ポオ詩と詩論 (創元推理文庫 522-5)

  • 東京創元社
3.50
  • (7)
  • (7)
  • (23)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 233
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488522056

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 順番に最初から読んだけど、真ん中の「詩の原理」「構成の原理」を読んでからもう1回詩を読むと、ポーの持論がよく表れていて、とても面白かった。特に「構成の原理」はポーの詩でも有名な「鴉」を成り立ちから詳しく自身で解説していて、ここを読めただけでも感激。初めて読んだ詩では、「ソネットー科学によせる」「妖精の国」「不安の谷」がよかった。



  • 創元推理文庫 エドガーアラン #ポオ 「詩と詩論」 

    ポーの全詩とコスモロジー的評論「 #ユリイカ 」を含む詩論集

    「ユリイカ」 第一印象は 迷路みたいな文章群。第二印象は 真理としての神と宇宙あたりは 胡散臭い。三度目で 少し関係性が見えてきた感じ。


    宇宙を「空間のこの上ない拡がり」とし、「宇宙は神がプロットしたもの」と捉えている。「神は〜宇宙の物質ならびに精神のうちにのみ存在する」とは、人格神でなく 汎神論か?


    読みとりにくいが、引力から精神的な宇宙を知覚し、単一の微粒子から宇宙や生命が作られるということだと思う


    「詩の原理」という評論で、心を 知性、美意識、倫理に3区分し、「詩とは 美の韻律的創造であり、その唯一の判定者は美意識である」としている。なんとなく理解した


    「構成原理」という評論で「全体としての音の単調さは守りながら、一方では絶えず思想の単調を破ることによって、効果に変化をもたせた」とある。序破急みたいなものか
























  • 古本屋へ

  • 神秘な恐怖という感じですが、よくわかりませんw

  • 雑誌の名前にも使われた名作である、
    幻想宇宙論「ユリイカ」所収

  • 有名なのは「鴉」「アナベル・リィ」
    今日選ぶのは「孤独」
    「ほんの子どもの昔から 私はいつも
    他の人達とは違っていた―他の人たちが
    見たものを 私は見ずにきてしまった―情熱を
    みんなと同じ泉から汲むこともできず―
    みんなと同じ源から悲しみを
    ひき出すこともできず―みんなと調子を合せて
    喜びに胸おどらせることもできず―
    何を愛するにしても―一人きりで愛した。
    …」

全7件中 1 - 7件を表示

エドガー・アラン・ポオの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
谷崎潤一郎
ガブリエル ガル...
フランツ・カフカ
ボリス ヴィアン
ミシェル・フーコ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×