- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488525064
作品紹介・あらすじ
紐結びの魔道師リクエンシス。紐を様々に結ぶことで、相手を言祝ぎ、幸運を祈るかと思えば、巧みに罠をしかけもする。あるときは腹に一物ある貴石占術師を煙に巻き、魔道師を目の敵にする銀戦士と戦い、あるときは炎と大地の化け物退治に加勢し、またあるときは相棒で書記のわがまま爺さんの命を救おうと奔走し、写本の国パドゥキア目指して砂漠を横断する。コンスル帝国動乱の時代、紐結びの魔道師の活躍を描く好評シリーズ最新作。
感想・レビュー・書評
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出会って良かったシリーズ。魔法の説得力?と世界観の厚みは読んでて本当に楽しい。
この巻は中でも、エンスとリコや市井の人々の交流も楽しく好きだなぁ。
とりあえず年表作りながら読み直したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紐結びの魔導師、リクエンシスの冒険を描く連作短編集。
とかく昏く沈みがちな魔導師たちの中で、リクエンシスは珍しく剽軽で肉体派でもあり、人間味にあふれていて、シリーズ中の魔導師の中でもお気に入りなので、彼の人生の旅を一緒に辿るのはとても楽しかった!
もう一人のお気に入り、ケルシュにも会えて嬉しかった!
たったひとつ残念なのは、な〜〜んで文庫書き下ろし?!
『夜の写本師』からずっと単行本で揃えてきたのに〜〜!
文庫で出てから単行本には、ならないよなぁ。
創元社さま、ファンの心を悩ませないで下さい。 -
オーリエラントの魔道師シリーズの中で、一緒にいていちばん安心できそうな魔道師の話。
闇を身に持ちそれを自覚しながら生きていくリクエンシスが頼もしい。あと単純に紐がたくさん結ばれているのを想像するとかわいい。 -
シリーズの中では1番好きかもしれない。
エンスの飄々とした生き方と、時々の相棒との掛け合いも面白かった。
エンスとニーナがこの先どう生きて行くのか、とっても気になる。 -
シリーズが出ているので、空いた時間にKindleでダウンロードして読みたくなる
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シリーズ第5弾は一人の魔導師の短編集
解説の池澤春奈と同じでリクエンシスが今のところ一番のお気に入り♡