雪の中の三人男 (創元推理文庫 508-2)

制作 : 小松 太郎 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 98
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488508029

感想・レビュー・書評

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  • 私が今までの人生の中で一番何度も読んでいる本、
    大好きな「ふたりのロッテ」の作者ケストナーさん!

    大人向けのミステリ小説があるとは聞いていたけれど
    読むのは初めて!

    最初に言ってしまうと、誰も死なない、
    騙すと言っても思わず笑ってしまうようなもの。
    「死者のいないユーモラスな犯罪小説」と
    後書きに載っている。

    失業青年とその優しい優しいお母さん、
    (ケストナーさんはお母さん大好きだから
    こう言うエピソードはよく出てくる)

    貧乏人に成りすました百万長者と

    その下男(この人がまたとても魅力的)

    貧乏人に成りすました百万長者と間違えられた
    青年と、ただの貧乏人と思われた百万長者が
    ホテルで…と言うお話だけれど、

    エピソードの一つ一つが洒落ていて
    ユーモアと愛に溢れていて、
    大変に心がほのぼのとして癒された。

    こう言う素晴らしい作品が絶版と言うのが
    なんだかとても寂しい。

  • ケストナーの小説はなにしろ序文がすばらしい。だいたい作者(わたし)がなんだかんだ言い訳しながら、「こんな小説どうでしょう?おもしろいと思いません?わたしはまだちょっとよくわからないんですが、お付き合い願いますか」というような感じ。この出だしだけでも読めればケストナーの小説を手にとった甲斐があるものだと思う。

    劇化されたものは「いつまでも子供」というのらしい。
    まあ本当その通りだなって思う。
    ホテルに身分を取り違えられ、いい歳こいた大人三人が雪だるまを作る場面、あれはやっぱり最高にいい。
    「一杯の珈琲から」でも雪だるま作る場面があって、それが最高によかったように記憶してるけど、本当だろうか?

    まあ、あんまり小難しいことはいい。ビールでも飲みながらぺらぺらめくって、「ほっ」と一息つく感じ。
    ちくしょう、ケストナーほどキュートな作家がいるだろうか。

  • 貧乏人に変装したお金持ちとお金持ちに間違われた失業青年の話。
    おもしろかった!

  • ケストナーのユーモア小説三部作の2。貧乏人と大金持ちが取り違えられるというありがちな設定に、あまり期待せずに読み始めたのだけど……、いやぁこれは愉しいねぇ。全編に満ちた温かいユーモアがなんとも快い。ラスト一行のオチも見事。

  • 書店でいつもどおり創元のコーナーをチェックしていて発見しました。
    とてもいい小説。私もこんなことしてみたい・・・と思ってしまいました。

  • 旧版は真鍋博の表紙が可愛い。

  • 若干ブラックでシュール。そいでもすきです。

  • エーリヒ・ケストナーのユーモア3部作といわれるうちのひとつ。
    懸賞の“高級ホテル10日間滞在”の旅を射止めた二人は、
    大金持ちと、かたや失業青年。
    この二人が取り違えられて、珍騒動が繰り広げられる。
    彼らをめぐる人々の姿やら、とにかく可笑しく、面白い。
    ケストナーの風刺や描写はもちろん、愉しく、絶妙に
    まとまっていてさすが…お勧めです。

  • こんなんあったんだ!
    とちょっと感激してみつけた本。
    ケストナーらしく大変ユーモアあり、笑いあり、の面白い話だった。

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