月のケーキ (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2025年2月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784488516031

作品紹介・あらすじ

祖父の住む村を訪ねた少年の不思議な体験を描く表題作など
幻想的でちょっぴり背筋が寒くなる全十三編収録
ガーディアン賞、エドガー賞受賞の名手が贈る短編集

月のケーキの材料は、桃にブランディにクリーム。タツノオトシゴの粉、グリーングラスツリー・カタツムリ……「月のケーキ」。幼い娘が想像したバームキンを宣伝に使ったスーパーマーケットの社長、だが実体のないバームキンがひとり歩きしてしまい……「バームキンがいちばん!」。ガーディアン賞、エドガー賞受賞の名手による、幻想的で奇妙な味わいの13編を収めた短編集。訳者あとがき=三辺律子

■収録作品
「月のケーキ」
「バームキンがいちばん!」
「羽根のしおり」
「オユをかけよう!」
「緑のアーチ」
「ドラゴンのたまごをかえしたら」
「怒りの木」
「ふしぎの牧場」
「ペチコートを着たヤシ」
「おとなりの世界」
「銀のコップ」
「森の王さま」
「にぐるま城」

みんなの感想まとめ

幻想的でちょっぴり不気味な要素を持つ短編集は、全13編の物語が織りなす不思議な世界を描いています。微笑ましさの中に皮肉や謎めいた雰囲気が漂い、読者を引き込む魅力があります。特に「月のケーキ」や「バーム...

感想・レビュー・書評

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  • ものによってはちょっとダークも入ったファンタジーが13編収録されている短編集。
    基本的に微笑ましい雰囲気なんだけど、ちょっと皮肉めいてたり不気味だったりなんだか釈然としない部分があったりとなかなか奇妙な味わい。
    もっと別の作品も読んでみたくなる。
    全部好きなんだけど、個人的なお気に入りは『月のケーキ』、『バームキンがいちばん!』、『羽根のしおり』、『怒りの木』

  • 苦みの効いたおとぎ話 〔評〕南沢奈央(女優)
    月のケーキ ジョーン・エイキン著 : 読売新聞(2020/06/21)
    https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20200620-OYT8T50229/

    月のケーキ/ジェーン・エイキン 三辺律子 訳|渋谷の森の図書室、あるいは離島の海の図書室。(2022.04.11)
    https://morinotosyoshitsu.com/2234/

    Web東京創元社マガジン : ジョーン・エイキン『月のケーキ』訳者あとがき(三辺律子)2020年04月14日
    https://www.webmysteries.jp/archives/22526519.html

    Web東京創元社マガジン : ガーディアン賞、エドガー賞受賞の名手エイキンが贈る、ちょっぴり不気味で幻想的な短編集『月のケーキ』(2020年04月10日)
    https://www.webmysteries.jp/archives/22526478.html

    (@su_no__) • Instagram写真と動画
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    nine seasons.
    https://kiyoko9.blogspot.com/

    月のケーキ - ジョーン・エイキン/三辺律子 訳|東京創元社
    https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488516031
    (単行本)
    https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488010997

  • 谷山浩子とか平山照継の書くお伽噺のような短編集。

    この世は単純ではなくときには残酷だけれども同時にミステリアスで神秘的で美しいと思わされる作品でした。ジョーン・エイキンの他の作品も読んでみようと思います。

    羽根のしおり
    銀のコップ
    にぐるま城
    が特に好きでした。

  • 帯の売り文句は『ガーディアン賞、エドガー賞受賞の名手が贈る短編集』。読み終わったときフワッとした気持ちになった。不思議なお話が13切れ合わさって一つのケーキになった。小学生高学年から十分に読める内容。ファンタジー好きにはたまらない。三辺律子さんの軽やかな訳に、さかたきよこさんのカバーイラストが彩りをそえる。どれもこれも可愛く不思議。特に『オユをかけよう!』『銀のコップ』が好きかも。珠玉のベイカーズダズン。シリーズ『ルビーが詰まった脚』『お城の人々』も読みたい。

    訳者あとがきで紹介されたエイキンの言葉『作家の任務とは、子どもたちにむかって、この世界は単純な場所ではないことを示すことだといえるでしょう。単純だなどとはとんでもない。この世界は途方もなく豊かで、奇妙で、混乱しており、すばらしいと同時に残酷で、神秘的で美しく、説明しがたい謎なのです』(猪熊葉子訳 晶文社)。

    まさにこの本はそんな本だ。

  • おとぎ話の短編集。TVが存在するような現代を舞台にしながら、魔女やドラゴンといったファンタジー要素も同居しているのが独特。そして話の展開も独特で、中編並みのボリュームを掌編に圧縮したような忙しさ。ゆえに話運びが奔放で目が滑った。木が唐突に生えて忽然と消えがち。

  • 現代を舞台にしたメルヘンという感じで面白かったです

    特に気に入った短編:
    ・バームキンがいちばん!
    ・オユをかけよう!
    ・ドラゴンのたまごをかえしたら
    ・怒りの木

    「怒りの木」は中世風の世界観の童話だと思って読んでいたら、一気に時代が現代まで飛んで、物語の終わりの先にある未来が描かれるような展開が面白かったです。

  • あとがきで紹介されていた言葉。まさにこういう本だった。
    「この世界は途方もなく豊かで、奇妙で、混乱しており、すばらしいと同時に残酷で、神秘的で美しく、説明しがたい謎なのです」

    にぐるま城が一番好きかも。
    「ルビーが詰まった脚」「お城の人々」も読んでみたい。

  • 死者の世界とつながるような内容のお話や、ちょっと社会問題的にドラゴンやイマジナリーフレンズを扱ったようなお話など、、
    ちょっとホラーテイストだったりリアルな描写も交えつつ、基本的には童話的な書きぶりのお話が詰まっています。美味しそうな食べ物、豊かな自然の描写も美しく、私としてはとても大好きな本でした。
    同作者の他の作品も読んでみようと思います。

  • 「銀のコップ」が一番好きかもしれない。サンタさんを待っている子供の頃の自分を思い出した。
    クリスマスの時期になったらまた読みたいな。

  • 短編13話。

    岩波少年文庫の子ども向けの話しか読んだことなかったけれど、東京創元社から出ているだけあって、こちらは大人向け。
    死に関連のある話が多くて、仄暗い雰囲気。

    「緑のアーチ」も死と関連があるけれど、いくつかの条件が重なったときだけ、というのが幻想的で好みだった。

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