。
25篇中、タイトルにもなった「菖蒲狂い」と「亡者殺し」辺りが好みですね。どれも捕物帖なのでコンパクトに纏まってて手軽に読めるのも良かった。
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