- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488537043
作品紹介・あらすじ
内乱以来、魔導士への迫害が悪化するラバルタ。デュナンは私塾で学ぶ魔導士の卵だ。ある日私塾が魔導士を逆恨みした村人に襲われ、師や兄姉弟子が殺されてしまう。生き残った三人の幼い子どもを連れ、必死で逃げるデュナン。だが、所詮は子どもの足、魔導士狩りに追われ、力尽きた彼らを救ったのは、貴族の庶子と元騎士の二人。デュナンは、自分たちは魔導士に追われていると嘘をつくが……。魔導士たちの運命を描くシリーズ第三弾。
感想・レビュー・書評
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シリーズ3作目。
魔導師が迫害される国で魔導師が起こした内乱後、更に迫害が激化する中を逃亡する魔導師の卵の話。
あと騎士道とかPTSDとか、人と違うものの感じ方とか。
「頑張って生きていない人間などいない」が心に刺さった。
最近頑張ってないなあ……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で。
ぱらぱら~っと。差別とか戦争とか、そういう背景の割になんだか登場人物たちの言動が軽いというか。別にそんな重苦しい話がファンタジーで読みたいわけではないので良いと言えばよいのでしょうが。 -
いろいろと文句っぽいことも感想に書いていますが、シリーズ三作まで読んでいるということは、面白いということなのです。キャラクターが魅力ある。あと女の子がげんきなのが好き。
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シリーズその3
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一巻での戦争が周りに与えた影響と結果が見えて苦しい。
偏見の辛さなど、色々考えさせられる一冊。 -
魔導シリーズ第三弾。
だんだんと登場人物が増えて来て整理しないと混乱しそう。基本的には少年少女の成長ストーリーは変わらず主役が変わり前作、前々作の主役が補助していくのは第2作と変わらない。
今回はそれに加え、廃嫡された青年と元騎士の中年のコンプレックス解消のストーリーも入り、物語の目線が頻繁に変わる。色々な目線があり面白いが忙しい。
時代背景はどんどん進んでいくため、魔導士の国がこれからどうなるのかはまだまだ解らず、オチは読めない。 -
3巻も良かったです。タイトルが内容にピタリと合ってる優れもの。これは魔導だけではなく人の生き方全てに繋がるんじゃないでしょうか。今回の主人公の女の子をはじめ、それを助ける事になる貴族の庶子やトラウマを持つ元騎士の気持ちが、物語の初めの頃から次第に変化して行く過程を良く書ききっていると思います。