太陽の石 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2015年8月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784488525040

作品紹介・あらすじ

拾われっ子ながら両親と姉に慈しまれて育った少年デイス。ある日彼が拾った肩留めが、眠れる魔道師を目ざめさせることに……。読書界に旋風を巻き起こしたシリーズ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • 魔導師の一族の末弟デイスが、仲間とともに世界の諸悪になってしまった次女のナハティを倒しに行くファンタジー。王道中の王道の話。
    ストーリーの根幹ではない達筆な文章力の魔法や自然の描写が、あまり頭に入ってこず、読み終えるのに2週間もかかってしまった。シリーズの最初の2巻ほどは身が入らなかった。

  • 詩的な描写は美しいが状況は伝わりにくい

    作中の兄弟姉妹が本当に好きになれなかった。
    9人兄弟の次女が養育の役割をほとんどひとりで担っているにも関わらず、弟妹らは彼女を内心で貶めたり口先でからかったりあるいはいないものとして扱ったり、そら歪むわという環境。

    兄弟総出で次女を邪悪なものと決めつけているが、自分たちが肉親に対して薄情で恩知らずなのはいいの?

    次女が犯した罪の分の報いを受けるのは当然として、弟妹らが「引導を渡してやる!」と言わんばかりの態度をとるのは鼻についた。

    作者は家族間の確執を書きたいためにこの作品を構想したそうだが、心理描写が浅く人物造形があまり得手ではないように見受けられる。
    私には合わなかった。

  • 相変わらず情景描写が難しすぎて雰囲気だけで読んでますが、それでも面白いと感じるまさに魔法のような作品でした!
    個人的にはイザーカト兄弟より、ザナザとビュリアンが個性的で好きなキャラでした。

  • 新しく読んだものが毎回一番好きだ。
    世界観は相変わらず緻密で壮大なのだけど、どんどん人間味が増してきているような気がする。
    身勝手な魔導士を人間にし、優しさと痛みを教え、その上で力を使わせるという残酷さに胸が熱くなる。
    冬の砦での生活がずっと続けられたらよかったのになぁ。
    デイサンダーが二度目の瀕死状態から目覚めて、ザナザやビュリアンの話を聞きながら、込み上げてくるものを抑え切れなくなるシーン。自然も人間も同じ。どんなに傷つけられたとしても生きようとする力を持っている。ぐっときた。

    • komoroさん
      王道のファンタジーですね。(^^)
      幸せな生活は長く続かないのかな
      ぁ。
      どんなに傷つけられても生きようとする力ってかっこいいね。
      王道のファンタジーですね。(^^)
      幸せな生活は長く続かないのかな
      ぁ。
      どんなに傷つけられても生きようとする力ってかっこいいね。
      2016/11/01
  • この作家毎度の事ながら…。
    描写が詩的過ぎて、状況や風景が把握しにくい。
    宿敵との対峙がアッサリしすぎていて、ラストに肩透かし感が否めない。
    心理の掘り下げが浅すぎて、どのキャラクタも没個性的。どこにでも居そうな誰か、を描いているだけに見える。

    とはいえ面白くないというわけでもなく、このシリーズは、言葉の美しさと物語そのものの面白さ、これまでになかったほど多様な魔法の種類を楽しむものなのだろうと思っている。

  • まるで海外ファンタジーのような内容に驚くばかりです
    今回は寝ぼけて読んでいたので、エンディングを何度も読み直してしまいました

  • ネアリイに出会ったことで、他者の気持ちというものに思いを巡らせることができるようになったデイス、もといデイサンダー。

    このシリーズでいちばん好きかもしれない。

  • イザーカトの9人きょうだい
    その魔導師たちの、壮絶なきょうだい喧嘩の話

    きょうだい喧嘩とはいうものの、もちろん拳や言葉でポカポカ殴り合う生易しいものではなく
    血で血を洗うような凄惨な喧嘩というか対立
    しかしそこに秘めたる思いは、
    決して相手をひたすらに憎悪するだけのものではなくーー

    圧倒的に語彙力が足りなくてうまく感想が書けないけれど
    とにかくとても面白かった…もうただそれだけ
    小さい頃に図書館で借りて読んだような、懐かしいファンタジー
    そんな雰囲気をまとう乾石さんの作品が好きだ…

