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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784488552084
作品紹介・あらすじ
これは、現代をひもとく最良の寓話。
奇妙な子どもたちは、盗みを働き、大人を襲い、
そして32人が一斉に死んだ。
美しくも恐ろしい子どもたちの共和国
1994年、緑のジャングルと茶色い川をかかえる亜熱帯の町に、理解不能な言葉を話す9歳から13歳の子どもたちの集団がどこからともなく現れた。その存在は徐々に大人たちの日常に罅を入れていき、やがてスーパー襲撃という大事件を起こす。そして数ヶ月後、32人の子どもたちは一斉に命を落とすに至ったのだった――。現代スペインを代表する作家が描く、子どものかわいらしさと暴力性、野生と文明……一読忘れがたき恐るべき寓話が文庫化。
感想・レビュー・書評
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あらすじからはミステリーやクライムサスペンス的に進んでいくのかか?と思っていたら、意外とおとぎ話な雰囲気があっていい意味で裏切らた。
あと子どもは結構残酷だったり、力を使うことに躊躇がなかったりする生きもので、大人が思う子ども像って「子どもはこうあって欲しい」という願望なのかもしれないと、子どもを見る目をアップデートしてくれた。 -
おもしろかった、んだけど、どんな感想を持ったか言い難い。
どういう展開になるのか気になって惹き込まれ一気読みしてしまうが、
じゃあ結局なんだったのかというと…なんだろう。
映画『怪物』を観た時の後の感覚と似てる。
彼ら、彼らというのは本著ならいちばんに子どもたちであり『怪物』なら主演の2人の子どもだが、
それに準じて登場人物の全員も含むのだが、
結局彼らは救われたのかな?という思い。
モヤモヤする、という訳ではなくて、
フライパンの上に薄く広がった希望の隅に、ひとつまみ分だけ焦げついたそこはかとない絶望みたいな。
希望的に思える気がするのに、確実に真っ黒く印付けられた絶望感。
著者プロフィール
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