殉教者聖ペテロの会 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (1993年1月21日発売)
3.33
  • (0)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488540036

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分にとっての初ソールはこの作品だった。

    とにかく全編を通して漂う不安感、不快感が神経に障る。後味は聞いていた通り厭なもの。ただ、宗教とか信仰に対する理解が少ない日本人(含む自分)には、この作品の重苦しさってものは味わいきれないのかも。読んでいる最中も読後感も“重い”1冊。

  • あいもかわらず救いようのない話ってのは覚悟してたけど、これは暗い。ひどい。読んでて本当に自殺したくなった。だけど足首切って、トイレの水につけて自殺、ってのはちょっとやりたくない。
    結末とかはなんとなく中途半端かなあ。宗教というものにあまり興味がないせいかもしれなけれど。

  •  新任の講師としてやってきた街は、教会が支配する街だった。
     って、これじゃあストーリはさっぱりわからんな。ま、ちょっと説明しにくいです。つか、どれを本筋と取るかで、全く替わってくるから。出だしと終りは、いかにもソールって感じで、ここんとこ作風が替わって密かに心配してるのを、払拭はしてくれたけど…。
     また「恐怖の金太郎飴」に戻って欲しいなぁ。

  • 姉が両親を殺害し自殺するのを目撃した少年。
    カトリック教会の付属学校で教師となったピーター・バルサム。かれの教える教室で授業を受ける女子生徒が次々に自殺未遂を犯していく。
    友人の勧めで入会した「殉教者聖ペテロの会」の6人の指導者。ピーターの過去の秘密。

    船橋図書館
     2010年10月4日読了

全4件中 1 - 4件を表示

ジョンソールの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×