    胸に春風と大地のあたたかみを

  • 具体的にどういうことなのかさっぱりわかんないけど、「こまけぇことはいいんだよ!(AA略」みたいな美しい文章にうっとりする。目と脳が喜ぶ一冊。

  • ものすごくシンプルに要は魔道師きょうだいたちの壮大なきょうだいげんかなのだけど、悪役側になってしまうナハティにも共感できてしまう。早くに父母を亡くして頑張ってるのに兄も姉も頼りにならないし、兄弟間で孤立してしまう孤独感というか。たぶん、彼女も愛されたかっただけなんだと思う。ここまでこじれる前になんとかできなかったのか。たぶん、みんな大人になりきれない子供だったから思いやれなかったんだろうな。ネアリイの巻き添え感がすごいんだけど、ビュリアンが旅に加わっていた意味を知った時、読んで良かったと本当に思った。

  • なんだかんだ言って、こういうどっしりとしたファンタジーを読んでいる時がいちばん幸せ。週末の間に既刊から読み返そうかな。

  • 前作、「魔道師の月」コンスル帝国歴857年から、842年経過したコンスル帝国歴1699年から始まる、大地の魔道師イザーカト9人兄弟の物語。
    兄弟姉妹の確執、それぞれの思いが複雑に絡まり、避けられない事態へと向かっていく。

    面白かった。

    続編が10作、控えている。作品によっては時代が前後するようなので、簡単な年表を作成し、楽しんで読んでいきたいと思う。

  • 乾石智子さんの小説で4番目に読んだ。
    9人兄弟が大喧嘩する話。
    オーリエラントシリーズを全て読めているわけではないが、魔法を使う迫力が最もすごいように感じた。とにかく派手で、読んでいて面白かった。
    内容が飛んでいるので再読したい。

  • オーリエラントの魔道師シリーズの第三作。

    兄弟間の争いのせいか、
    道具や呪文がほとんど必要ない「大地の魔法」のせいか、
    その魔法が山を吹き飛ばし、湖を創り出すような強大な魔法のせいか、
    まるで神話のようだった。

    そんな人間離れした物語のせいか、
    このシリーズで初めてアニメ化してほしいと思った。
    海に沈みし骸たちが操る船、
    呪われしものが現れたお尋ね者の町の酒場、
    姉の足元に隠れていた弟が正体を暴かれる場面、
    亡くなった魔女の書庫を見つけた本好きのふたり。

    実写化もアニメ化もしてほしくなかった「夜の写本師」と、
    何が違うのかはよくわからないが、
    見てみたいと思った。

    ちらりと登場したエズキウムの魔道師をのぞいては。

  • まともな感想は他の人にお任せしとこう。

    第三作目、このシリーズは分かっちゃいたけどこれまたよく人が死ぬ。もうサスペンスドラマ並みに「あ、この人死にキャラだな?」と定番以上にメインキャラも。
    描写が美しいのだろうが、想像力の貧しい私にはどうも無理みたいで半分くらいは飛ばして読む。
    しかしファンタジーは好きだから読むのは許してくれ…。

    何が言いたいのやら。

  • あらすじとすればよくある話かもしれないけど、世界観がしっかりしていて、魔法が魅力的で、
    ラストはやっぱり圧倒的なイメージの奔流に圧倒される。
    良くも悪くもアニメ的な展開かなと思う。

  • 半分くらい読んで一年くらい放置してたのをやっと読了。最後に至る部分が少々悲しかったです。そして結構あっけなく決着が着いたような気も。

  • シリーズ第3弾は壮大な兄弟喧嘩だった

  • 仲間がいると明るい。

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著者プロフィール

山形県生まれ。山形大学卒業。1999年、教育総研ファンタジー大賞を受賞。『夜の写本師』からはじまる〈オーリエラントの魔道師〉シリーズをはじめ、緻密かつスケールの大きい物語世界を生み出すハイ・ファンタジーの書き手として、読者から絶大な支持を集める。他の著書に「紐結びの魔道師」3部作(東京創元社)、『竜鏡の占人 リオランの鏡』(角川文庫)、『闇の虹水晶』(創元推理文庫)など。

「2019年 『炎のタペストリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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